‘79 XR250・500モデル以降
マニアの中で知る人ぞ知るメーカー純正のレース用オプションパーツがあった。
ノーマルで飽き足らないユーザー向けにヒトランク上のパワーが出る
通称「USコンペキット」の設定がありました。
メーカーの設定なので強度や寿命の面で安心して組めます。
私が知る限りは
・ハイリフトカムシャフト ⇒ ノーマルスプリング対応 注1.)
・ボアアップピストン 注2.)
・軽量レーシングクランク
・ビッグキャブレター
・スポーツマフラー ⇒ 軽量メガホンマフラー
・コンペフロントフォークサスペンション
・コンペリアショックASSY
“T. collection”レアパーツの紹介
このピストンはXR200R用ノーマルボア 鋳造ハイコンプピストン(art製)
※ノーマルピストンの頭は真平らです。
注2.)250用鋳造製ボアアップハイコンプピストン 262cc(art製)
※ノーマルピストンの頭は真平らです。
(当時は2サイズオーバーピストンがありました)
社外品:XR500用ピストンキット
注1.)250・500用コンペカム
現在のHRC同様の造り ノーマルに比べオーバーラップ&リフトが広め・高めの設定。
しかしノーマルスプリング対応です。
------------ in addition to that -----------
White Bross社のハイリフトカムシャフト(Mega Cycle) ⇒ 結構エグい
強化バルブスプリング
そして
無限のハイリフトカムシャフト
キャブレターにはPJキャブ(ビッグボア)&今時のダイレクトイグニッション
キャブはノーマルにボルトオンに製作 ハイスロ付き
XR系全機種対応サイレンサー(排気口Ф23)
------------ Icing on the cake -----------
現在 “T. collection”の車輌の中でXL250Sベースで外観XR完コピ
タイヤ:BS GRITTY(XRの純正で履いているエンデューロタイヤ)新品が付いています。
エンジン・マフラー・キャブに至るまでUSコンペフルキットを
組んだ車輌を売り出し中です。
(詳しくは問い合わせください)
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MUGEN BAJA COMMANDER Kit
このフルキットを組めば47PS発生
エンジンフィーリングは2ストのようだった。
------------ That's all -----------
=回顧録=
私が二十六ぐらいの時ですから‘81発売から6年経過時の話です。
休みの日は決まって近くの河川敷でひたすら1日中練習に明け暮れていました。
特に真夏 200で10gは使い切っていました。
いつもの常連や2スト勢は10分ぐらい走っては休み ひたすら走っているには私だけ・・・
逆に「そんなに連続でよく走るね」と良く言われました。
今思えば無尽蔵のスタミナがあったようです。
そんな中 仕事の帰りにカワサキの営業所に立ち寄った時(受付の女の子がかわいかったから)
バイクの世界でありがちなその女の子の取り巻きがいつも多くいました。
ひょんな話しから その取り巻きの「長」らしき人が私がXR200Rに乗っていて
河川敷で練習していると聞き 「あんたか XR200Rで結構なラップで走っているヤツが居ると
聞いていた、でもなレースとなるとそのラップは当てにならない。それがレースだ。」と言ってきた。
すると「勝負しよう」と言うではないか。
私にとってど〜でもいい話なので適当に受け流していましましたが「逃げるのか」的なことになり
やることになった。どうやらそのコースでも取り巻きが「このコースでこの人に勝てる人は居ない」と言う。
KX80乗りらしいが その女の子もあっち側のようだ。
大きな排気量のレーサーでも負けた事が無いという。
当日その河川敷でお互い練習ののち2人でのレースが始まる。
スタートから私が先行して周回を重ねる事になったが
その度に差が空いて行く。
途中ずるい事にエスケープして私のすぐ後ろにつけるが展開は一緒だった。
結果私の圧勝に終わった。
その「長」は無言のまま帰っていった。
その後 カワサキに行っても会う事は無かった。
何処にでも「井の中の蛙」って居るんだなと思った。
世の中には“上には上が居る”と思っているので それを励みに日々練習するのでした。
------------ That's all -----------