今 ME08のエンジン修理が入っています。

それはドライブシャフトのフロントスプロケット部分 スプラインが舐めたらしく

ME08もMD30も そのシャフトはすでに生廃となっています。

オークションなどでも都合よく 欲しいパーツが出ているはずも無く

エンジンASSYはあるが この系列のエンジンは結構高額が多い。

“金”にいとめはつけないというヒトは良いのですが 多くはユーザーは諦めざるを得ない。

ME08は国内登録台数は少なく 非常に希少なバイクとなっています。

この1点の不具合で ただの「オブジェ化」 カタチはあるのに乗れないのです。

以前ココでもと 啓発はしました。

ME08・MD30だけではなく XR400Rも同様です。

このユーザーは以前ウチでオーバーホール&チューニングしたエンジンで調子は良いそうです。

この絡みが無ければ断った話なのですが ウチのユーザーさんなら仕方が無い、

治せるのです。

今となってはオーバーホールに必要な純正パーツが もうメーカーに無く

手持ちのパーツは残り少ないので 有効に使いたいのです。

実際 ホンダドリームのメーカー直営店でも MD30のオーバーホールは「出来ない」と

断られたユーザーが居ました。

このスプライン舐めに加え シフトのシャフトも曲がっている。

コレが曲がると分解時でも抜けなくなるのです、コレもすでに生廃パーツ。

なんとか曲がりを修正し 再使用しなければならない。


そんな中 “はっ”とした。

XR400Rは対策パーツは確保していますが 我が試乗車“シュラウド佐西号”は

まったくノータッチ・ノーチェックだったのです。

試乗車は結構過酷な使い方をします、どんな走りをするのか を試すので

全開や強烈なエンブレなど スプラインには結構キツい使い方です。

あわてて 佐西号の現状を見てみた。


良かった、目立った凹みも無く 無事でした。

以前から言っていますが フロントスプロケットは純正を使ってください。

外品はクリアランスが甘く “ガタ”を誘発するからです。

------------ Talk on behalf -----------

当店試乗車“シュラウド佐西号”はリアサスは「デルタプロリンク」を入れています。

基本チェーンケースは付けませんが 現在は公道の試乗のみ。

スィングアーム周りが「寂しいな」と思ったので 簡素なチェーンケースを付けてみました。


------------ Talk on behalf -----------

その佐西号に今 A-LOOPならぬ V-LOOP化を進めている。

結局 A-LOOPのシートを流用せざるを得なくなったが このシートには弱点がある。

純正のシートベースは樹脂で柔らかさを持つが このA-LOOPシートはプラスティック、

多くは部分のツメが割れて無くなっています。

ひどいものなるとのタンクの勘合部分も割れているものも・・・

それだけ力が掛かるということなのだろう。

そのプラスティックが幸いして クラックや欠けが無いヒビであれば瞬着で補修可能です。

このV-LOOPに使うシートも例外無くツメが折れていました。

外付けのステーを作ってみた。


今のところシートはバラさないので 外から補修してみた。

あと シートレザーの入替えや配色 形状の修正が残っている。



自作でタンクデカールを考えようと思っていましたが 本業も進めなくてはならず断念。

純正で使えるものが無いかと探したら 一応ありました。


もともとの佐西号のデカールに良く似ているが コレをベースにアレンジする事にした。


To be continued.