今借りている店舗のオーナーから 家賃の値上げを言ってきた 先月の話。

頭ごなしに「断る」と言って1ヶ月が経った。

というのも ココが出来てすぐに入って四十猶予年、

4棟あって3分の1は何処か空きがある状態だった。

それもウチだけが四十猶予年間 家賃の遅延も無く払い続けている、

いわば大家にとって 上得意様な筈なのだ。

現在その4棟の中でも一番高い家賃を払っているのだ。

法的には他と値段をあわせる義務は無いようだ、

要は大家の良心次第と言うわけだ。

バブルがはじけた時でさえ 値上げしよった。

5年前ぐらいだろうか 本当に出ようと思って物件を探していると

それを不動産屋が聞きつけたようで 出られるとまずいと思ったらしく

やっと同じぐらいまで値段を下げ譲歩してきた。

しかし同じ条件ではなく ウチが微妙に高いのだ。

もう「辞める」と決めていたので 後もう少しなので我慢して契約を延長した。

ココ最近物価が上がってきたので すぐに値上げを決めたようだ。

打診して一度断って 1ヶ月経って「やっぱり値上げする」と言ってきた。

せめて半年後の契約期間が切れるまでこのままでと言う条件を 大家には飲んでもらった。


それに反し今住んでいる1戸立ての賃貸 もう二十五年以上になるだろうか、

武漢肺炎が広まろうとしている時 これから少なからず仕事にも影響が出てくると思われるので

半年だけだけど家賃を下げたいと思っていると不動産屋を通じて連絡をくれた。

それも2割に当たる金額だ。

店子を案じて自発的に値下げを言ってくる大家さんって 居る?

この時 人としての“段”の違いを痛感した。

先を見て 「損して徳を取る」 コレは自分にも肝に銘じている事だ。

目先の損得にとらわれるな という事だ。

こういう人には礼を尽くすべきだし 反し店の大家には何のリスペクトも無い。

ウチをATMとぐらいしか思ってないのだろう。

同じ人でもココまで違うかと “段” ステージの違いを感じたのでした。


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