スカイラインはプリンス系 フェアレディ・ブルーバードは日産系(DAT)のルーツを持つ

元々は別の会社である事は今更言う事では無いだろう。

プリンスの前身は中川良一率いる「中島飛行機」

零戦を設計・製作していた企業。

零戦が登場した時には 米は「戦わず逃げろ」と言われたぐらい性能・運動性は群を抜いていた。

戦後 この技術を何とか役に立てないかと電気自動車に着手、

そして自動車へと軌道変更されていった。

第一回日本グランプリ惨敗を切欠に「プリンス魂」に火が付いた。

S54CR開発時には

横Gによるオイルの偏りによるトラブルに零戦に使われていた「ドライサンプ」を採用
(スカベンジングポンプ)

そして戦時中戦闘機に使われていた鋼板を繋ぐリベット(鋲)は頭が出ていた、

空気抵抗を軽減する為にツライチになるリベットに変更された。


これらの発想はプリンスにも活きていた。

三代目スカイラインGT-Rをレースに投入し 繰り返しテストする中で

ドアやフェンダーなどの段差がある事で発生する空気抵抗、

段差を埋める“目張り”をして走らせる事も度々あった。

まさに平らな鋲に繋がる発想

技術陣にとっては性能を引き上げられる可能性がある症例は惜しまず着手した。

性能に寄与する「出来る事はすべてやる」 コレがプリンスには根付いている。

零戦は戦争の為に生まれたのであるが F-1マシンのような機能美の集大成、

要らないものは尽く削除 装飾品も無い。

そう言った意味で洗練されたカッコよさがある。

当時の感覚で言えば “男”くささ

みたいな・・・

特にKPGC10は同様の雰囲気(オーラ)を感じるのです。

PGC10で得たノウハウを より速く走る事が出来るよう根本的から見直し改良された。

空力に不利な箱型スカイラインはプリンスの流れを汲む“証”なのだ。

逆手にとって 不利なモノを克服するために技術力を伸ばす事に重点がおかれた。

ただこういった開発行程を知らなければ そのスカイラインが持つオーラも感じないだろう。

多くの「ただかっこいい」と言うだけで乗っている人たちには

何を言っているかは理解出来ないだろう。

それだけ三代目スカイラインには意味深いものがあるのだ。

私にはハードトップスカイラインには 戦闘機に通ずるコンセプトを感じるのだ。


東北の大地震が起きた同じ年 九州の阿蘇地震が起きた。

その復興の願いを込め 現存し実働する数少ない零戦が熊本上空を飛んだ。(米所有)

戦後八十年の時を超え 震災があったとはいえ 平和を取り戻した日本の大空を飛ぶ零戦

本来の目的とは無縁になった今 自由に飛ぶ姿

日本を守ってくれた先人達はナニを思うだろうか

感慨深いものがある。

「未来を頼む」と命を捧げた英霊達は 今の日本を見てどう思うだろうか

顔向けが出来ない事は確かだ。

------------ Extra Edition -----------

“目張り”と言えば 1971 3 20 富士300kmスピードレース

通算50勝目 高橋国光選手のワークスGT-Rだけが

ボンネットからフロントフェンダーに掛けて目張りがされている。(前日の晴れた予選でも)

都平健二号にはされていない。

その♯15号にはレース前に エンジンルーム内にケミカル剤のようなスプレーを塗付している映像が・・・

何故なのか


=END=