またまた ふと最近思った事があるのですが・・・
最近のバイク乗りを見ていて 特にオフロードバイクはダートを走るのに大変筋力を要し
体力的には非常にしんどい乗り物だと言う事を知らないんじゃないかと。
少しでも河川敷のコースや林道 サーキットなどを走った方は分かると思うのですが・・・
通常の「足」やツーリングのみに使っているユーザーには ピンと来ないかも知れませんが
最近のユーザーさんたちを見ていて ふとそう思ったのです。
私はバイクを通じていきなりオフロードから始まりました。
すぐに仲間が出来 知らず知らずのうちに遊びでダートの広場を練習がてら走るようになり
そうしているうちに「あいつには負けたくない」と刺激され 暇さえあれば練習するようになりました。
そんな中全日本モトクロスという競技を目の当たりにして あんな凸凹路面を信じられないスピードで
走る姿、すごい高さや飛距離を滑空するのを見て 衝撃を受けたのです。
そのコースも走ったことがあるので 速く走る難しさを身を持って知っていたからです。
国際A級のライダーは私たちライダーにとって「神様」的存在だったのです。
言うまでもなく走るその姿は めっちゃカッコいい
必然的に自分も速く走れるようになりたいと憧れるようになるのです。
バイクに乗って早い段階でXRに出会えた事は非常にラッキーでした。
一般市販車との違いを身を持って経験出来たからです。
乗り手の技量もありますが マシンの性能も大きく関わってくるのです。
この京都に来て競技をするようになりました。
エンデューロやスプリント 限られた時間の中で誰が速く走るのかを競う競技。
一般にはアメフトやサッカーに匹敵する運動量だと言われているのをご存知でしょうか。
プロのモトクロスライダーなどはブルースリーのようなカラダをしています。
それだけバイクを操るのに筋力や体力が必要なのです。
原動機が付いていながら“楽”出来るどころか めっちゃしんどいのです。
週一ぐらいの練習なら 次の日は階段の上り下りが「罰ゲーム」状態になります。
私が最終悟った事は当たり前ですが レースが終わるまでどれだけアクセルを開け続けられるか です。
ソレには体力と気力が要となります。
しんどくなれば必然的にアクセルは緩んでしまいます、そこで競技は終了 自ら諦めた事になるのです。
ヒトの体力には容量があり無限ではありません、カラダがしんどくなると気力も失われます。
いかに体力を温存して最後まで走り切るかです。
そう見ればマラソンに似ているような気がします。
私が走った一番長いレースは 一人で12時間と言うがあります。(前述済)
結局は自分との戦いになるのです。
辛さに耐えかねて自分に負けるか 耐えて勝つか
もしバイク道があるとすれば 究極突き詰めれば自分と向き合うものだと思うのです。
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