その後 第二弾

二度目の電話があった、カムシャフトのお約束の部分に巣が出かけているので交換用のコンペカムが欲しいとの事。

その時に分かっている事だと思うが ロッカーアムやシャフトも同時交換する事を確認の為聞いたところ

分かっていなかった。いろいろな話をする中でカムチェーンおよびカムスプロケット交換も当然する前提で聞いて

みたところ入っていなかった。「えっ カムチェーンって伸びるんですか?」だって・・・

2万5千キロ走行でオイル消耗も早く マフラーから白煙を吐いているという。

極め付きは問題のシリンダーを聞くとリング交換のみで対応しようとしているようだ。

まっ まさかの展開だ! あり得ない。

目の前に外したシリンダーがあるらしく 段付き摩耗している部分を触って確かめるよう言ったが分からない様子。

そこまで来たところで「お客さんと相談しなくては」と言う、予算だろう。おそらく¥5〜6万で出来ると言ったにちげぇ〜ねえ。

今まで他店で良く聞いたオーバーホールはリング交換がメインで ちょっとマシなところはバルブの摺り合わせでフィニッシュ。

前にも書いたが国内市販はオーバーサイズの設定が無い 通常ならシリンダーとピストンを交換と言う事になる。

こんなオーバーホールだから5〜6千キロで同じような白煙を吐く、そこで店主曰く「いくらオーバーホールしても距離は

新車の時のように耐たない、新車に乗り換える事をお勧めします」と言うのが定番だ。

普段あまり他店と絡むことは無いが 今更ながら久々に俗に言う「普通のお店」のレベルを思い知った。

でもお店を選ぶのはユーザーさんだ、ユーザーの認識やレベルに比例するのだろう。

「オーバーホールなんて何処の店に出しても同じレベルで仕上がってくる それなら安い方に出す」的な

思慮の無い浅はかな考え・・・ 未だに多いのが現実です というか 以前に比べ増殖拡大中。

それはそんな世界では無い事に気付く人なのか 無頓着な性格なのか ユーザーが試されているのです。

実にいろんな意味でひどい話だ。