私は子供の頃から何故か“ゼロ戦”が好きで惹かれるものがあった。
性能が優秀で敵国が恐れていた と。
※種類はあるものの 総称して「ゼロ戦」と記します。
「人殺しの道具がかっこいいとは何事だ」と思われるかもしれないが
国の威信を掛けて命を楯に戦うだけに 失敗=“死”を意味する。
ソレは置いといて 当時敵国の戦闘機に負けない性能を追求したカタチが
ゼロ戦の姿なのです。
性能最優先 レーシングカーと同じ機能美が成せる技
究極のカタチなのです。
当初は無敵の称号を得て恐れられていた存在だが
敵は眠っていなかった。
ゼロ戦を上回る性能の戦闘機を開発し 次第にゼロ戦は劣勢に回ったのです。
このような流れはレースデビュー以来 GT-Rの台頭から劣勢に至る時勢と重なるのです。
コレはどんなものでも同じかと思います。
またこのゼロ戦とスカイラインを開発したプリンスの技術陣は無縁ではない。
※詳しくは NHK プロジェクトX プリンス R380 ラストファイト 名車よ永遠なれ を見てください。
弱小企業だったプリンスの技術陣は 合併後我々はどうなるのだろうと不安になっていた、
もう自分の技術を揮える事は無いのではないか と。
日産陣営は「我々にその技術を教えてください」と 車両開発の部署に配属された。
やり方は中島飛行機当時と同じようにスカイラインGT-Rを磨き上げこの世に出したのです。
これらのノウハウが一般市販ハコスカにフィードバックされている。
私が乗っているハコスカもフレームボディのレイアウトはGT-Rとほぼ変わらない事で
レースを席巻した“あのGT-R”を体感出来るのは“幸運”の一言。
櫻井眞一郎さんや青地康雄さん 高橋国光さん 砂子義一さん と生き証人が亡くなっていく中
その意思を受け継ぎ 活きるハコスカを乗っていきたいものです。
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現存するゼロ戦はかなり少ないようだが 今の平和な日本の空に飛ばした催しがあった。
悠々と大空を飛ぶゼロ戦は 戦争の道具だった役割を終え 自由に開放された姿
また違った印象がある。
「未来を頼んだぞ」と残った日本人に託した未来が今に当たる。
日本人の人間力が大きく落ち 平和ボケした姿を見れば 先人に申し訳なく思うが
平和なこの空を自由自在に飛び回る姿を見れば
戦争で亡くなった英霊は 喜んでいるに違いない。
私にとって“ゼロ戦のオーラ”と“ハコスカのオーラ”は同じ“かほり”がすると感じていて
日本人の底力の集大成的な・・・ 何故か重なるのです。
PS.子供の頃はオトナになったらゼロ戦を買い 自家用機として乗りたいなぁ と思っていたぐらい。
無謀ですよね。
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