概算で様々な排気量のエンジンを何回転回すには1気筒当たりどのくらいのベンチュリー径がいるかを
算出する計算式がある。
T:ベンチュリー計 mm
V:総気筒容積 g
i:シリンダー数
η:最高許容回転数 rpm
係数:0.8〜0.9と幅があり 今回は間をとって0.85で計算
※ただ低速よりのベンチュリーを出したい時は0.8
高速よりのベンチュリーを出したい時は0.9で出せば目安となる。
S20型エンジンで算出すると ピークパワー7.000rpm設定で
T=40.945mm
S20型エンジン キャブレター:MIKUNI N40PHH‐3 ベンチュリー径:40mm とほぼ一致
※一般市販車の場合 理想ベンチュリー径よりマイナス1〜2mm小さいキャブが使われている事が多い。
低速を使いやすくする為だ。
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日産自動車スポーツ相談室のフェアレディZ用ターンフローヘッドの2.868cc
係数:0.85で算出
T≒43.58mm
日産自動車スポーツ相談室のキャブレター:SOLEX 44PHH
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自分のエンジンを検証
L28型エンジン 5.200rpm 2.752cc
係数:0.85 T≒41.51mm 係数:0.9 T≒43.95mm
現在240Z用SUキャブを装着 キャブレター:HJG46W-8型
逆算:ベンチュリーФ46はピーク回転6.400rpm
ノーマルメーターのレッドが↑上図のように丁度良い表示
ただし9.000rpm対応の強化バルブスプリングにNISMO74カムシャフト装着なので
どちらかと言えばオーバースペック
SOLEXとOERは持っているが おそらく付ける事は無いだろう。
※負圧キャブのベンチュリーは強制開閉式の≒2mmダウンに相当
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ちなみに
L20型エンジン 1.998cc 6.000rpm
係数:0.85 T≒37.99mm
L24型エンジン 2.393cc 5.600rpm
係数:0.85 T≒40.17mm
となる。
昔からこの排気量にはコレと大体定番化しているので多くは分かっていると思う。
ただやみくもに大きなキャブを選びがちだが 自分が望むエンジンフィーリングの目安を先に出すべきものです。
選んだパーツを組んだエンジンを生かすも殺すもキャブ次第。
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