以前も触れた事があるとは思いますがDoug
Henryさんのご紹介です。
AMAモトクロスでホンダワークス そしてヤマハワークスで活躍された選手です。
ホンダワークス時代ジャンプでの転倒で背骨骨折 一時下半身不随状態から復活、
ヤマハでは初の4サイクルモトクロッサーでの参戦。
回を追う毎に成績を出し 今では4サイクルが当たり前の時代になっている。
その先駆け 先駆者として活躍された選手です。
2スト乗りが4ストに乗り換えていきなり好成績はまず出せません、
乗り方が違うからです。
そのエンジンの特性をいち早く理解し 良いところを最大限に引き出す素質が要るからです。
今まで見ている中でなかなかこのような逸材は多くは無いです。
ウチとしても4サイクル主体でやってきて雑誌などのインプレで有名人を連れてきますが
そのほとんどは自分が気に入るかどうかで評価されてきました。
今まで染み付いた2スト乗りが抜けないのです。
その点このDoug Henry選手はクレバーで走るラインもまったく異なり たしかYZ400Fのデビュー戦で
いきなり優勝という快挙を成し遂げました。
本来はホンダの選手を応援していましたが Doug Henry選手が出ているレースでは
ヤマハを応援していました。
排気量は大きいもののレギュレーションで認められたマシンだけに2スト優勢の時代に
割り込んで優勝をかっさらう まさに“下克上”、かっこいい事です。
いままでウチがやってきた事を髣髴させてくれます。
その以前に私が好きだった時代(1985年頃)でDavid
Bailey選手やDanny Chandler選手も
脊椎骨折で下半身不随になった選手です。
二人とも選手生活の中で全盛期にケガを負い実に残念でした。
David Bailey選手はその後車椅子レースに舞台を変え活躍しモトクロスの解説者として業界に貢献されています。
Danny Chandlerさんは後継者の育成に尽力を注がれ 数年前に残念ながら他界されました。
一方Doug Henryさんは下半身不随ながら未だバイクに乗り続けている事に感銘を受けました。
バイク好きなんだろうね〜
これ コレなんですよ 熱い情熱って
ベイリーさんもマグーさんもココまでして乗らなかったし まず諦めるよね〜
すごい やれば出来るの象徴です。
勇気や元気をもらえます。
私の場合はいつまでバイクに乗れるかの挑戦もありますが
無理はしない事 気が乗らない時は乗らない事
要はマイペースを守る事が秘訣だと思っています。
今年はバイクを降りた同年代の常連さんが多かった。
You Tube こちらを見てください。
=END=