今日通勤途上 近道に使っている狭い裏道

普通車なら離合が難しい道幅 20メーター程の区間

暗黙の了解で先に入った方が優先される

そこを通り過ぎたあと 対向からR35がやってきた

スカイライン繋がりの「仲間意識」はやはりある

どういうリアクションをするだろうかと 運転席を見ると

小柄な女の人だった 顔が2/3ぐらいしか見えない

その運転している様は前が見難いのかアゴが上がっている

当然のようにナンのリアクションも無い

視線をこちらに向ける気配も無くすれ違った

日産も企業努力が進んでますねぇ

確かR35のDVDにお年を召したご婦人が凍りついた路面の上り坂で

楽々と発進していく情景があった。

要は誰でもどんな悪条件でも楽々運転出来ますよ〜 て言う事

R32に乗せてもらった時もそうだった。

当時バブル期だったと思うが街中の至るところで見かける事が出来た。

それも小さな子供連れのファミリーで

乗って分かったのだが至れり尽くせりの装備

体感も少なく知らない間に出ているスピード

実に居住性が良く申し分ない

R35になるともっと楽に運転できるであろうことは充分想像出来る

走りに集中出来ると言うことなんだろうが 自分が操っている感というより

乗せてもらってる感が私にとっては強い。

幾重にも重なったフィルターを通した体感 ダイレクト感がないというか

速ければ何でもいいと言うわけではない

スカイライン創設者櫻井眞一郎さんも本来のスカイラインを逸脱していて苦言を呈していた。


以前何処かで書いたと思うが 2000のS130Zと2800のセリカXXを持っていた頃

帰省のタイムアタックでS130Zはジャスト2時間 XXは2時間10分

クルマも少ない深夜 メーター読みで○○○km/h巡航で走行

私としては同条件で何度もトライした

その10分を縮める事が出来なかった


S130Zはバケツを被って叩かれたような室内音 ハンドルにしがみついて緊張しながらの運転

XXは室内も実に静かで乗り心地も良く 片手運転 同じハイアベレージでも緊張感は無い

当時8台クルマを所有していて いざ断捨離する時迷わずXXをリストに入れた

良く出来たクルマなのは言うまでも無いが なんの愛着も沸かなかったからだ

乗っていて面白くないのだ

私的にはR32もその部類に入っていて R35ならなお更だろう 

最新のテクノロジーを満載したイマドキのスーパーカーだということは認めた上で

興味はまったく無い

この感覚は分かる人と 理解に苦しむ人が居るだろうが・・・

私の場合クルマを楽しむという事は そう言う事

=END=