以前にも書きましたが MD30倒立フォークの啓発です。


MD30の倒立フォークはプロテクターにカバーされているので

パッと見はインナーチューブが見えません。

オフロードコースなどで使われているユーザーさんは フォークがフルストロークする事が多いので

比較的インナーチューブの錆は出難いですが

モタードや一般ユースの場合 約半分ぐらいしかストロークしない事が多く

気が付けば点錆が出ている事があります。

純正パーツでも もうインナーチューブは生廃で簡単に交換というわけにはいきません。

最悪外注で「再メッキ」という手法がありますが 比較的高価につきます。

なので定期的に注意深くチェックが必要です。

またオーバーホールの際 オイルシール交換は必須ですが

ガイドブッシュ上下のチェックも怠らないように。

このブッシュがヘタると初期作動が硬くなりゴツゴツ感が出ます。

MD30の倒立フォークは非常に優秀でオフロードでもちゃんと機能するサスです。

スプリングが柔らかいだけでダンパーは粘性が強く質感が非常に良いです。

オイルシールが漏れないとオーバーホールしないユーザーが多いですが

パーツ♯10・12・21があるうちにオーバーホールしては如何でしょう。

メーカー推奨はエンジンオイル交換毎にフォークオイル交換となっています。

フォークオイルのほとんどは鉱物油で出来ているので 使わなくても酸化劣化するからです。

オイルがヘタると常温で粘度が高く 温度が上がる(使用時間が長い)と粘度が低くなります。

ヘタっていないオイルはこの差が少ないのです。(安定する)

------------ Icing on the cake -----------


私の場合はフォークプロテクターの横を削除しインナーが見え易くしています。

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