AUTO SPORTS

コイルスプリングについて












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68年にスカイラインもモデルチェンジし早4年目を迎えていた。

その間50勝し以降 ロータリー勢の攻撃にあって次第に苦しさを増してきたのも事実であった。

富士スピードウェイのフルコースのラップタイムも2分の壁を破るもの目前というところまできていたが

重量の大きいGT-Rはポテンシャルはほとんど引き出したといってよく 大幅なタイムアップを望む事は

難しいのは明らかであった。4代目スカイラインも目前であったので GT-Rのレースも終わりに近づいていた。

72年5月の日本グランプリを目指して更に戦闘力を上げる準備が進められた。

マツダの新型サバンナRX3を主力とするロータリー勢は 更に戦闘力を上げる事が可能であり

打倒GT-Rを目指している筈だった。時期は排気公害対策で開発部門の応援が得られなくなり

クルマのチューニングすべて我々だけで独自に実施せざるを得なくなった機会に

車輌とエンジンについて全般的に見直した。足回りの見直しでは 不等ピッチのコイルスプリング

試作して走行テストを繰り返し ようやく固まってきた。

新しいオーバーフェンダーもコレまで以上に空気抵抗を小さくするものが完成した。(ブリスターフェンダー)

=青地康雄著書より=

ハコスカ系のスプリングを見ると純正では

GTノーマルスプリング                   GT-Rノーマルスプリング


NISMOレース用スプリング


日産スポーツコーナー 富士用レーススプリング


そのレプリカ

いずれにしても等ピッチが主流

最終ワークスGT-Rに装着されていた不等ピッチコイル

動画を見ていてもロールが少ない割りにしなやかな動きが見て取れる。

2023年になっても未だ等ピッチが主流の中 不等ピッチを体感してみたい。

初期作動の動きが良く 沈むにつれて腰が出るのは明らか

心当たりがあるのはコレしかない

早いうちに組み合える事にした。


=END=