Flame

このベース車両は‘98の国内限定車です、言うまでも無く登録は出来ません。

しかし良いタイミングに恵まれ 書類付のフレームが手に入りました。

その書類付のフレームに入替えますが この仕様は走りに不必要な保安部品は一切排除して

本来のレーサーとして仕上げてゆきます。

<フレーム> メーカーHPより
軽量・スリム・コンパクトな車体と、軽快な旋回性や走行安定性を実現したセミダブルクレードルフレーム。
ホイールベースは、1425mmに設定。XR250Rに比べ僅かに25mmの延長にとどめたコンパクト設計としている。
リアフォークピボットは、エンジンを直接取り付ける同軸構造を採用。エンジンマウント用のクロスパイプやステーを不要とすることで、軽量化を図ると同時に、リアタイヤが路面から受ける衝撃を直接エンジンで受け止めている。
これらによって、全体的に高いフレーム剛性を確保しながら、ピボット部の剛性を適度 に低く設定することで路面からの衝撃を吸収しやすい操縦安定性に優れたものとしている。
リア・サブフレームは、ボルト・オンタイプとすることで、リア・サスペンションのメンテナンス性の向上を図るとともに、転倒によるダメージが発生した場合でもリア・サブフレームの交換で対処出来るなどより実戦的なフレームとしている。

逆輸入車のXRのメインフレーム・サブフレーム・ハンドルは昔からの伝統でクロームモリブデン鋼で作られています。
(国内市販車はスチール製)

クロモリは素材が硬いのが特徴で肉厚を薄くしても強度をキープ出来るメリットがあるので同じ構成でも軽量化が可能です。

(余談)ME06時代 XRフレームは8万円 XLR250Rは6万円でした。


MD30はME08と同じ強度を持たせる為各部にガゼットを入れ補強

サブフレーム脱着式採用で整備性は向上しましたが 転倒などの外的要因でサブフレームは曲がりやすくなりました。



XLR250RとMD30の比較

それを対策する補強キットを製作しました。


コレもかつて販売していたサブフレーム補強キット
リアフレームが脱着式に変わって剛性が弱くなり簡単に曲がってしまう為製作したアイテムです。

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フレーム関連ですがオイルラインにも関わりがある重要な部分です。

エンジンヘッドカバーからフレームのオイルタンクに向けて

ブリーザーチューブというパーツが付いています。


♯5 ブリーザーチューブ

このホースはエンジン内で発生する内圧をフレーム内のオイルタンクに

繋げて加圧し エンジンに戻るオイルを後押ししている役割をしています。

この圧力を遮断するとオイルが循環し難くなります。

大きな圧力ではありませんがノーマルホースは布で覆われたゴムホースです。

確実にその圧力をフレームに伝える為にステンメッシュホースに入替えます。

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