古の時代から名工が作った名刀がある。

ただよく切れる道具というだけでなく 作者の“魂”が宿っている。

=名工の心得=

刀は切れ味を尊しとす、しかし切れ味のみを追い求めれば 遂には殺人の凶器と化し生涯身を滅ぼす元となる。

平静はひたたかも人を傷付ける事無く 一旦緩急あれば金城鉄壁といえどもこれを両断する。

これが真の名刀。

切れ味だけに走れば ひとつ間違えば殺人の凶器と化す邪険の層がある。

狂騒にして傲慢 その心が表れたのが真の名刀。

刀は心で打つもの。

この心得はハコスカをこよなく愛するものに通ずる。

ただ性能を引き上げたい為手段を選ばず だったり

性能を落すような見た目に走り だったり


もう多くを語ることはあるまい すべてはここにあるのです。

その“ひととなり”というか姿 佇まいを見れば一目瞭然  「仏作って魂入れず」ではハコスカが台無し

スカイラインは名工が“魂”を宿してくれた。

そのスカイラインに携わってきた名工が心ならず次々とこの世を去っていく中

プリンス魂に恥じないハコスカ造りハコスカ乗りを引き継いでゆくのが我々の使命だと私は思う。

その目を養う精神が大事。




誰もが金を出せば持てるこのご時世だが

これらが通じぬ輩のハコスカは“死に体”

何が“恥”であるかも分かるまい。

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