You Tubeにアップされていたベストモータリングの映像
日産R382のレストア後の初シェイクダウン
筑波サーキットでの走行だった。
ドライバーには黒澤元治選手を招きドライブする。
R382では‘69 日本グランプリの優勝を飾ったのが黒澤元治選手なので ソレに相応しい。
そこに櫻井眞一郎氏が訪れ 黒澤選手とは日産を離れ32年ぶりの再会となった。
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黒澤氏はすぐに気付き櫻井氏に歩み寄った。
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この抱擁は黒澤氏と櫻井氏の深い“絆”を物語っていた。
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黒澤氏が歓喜の涙を流されたのが感動的だった。
お互い「会いたかった」と。
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走行後 コース上で当時R382の開発にまつわる話に花が咲いていたが
黒澤氏は櫻井氏を「おやっさん」と呼び 櫻井氏は黒澤氏を「クロ」と呼んでいた。
マシン開発に全勢力を傾ける時代に「悔い無し」と言えるほど専念出来た事を懐かしんでいた。
実にうらやましい限りだ。
櫻井氏は黒澤氏の繊細な感受性に絶大の信頼を寄せていたようだ。
その後NSXの開発に大きな貢献をした事でもその技量が伺える。
もうこんなシーンを見ることが出来ないのが残念だが 貴重な映像だ。
R382というモンスターマシンを筑波で走らせるには ちと狭いコースだが
エンジンが完調になったらもう一度乗ってみたいと言っていた黒澤選手、
是非富士で実現して欲しいものだ。
PS.R382は日産が直接手を付けず 当時の有志を募って再生されたと聞く。
年月が経っていても“腕”は落ちていない事がすごい。
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