GT−Rに見られたくて、R仕様にしているわけじゃない。 GT−RのオーナーにはGT−Rへのこだわりがあるように、オリジナルなスカGのオーナーには RのパーツとL型のパーツをひとつひとつ組み込みながら、自分だけのGT改が仕上がっていく これで完成という終わりはない。 しかし、そのおわりのない完成に少しずつ近づいていく達成感がたまらなく嬉しい。 歴史を紐解くと、GT−Rに手が届かないからGT−Rを真似てその雰囲気を楽しむことが出発点だった。 「にせ物」とか「バケR」とか呼ばれ、R仕様のオーナーは申し訳なさそうにGT改を転がしていた。 しかし、L型エンジンの隆盛やQ車ブームなどの時代背景の中で、GTにGT−Rのパーツを多用することが、「にせ物」や「バケR」を 創ることと必ずしもイコールではなくなってきている。 自分のスカGへのこだわりとしてGT改をR仕様というスタイルで表現する。 いつしかR仕様のオーナーは、「にせ物に乗っているから」から「自分のだけのGT改に乗っている」という かくして、R仕様はGT改として市民権を得ていくのである。 PS:オリジナルのGTが次から次へとモデファイドされ、その原型をとどめるスカGが少なくなっていくことを 現行車と現役でわたりあえる昔のスカGを熱愛する者に GT改・・・R仕様・・・は応えてくれる。 今、「GT改」エンブレムを、全てのKGC−GT改・・・R仕様・・・のオーナーに向けて・・・。 |