あるユーザーさんからMD30 初期BAJAのフルオーバーホールの依頼があった。

現状は当時のオプション ローシートにリアキャリアがついていました。

ノーマルのデジタルメーターが見れないので 外品のメーターに入替える。

エンジンフルオーバーホールの内容は

=明細= 250改270cc(MD30) エンジンフルオーバーホール

・強化カムチェーン
・クラッチセンターカラー
・FCC強化クラッチディスク
・クラッチプレート
・オイルフィルター

ガスケットA
・ヘッドカバーガスケット
・AI250ヘッドガスケット
・ベースパッキン
・ステムシール 
・シリンダーベースO-リング 

・ピストン(270cc)Kit

・軽量カムスプロケット
・プラグ #9(抵抗無し)
・慣らしオイル (MOTUL 3100)
・強化カムチェーンテンショナー
・クランクベアリング
・6oロングスタッドボルト
・ドライブシャフトオイルシール
・シフトシャフトオイルシール 
・メインシャフトベアリング 
・カウンターシャフトベアリング 

ガスケットB
・クランクセンターガスケット
・クラッチカバーガスケット
・フライホイルカバーガスケット

・コンペカム 
・ロッカーアーム 
・アジャストボルト 
・↑ 〃 ロックナット 
・軽量ロッカーアームシャフト 

  加工・工賃

・270ccボーリング加工
・A(腰上)オーバーホール
・ヘッドオーバーホール(バルブ組替え)
・バルブシートカット
・バルブ擦り合せ
・↑ 〃 ラッピング(カーボン落とし)
・B(腰下)オーバーホール
・クランクセンター出し
・クランクベアリング入替え
・クラッチセンターベアリング入替え
・ドライブシャフトRベアリング入替え
・エンジン脱着

  その他の装備

XR250(MD30)通勤快速セット

・コンペカムシャフト ⇒ ↑上記
・PJФ34キャブキット
・フライホイル超軽量加工  
・点火進角加工

・インテークダクト加工

“断捨離パーツ”ME06純正マフラー
・エキパイ ⇒ 持込済み

予備パーツ
・外品レギュレーター

=追加=

・スィングアームシャフト抜き作業
・超細密ボーリング加工
・ピストンサイドスリット
・フロントフォークブーツ BK

・メーターASSY 
・BAJAライト&配線削除
・フロントCRF-Xマスク備品パーツ&ステー
・メーターベース製作一式 
・スチールキック(ショート)
・スピードメーターワイヤー(ロング)
・CRF-Xマスク
・サイドスタンド(ショート)
・NEW“バキッ”と効くブレーキシステム

・サイドフレームガード切り取り
・フロントブレーキパット
・フロントハンガーピン 
・リアブレーキパット
・リアハンガーピン
・チェンジペダル加工
・フロントウィンカーステー
・ウィンカー側ステー 
・調整式クラッチASSY 

=追加=
・強化シフター
・フレームドレン
・↑ 〃 ワッシャ 
・レンサルハンドル

・安全装置配線処理
・Lグリップ

スーパーデルタプロリンク 

・スィングアームベアリング
・オイルシール
・L.スネルカム(パーツ代)
・ブレーキホースガイド、ナット(パーツ代)
・チェーンガイド(パーツ代)
・チェーンスライダー(パーツ代)蒲鉾型

・リアアクスルシャフト代替品

=追加=

・エアクリーナーBOX
・ブリーザーキット
・マフラー中間ジョイント
・マフラークランプ
・フロント BS TW-301 3.00−21
・リア BS TW−302 4.60−18

以上

※追加は合間合間にご来店の度 追加発注を頂いたものです。

当初はエンジン&通勤快足セット ハンドル周り(メーター含む)

がメインでしたが 加速が速くなる分止まらなくなるのでブレーキの強化をお勧めしました。

その後 BAJAライトには拘らないと言われるので シンプルなCRF-Xマスクに変更。

ひょんな話から米在庫ラスト1本のデルタプロリンク用のリアショックをオーダー、

中古スィングアームを利用してデルタプロリンクを組む事になりました。

その時エアクリーナーBOXがやれていたのとマッドガード取り付けステーが折れていたので

エアクリーナーBOXを新調しました。

最後にタイヤですが 私個人の意見でフルサイズのロードタイヤは重く 見た目の迫力が無いので

お勧めのトレールタイヤに入替える事になりました。

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そしてBAJAが出来上がりました。


BAJAなんですけど低重心で スプリンター的フォルムに変わりました。


車高の変更により 跳ね上げ型のサイドスタンドに変更


フォークブーツは黒 新型“バキッ”と効くブレーキシステム(ケブラーホース)に変更 パット・ピンも新調


ウィンカーは自然に見えるでしょうが 逆車と同じように作り変えるのは大変なのです。
そしてCRF-Xマスクボルトオンキット ハーネスが硬化して硬く マスク内に納めるのが大変でした。


基のクランク・ミッションの程度が良かった為 使えるパーツをフル投入
機能部分は新車のエンジンといっても良いでしょう。
ブリーザーキットがもう無いので 作るのが大変でした。
オーナーさんの指摘もアリ チェンジペダルのノッチ変更が出来るよう 加工を施す。


実質最後となるでしょうスーパーデルタプロリンク
リアアクスルが無かった為 代替を模索、見つかりました。チェーンは新型T-リングチェーン。
サイドスタンドの跳ね上がりもかっこいい。
エアクリーナーBOXのフタ側はもう無いので塗装しました。
デルタプロリンクはあえて「付いている」と言わない限り ノーマル然としている為 気が付くヒトは少ないです。
この“ネコ足”でいつもよりプラスαのトラクションを掛ける事が可能になります。


「山椒は小粒でもピリリと辛い」的な 侮れないマシンが出来上がりました。
振り回してタイトを含め 速い存在です。


XRなんだけど XRの雰囲気でないこのフォルム 伝わるかなぁ〜


欲を言えばリアキャリアを外し ナンバー位置を上に持ってくれば もっとスパルタンな雰囲気になるでしょう。


対面の“スーパーデルタプロリンク” パット&ピンも交換 フレームガードもノーマルをカット


エキパイはラフロを持ち込んでもらいました。そして今は無きスチールキックアーム。
もう在庫が薄いPJキャブ、ココが味噌。
意外とエアクリーナーBOXを入替えるのは大変。
フレーム側のストレーナー掃除とドレンを新型に変えました。


ウチお勧めのレンサルハンドル シンプルなメーター周り 新型“バキッ”と効くブレーキシステム
調整式クラッチ&ホルダー 安全装置も削除。


新型のマスターはレバーが短く鍛造製 指1本で充分制動力が得られます。
PJキャブのセットで90度無い開度のスロットルホルダー(ローラー入り)


マフラーは私が進めた“断捨離パーツ”に出していたME06マフラー、
下から上までフラットでトルクが乗ります。そして心地良いエキゾーストノート(XRらしい音)。
消音器は脱着可能。車体には加工することなくボルトオンにするのは 意外と大変でした。
重量も軽く シングルに必須のチャンバー構造。


オーナーさんの要望もあり 車高を2cm前後下げました。

着座した時に 「なんとコジンマリしたポジションなんだろう」と 第一印象。

思わず“やる気”になってしまいます。

手を伸ばせば すべてが手の範ちゅうにある感覚。

使い勝手がいいのが一番。

オーナーさんのインプレで 「慣らしが大変」と言っておられました。

回転を抑えようと思っても エンジンが回ろう回ろうとする。

久々に聞きました、以前は良く言われた感想でした。

私にとっては「褒め言葉」です。

また一台 「この世に残したいマシン」 が出来ました。

------------ replenishment -----------

ユーザーさんからインプレが送られてきました。



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