<エンジン> ●低・中回転域での力強いトルク特性や高いトラクション性能はもとより、ライダーの意思に忠実に反応する優れた
レスポンス性を合せもった空冷・4サイクル・単気筒エンジン。 燃焼効率に優れたRFVC(放射状4バルブ半球形燃焼室)機構の採用。 軽量・コンパクトでオイルの冷却性能の向上に寄与するドライサンプ潤滑システム。 過酷な条件でオイルの油温の上昇を抑え、耐久性と信頼性の向上に効果的なオイルクーラーを装備。 ライダーの疲労を軽減させ、低振動に寄与する一軸バランサーを装備。 キックスタートを容易にするオートカム・デコンプ機構を装備。
<フレーム> ●軽量・スリム・コンパクトな車体と、軽快な旋回性や走行安定性を実現したセミダブルクレードルフレーム。 ホイールベースは、1425mmに設定。XR250Rに比べ僅かに25mmの延長にとどめたコンパクト設計としている。 リアフォークピボットは、エンジンを直接取り付ける同軸構造を採用。エンジンマウント用のクロスパイプやステーを不要とすることで、軽量化を図ると同時に、リアタイヤが路面から受ける衝撃を直接エンジンで受け止めている。 これらによって、全体的に高いフレーム剛性を確保しながら、ピボット部の剛性を適度 に低く設定することで路面からの衝撃を吸収しやすい操縦安定性に優れたものとしている。 リア・サブフレームは、ボルト・オンタイプとすることで、リア・サスペンションのメンテナンス性の向上を図るとともに、転倒によるダメージが発生した場合でもリア・サブフレームの交換で対処出来るなどより実戦的なフレームとしている。
<サスペンション> ●オフロードでの走破性に優れ高い剛性の前・後サスペンション。 フロントは、φ43mmの正立ハイブリッドタイプを採用(ストローク280mm)。カートリッジタイプのダンパーによって、路面追従性と限界性能の向上に寄与している。 リアは、熱ダレしにくいピギーバックタイプのダンパーを装備したプロリンクとすることで、乗り心地に優れ限界性能に優れたサスペンションとしている。(アクスルトラベル300mm) フロントは、圧側16段階、伸び側12段階、リアは、圧側18段階、伸び側16段階の減衰力調整機構を装備することでセッティングの範囲を広くしている。
<カラーリング> ●燃料タンクに「XR」のロゴを大胆にあしらった躍動感にあふれ精悍なイメージのカラーリングとしている。 カラーリング名称:ロスホワイト