You TubeでHT・GT-Rをフルレストアする動画があった。

詳しくは動画を見て欲しい。



かねてよりこのスタッフはHT・GT-Rのフルレストアを手掛けるのが“夢”だったという。

ドンガラを塗装剥離しての 本当のフルレストアだった。

それも完全フルノーマルに拘るらしい。

ボルトでさえノーマルの再メッキと細部にまで拘っている。

エンジン(S20型エンジン)はメタルがダメなようでO/Hを外注に依頼

予備のエンジンをひとまず載せるという贅沢さ

パーツ類は日本から調達しているようで 見ている限り金に糸目はつけないような徹底ぶり。

塗装をめくった折 元色が「スカイラインブラウン」だったようで元色に戻す。

こんなレアなHT・GT-Rが海外に流出しているなんて・・・

しかし国内でGT-Rの造詣に浅いオーナーの元にあるよりは良いかも。


出来上がったHT・GT-Rがこちら

ただ日本から取り寄せたマフラーがいかん 某ショップのオリジナル爆音マフラー

オークションなどを見てもノーマルはなんとかありそうなのに 残念。

エキパイもシルバーに塗られていた事 ステンなのでバフ掛けして欲しかった。

それと最後までエンジン音を聞けなかったのが残念。


この車両はいくらで手に入れたのか 今回のレストアは総額いくら掛かったのかも気になる。

なかなかのモノになるのは想像に明るい。

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=スカイラインブラウン=


メーカーがハードトップGT-R発売当時 初めに公表したのがこの一枚

=Webより=

初期KPGC10に存在したレアカラー 1970年式 日産 スカイライン HT 2000GTR

KPGC10のデビュー時には「スカイラインブラウン」というボディカラーが設定されていた。

初代スカイライン2000GT-Rのボディカラーのイメージとして 真っ先に思い浮かべるのが

やはりシルバーメタリックかホワイトではないだろうか。なかにはスカイラインレッドと呼ばれた

赤いボディカラーを思い浮かべるマニアもいるかもしれない。

だが 2ドアハードトップのKPGC10の初期型に設定されていた 「スカイラインブラウン」を

最初に挙げる人は まずいないと思われる。というのも 発売当初は不人気で 発売された台数も

少なかった為遭遇することもほとんどない。

もはやその存在が都市伝説化しているスカイラインブラウンのKPGC10。


510ブルーバードやフェアレディZなどに設定されているサファリブラウンと混同されていることが多いが

実際のスカイラインブラウンはもう少し違った色みをしている。サファリブラウンは少し黄色みが強いのに対して

スカイラインブラウンはクリームっぽい肌艶を感じさせる優しい印象の色だ。

ただし 当代きっての高性能車として人気を博したスカイラインHT2000GT-Rには

少々似つかわしくないイメージはいなめない。

新車当時からシルバーやホワイトよりも人気がなかったであろうことは 

今見ても容易にうかがい知ることが出来る。

1972年モデルのカタログにはGT-Rはシルバーとホワイトの設定のみなのが分かる。



昭和45年9月のサービス周報の表示


メーカーカタログの色 やはりサファリブラウンとは色合いが違うようだ。


当時の広報車だが画像が古いので本当の色が伝わり難い。

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このホームページの何処かに書いたがエブロの1/43スケールで数年前に

このスカイラインブラウンを最初に発売したのが再燃した切欠ではないかと思う。

私にしては いまごろ?と思った。

でもココに目を付けるなんてエブロスタッフにもマニアが居るなと感心もした。

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Ignition model 1/18


Rocky Auto 所有のKPGC10



今や希少価値の高いこの2台(元色なら) 皮肉にも発売当時は不人気色だった。

------------ postscript -----------

4ドアのハコスカにこの「スカイラインブラウン」を塗るのは違うと思うデ。


=END=