ショート動画で 看過出来ないものがあった。
それは「暖機はエンジン寿命を短くする」的なモノ
それも多い事多い事
なかには整備士らしき人がふんぞり返って話しをしている。
「朝エンジンを掛け5分ほど待つ もうそれは完全に時代遅れです
昔はキャブレター 今はインジェクション
エンジン内部の温度を自動で最適化してくれるのでアイドリングでの暖機は不要。
むしろ燃費を悪化させ カーボンを堆積さエンジン内部を痛める。
しかも回転が低くオイル圧が低いまま潤滑が不十分なまま回転してしまう。
正しい暖機は30秒〜1分暖機し 走行しながらあっためる。
走行中にオイルが循環しすべての部品が均等に温まります」だって!
「アイドリングは回転が低くオイル圧が低い」確かにそうだが アイドリングでどれだけのオイルが噴出しているか
見たことが無いヤツが言う事。実際は水鉄砲で飛ばすほど出ているのだ。
アイドリング時にカーボン? 条件は同じどころか走ると言う事は負荷が掛かるので
濃い燃料を必要とする、そちらの方がカーボンは出易いし汚い排ガスが出る。
またエンジンをオーバーホールすると暖機しているモノとしていないモノはすぐ分かる。
ピストンの裏が焼けているのだ。
まだオイルジェットを装備しているクルマは多くない。
暖機が少ないと ピストンが充分膨らんでいないので 首を振りシリンダーに縦傷が入り易くなる。
ピストンの冷却の多くはクランクからの跳ね上げで潤滑している。
オイルが温まっていないと粘度が高く跳ね上がらないのだ。
アイドリングでピストン温度は上がり 裏に残ったオイルが焼けて色が付くのです。
そしてピストンピンも潤滑不足によりコンロッドの部分が痩せ ガタが出てきます。
それとカムシャフトとロッカーアーム もしくはその接地面の油幕切れで傷が入り易くなる。
「エンジン内部の温度を自動で最適化してくれる」? ⇒ 温まっていくのは制御されておらず 一緒じゃ!
ミッション デフ ブレーキ サスペンションなどは走る事で均一な温まり方をする?
ミッション・デフは摩擦で熱が出るが ある程度距離を走らなければならない。
最近のクルマはFFが主流 特にミッション・デフはエンジンからの熱で温まる方が先。
こんな素人を騙すような嘘を多くのプロという名の素人?が流布しているのに
この業界もダメだなと かなり落胆・失望した。
最近のエンジンは精度も材質も上がっているのには間違いないが
実際は冷間時はピストンクリアランスは大きい コレは今も昔も変わらない。
圧縮は低いがオートチョークによって濃い燃料が供給され“ボコ”つく事無く すぐに普通に走れるだけだ。
濃い燃料によって排ガスは通常より汚いガスが出るが触媒によって黒煙は出ない。
オイルは温まるまで粘度が高いので 近年は0Wとか5Wと低いものが使われるようになっただけだ。
顕著なのは特にキャブ仕様 ある程度温まらないとボコついて走れない。
その点インジェクション(コンピューター)仕様はエンジン始動と同時に普通に走れる(↑上記)ことから
どんどん「暖機」と言う概念が無くなるのも分かる、しかしダメージは関係なく進んでいる。
クルマは使用回転域が低いので 粗が出難くいだけなのだ。
クルマがインジェクションになって「もう暖機なんて要らない」と普通に言われるようになった事も覚えている。
な〜んも考えず すぐ走れるからだ。
出来ればアイドリングの回転が下がるぐらいまで「暖機」するのがベストでしょう。
極端な話 6気筒中1気筒死んでいてもコンピューターの補正により分からない人も居るぐらい
良く出来たコンピューターなのだ。
この間違った流布は捨ておけない。
暖機しないクルマはライフは短い事に間違いないのだ。
=END=