New project

かつて私が学生の頃 夢のバイクがXRであった、国内のトレール車はエンジンも非力で足も弱かった。

同じ国内のメーカーが輸出向けに本格的なオフロード車を出していた。いわゆる輸出向けのディチューン版が

国内で販売されていたオフロード車であった。

H:XR⇒XL Y:TT⇒XT IT⇒DT K:KLX⇒KL KDX⇒KMX(KE) S:DR-R⇒DR-S PE⇒TS

その輸出向け車両の存在を知った時 やたら腹が立った、国産のくせに国内にはお茶を濁したような車両で

海外向けに本腰を入れている事に。若い勢いでXRに乗ってから国内トレール車には乗れなくなった。

当時はモトクロッサーの足に強力なエンジンを乗せたオフロードファンにとって夢のバイクであった。

特にヨーロッパ向けにYAMAHA HL500と言う4スト最強のマシンが販売されたようでかなりのインパクトがあった。

ホンダでも‘85だがHRCでRFVC500ツインキャブエンジンを載せたスペシャルマシンもあったようだ。

またスペシャルカスタムバイクの紹介でRM+SP370もかなりかっこ良かった・

カワサキKLX系も

これらに混じってXRもスタイリング的にはひけをとっていなかったと思う。

しかし やはり当時のモトクロッサーのサス性能はXRよりもっと良かったのは言うまでも無い。

だからこの仕事についてRVF250Rを製作したのでした。

------------ And when the flow -----------

最近 たまたまネットの映像でそそる車両が目に入った。

このビンテージカスタムバイク むちゃくちゃかっこいいではないか!

USではヴィンテージMXも盛んらしく 米人は本当に楽しむ事がうまいと思う。

そしていつかこんなバイクを作ってみたいと思うようになっていた。

車両のベースは何が良いだろうか?私の候補としてはやはりホンダになる。


1979 CR125R


1980 CR125R


1981 CR125R

私の年代になるとこの3候補だろうか・・・

やはり車体がコンパクトな125ccベースを選んでしまう。 

私的にはやはり‘81が好きなのだがやはりココはツインショックであろう。

暇を見ては車両を物色するがなかなか思うようなモノは出てこない。

当時はなかなかの台数が売れていたが意外と中古を見ない、主に輸出に使われているのだろうと

思っていたが今になってもやはり思うようには出てこない。

もうこうなれば手持ちの‘81XR200Rのフレームを改造してツインショック仕様に作り変えようかとも考えた。

しかしなかなか思うように計画は進まない、形が酷似しているタンク、シートまでは用意したのだが・・・

そうしている内に幸運が訪れた。五体満足とは言えないが何とか使えそうなベースが出てきた。


これを下映像↓レベルまで仕上げなければならない。


この1979年型だ、どうせ造るなら勿論美しく ちゃんと走るモノでなければならない。

1979年CR125Rの特徴はフロント23インチが採用された事 同年のXL250、500Sも同じだ。

ギャップの走破性を狙ったものだったがジャイロ効果が大きくコーナーで寝難いと言う特性もあった。

モトクロッサーではこのモデルだけで翌年からは21インチに戻っている、ライダーの評判も良くなかったのだろう。

=構想 RVF−Vintage計画=

今現在 不自由なくオーバーホールやメンテ可能なパーツ構成でなければならない。

本来であればXL‐S系のエンジンを選ぶべきであろうがチューンはさておきオーバーホールでさえままならない。

とすれば現実問題 XR200RのエンジンにするかME06のエンジンにするか迷うところだ。

200は車体とのバランスはあっているだろうが非力だろうなぁ〜

と言う事はRFVC250エンジン + 通勤快足

それに取って置きの“来るべき日の”エキゾーストシステム(メガホンフルエキゾースト)

また23インチのフロントタイヤが無いのと あのジャイロが嫌なので21インチ化が良いだろう。

チェーンラインが今と逆なので左に変更しなくてはならない、ノーマルリアホイルも使えなくなる。

18インチドラムブレーキにまるっと変更。外装も新調。

詳しくは現車が来てからだ 課題山積だが楽しみだ。


To be continued.