1969 10月 日本GPに向け R382を富士でテスト傍ら 横にR380A−V改が・・・


1964 5月 第二回日本GPでプリンス自動車(S54CR)はポルシェ904に惜負

コレを切欠にR380の開発が始まった。

R380もプリンスからニッサンへ移行された経緯はあるが

R380-T型 ⇒ R380A-T型 ⇒ R380A-U型 ⇒ R380A-U改型 ⇒ R380A-V型 ⇒ R380A-V改型へと進化、

実に6モデル。

1970 9 6 富士インター200マイル まで 永きに渡り磨き上げられた。

エンジンは「GR8」、S20型エンジンの基になったモデルである。

S20型エンジンは レーシングエンジンGR8を超えたと言われるが すべてのノウハウはGR8から得られたもので

活かされての事だ。

HT・GT-R KPGC10Rは最終264PS/8.400rpmまでに達した。

GR8は最終型R380A-V改型で 250PS/8.400rpmまでに至っている。

主役をR381にバトンタッチして以来 優勝というプレッシャーから解き放たれ

長きに渡り 更なる性能向上に邁進する事が出来たのです。

中心となって統括していた人物は櫻井眞一郎氏・青地康雄氏である事から

R380の開発ストーリーはまったく公開されていないが

GR8を基に得たノウハウをS20に投影して あの戦績が達成出来たのです。


その足跡を追ってみよう。

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プリンス R380−T型

プリンス R380A-T型

ニッサン R380A-U型

ニッサン R380A-U改型

ニッサン R380A-V型

1968 3月以降 待望のワイドタイヤが手に入った、ファイアストーンと英ダンロップの2候補。

グリップの点でやや劣るものの コーナリングで限界を超えた時に挙動が穏やかなCR65 Mk.V

フロント:4.75/10.00−15 リア:6.00/12.00−15 が実践では有利と判断された。

ワイドタイヤの採用でコーナリングスピードは狙い通り大幅に向上し タイムも短縮された。

その一方で リアのグリップが増した事で強いアンダーが出た為 対策としてノーズの左右に

アルミフィンが追加された。またコーナリングスピードの大幅な向上により コーナーで

リアの押さえ込みがまだ不十分で安定性が欠けた為 ダッグテールにアルミのスポイラーが追加された。

ストレートのスピードはリアフェンダーの拡大 フロントスポイラーの追加のせいで

幾分低下したが ラップタイムに影響は無く いかにコーナリングスピードの向上が見られたか分かる。

ニッサン R380A-V改型


R380A−V改 最期のレース `70 富士インター200マイルレース

サイドに「愛のスカイライン」ハートマークステッカーが・・・


1970後期 プロトタイプカーによるレース活動をメーカーが手を引きつつあった時期

R380の部品は不足しつつあり R381の後期に使われた太いサイズを

使用せざるを得なくなり 富士の長いストレートでスピードが伸びず 苦労したと言う。

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プリンス R380 T型 205bhp/8.400rpm スタート

1965 7 3 村山工場付設 テストコース シェイクダウン

1965 10 14 谷田部スピードトライアル

1965 10 29 第12回東京モーターショー R380スピードトライアル仕様出展

A−T型

1966 5 2 第3回日本グランプリ 1位♯11 砂子 2位♯10 大石 4位♯9 横山

1966 10 PRINCEと日産合併

A−U型

1967 第4回日本グランプリ 2位♯10 高橋 3位♯12 砂子 4位♯9 北野 (優勝:ポルシェ906 生沢)

A−U改型

1967 10 7 速度記録挑戦

1967 10 東京モーターショー R380A-U改 スピードトライアル仕様出展

A−V型

1968 5 2 日本グランプリ 2位♯21 黒澤 3位♯22 横山 4位♯24 大石 (優勝:カレラ10 生沢)

1968 7 21 富士1000km 2位♯3 砂子/高橋 優勝:カレラ910 長谷見/片平

1968 9 22 鈴鹿1000km 5位♯7 大石/黒澤 R:♯6 北野/横山 優勝:トヨタ7 福沢/鮒子田

A−V改型

1968 10 19 NETスピードカップ 優勝♯15 北野 2位♯12 黒澤 3位♯14 大石 4位♯16 横山

1969 5 11 フジスピードカップ‘69 優勝♯21 黒澤 2位♯22 砂子

1969 7 27 富士1000km 優勝♯9 北野/黒澤 6位♯10 高橋/砂子

1969 オーストラリア遠征 シェヴロン6時間耐久レース

1970 7 4 北海道スピードレース・オープニングレース 優勝♯1 高橋 2位♯2 砂子

1970 9 5 富士インター200マイルレース 優勝(クラス)♯20 北野

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Nissan GR8 Engine


Nissan S20 Engine




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