先日 関東の方からウチでチューニングした400が現状の調子と今後の準備すべき事の相談で

遠路遙々乗ってこられた、同時にオイル交換も。

着店すぐお迎えすると エンジンが冷えないうちに私が試乗する事になった。

キック一発目 「カポッ」っといきなりケッチンが来た。

続いて いつも通りガス抜きをするが 何度キックしても掛からない。

ケッチンが来たと言う事は火は飛んでいる証拠、

あとは燃料の問題だけだ。

何度キックしても初爆の反応も無く掛からない。

何度も繰り返し息が上がってくると オーナーさんが意地悪そうな表情で一言(半笑い)

「私が掛けましょうか?」

永い事この商売やってきて まさかそんな一言をもらうとは・・・ 初めてだ。

「ココに寄る前にスタンドでガソリンを入れ すぐにエンジンは掛かった」 と言う。

最近私もキックする機会が少ないモンで 「私も落ちたな」と動揺があった。

ウチにとっては“屈辱”の一言。

ココは潔くオーナーさんに任せた。

オーナーさんも最初掛からず 「えっ なんで」とキックを繰り返す・・・

オーナーさんも息が上がってきて 遂に断念。

先にオイル交換して エンジンが冷える間少し時間を置こうか と提案。

オイル交換に掛かる時にしゃがんだ時 ふと何気にキャブが目に入った。

キャブがインマニから外れているでは無いか!

そりゃぁ 掛からんわ

私が一発目キックした時に ケッチンが来て吹き返しで外れたようだ。

400のノーマルキャブは600・650のノーマルキャブ同様 チュークの板に逆支弁が付いている。

吹き返しが来た時に圧力を抜く為のものだ。

PJキャブはその仕組みが無い為に 圧力をもろに受け外れるのだ。

頻繁にあることでは無いが たまにある事。

オーナーさんはキャブが外れる事が不思議らしく 「何で何で」と連呼していた。

オイル後 キャブを嵌めて再始動 一発で掛かった。

「私が掛けましょうか?」の表情が頭に焼き付いて忘れられない


試乗する前に100km/h前後でエンジン音が唸って スピードが出ないと言っていた。

いつものテストコースの直線で 道の半ばで対向のクルマが居た。

半分の距離で4速 120km/hオーバーは出ていた。

クルマをやり過ごして もう半分、

やはり 4速120km/hオーバーは出るし 回転も回り切っておらず まだまだ余裕がある。

出るじゃん!

通常はこの半分の距離ではこんなスピードは出ない。

「三種の神器」まで組んだ400は 650R+”通勤快足”を置き去りにする 性能が半端無いのだ。

“地上最強のXR”と言わせしめる所以なのだ。

久々にMAXイジった400に乗って「速え〜っ 半端ねぇ〜」と 私自身“悦”に入ったのだった。


昔から250でもチューニング後 スピードが出ないというオーナーが居て

私が乗るとノーマル+20km/h前後は出る。

どうも最高速の出し方が分かっていない人が多くなってきているのを感じる。


この前 これらの事があったのです。


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