車両製作状況
エンジンは別項に記載通り すでに組み上がっていて MD30はE/G搭載時にエンジンマウントが
エンジンとスィングアーム勘合式なので“スーパーデルタプロリンクシステム”の装着も同時に行う。
ノーマルスィングアームを外してみた。
ご覧の通り フレームの内側は新車のように綺麗。
“スーパーデルタプロリンクシステム”を構成するパーツは別項
サスペンション
の所に記載 準備済み
スィングアームシャフトを中空に変更しようと手配したがすでに生廃、
ノーマルシャフトを軽量加工した。
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ノーマルのサグを測定しておき デルタプロリンク用のスィングアームを仮組みし1cmロングのサグを出す。
※デルタプロリンクはリンクロッドの長さでサスストロークは自在に設定可能。
リアショック&デルタリンクを組み込む。
ショック&リンク取り付け10mmナットは薄型軽量ナットにすべて入替え。
リンクロッド(コンロッド)の製作にあたり 現車で実測し製作。
昔 当店で製作販売していたマッドフラップスタビライザー(すでに生廃)
この車輌の為に逸品製作。
※サブフレームを跳ね上げメンテナンスする場合 サブフレームを元に戻す時
ノーマルマッドフラップがリアタイヤに当たり フラップ取り付け部分(エアクリーナーBOX側)が
割れる事があります。それを防止する補強アイテムです。
デルタプロリンク完成 同時にエンジン搭載。
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エンジンが載って デルタプロリンクも組み込み完了。
フロントマウントは以前作っておいたドライカーボン&8mm軽量スチールボルト
ノーマルサスストローク:260mmに対しこの車輌のデルタプロリンクは320mmを確保
リアスプロケットにはサンスターのアルミ 40T
デルタプロリンク特有のリンク構成 コンロッドは超ジュラ材切り出し
リアスプロケット固定ネジのナットは軽量8mmタイプに変更
主力の構成が完成し あともう少し
ご期待ください。
PS.エンジンがフレームに載り リアサスが付いた状態で店頭に置いていた。
別件で来られたユーザーさんと話をしていて その話の最後に「今 コレ作っているんだよね」と
“地上最強のMD30”を見せた。
ユーザーさん「来た時から気になっていました、ただならぬ別格のオーラが出ている」と
うれしい事を言ってくれるじゃないか!
分かる人には分かるんだね と。
その姿は上映像↑のそのものの状態。
「最近はその感受性が無い人が多いけどね」とオチ。
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R03 10 05 現在 只今この姿です。
あとはキャブ 電装(小物ユニット) 外装(ライトマスク・前後フェンダー・シュラウド・サイドカバー)
ぐらいでほぼ完成ですが 塵も積もればとは言うものの それほど重くなるように思えない。
現在 毎日出し入れしていて思う事
なんせムチャクチャ軽いのです。
とりあえず押すのに桁違いに力が要らないのです。
完成が楽しみだ。
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キャブレターやエキゾースト系も無事装着。
各部電装ユニット(ヒューズBOX・ウィンカーリレー・C.D.Iなど)を取り付けて行くうちに
メインハーネスで使わない無駄な配線やキャプラーを排除しなければならない事に気が付いた。
別件で2点ジュラ材で作っておきたいモノがあった。
それはチェーンガイドをサポートするプレートとレギュレーター用のヒートシンクです。
今後はもう需要が無いので作りませんが・・・
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=
重要
=
この部分は結構重要なパートです。
MD30はドライサンプ形式でフレームからエンジンに配するオイルパイプの付け根に
ストレーナーが付いています。
この部分に意外と繊維の綿ゴミのようなモノが付着・堆積しています。
画像のような状態でもエアガンなどで圧力を掛けると ストッキングのように全域にゴミが付いています。
オイルが入っていても流れは約半分近く制限され オイル切れ同様の症状が各部に出てきます。
少なくとも年イチ チェックするよう心掛けてください。
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まだ完成ではありませんが 大体の雰囲気を見てみたくて 仮に外装を付けてみました。
試しにヴァイタルオリジナルシートを付けてみた。
カラーリングを含め まだまだ変更する可能性が大ですが 一応カタチになった。
------------ At a later date -----------
ほぼ完成の域に達してはいるのですが 本業が忙しく作業が進んでいないのですが
毎日出し入れをする中 この“地上最強のMD30”は触る度にすぐに思う事があります。
とりあえず“軽い”
CRF250Fもイマドキのバイクの中では軽いのですが その体感は比較にならない。
逆輸入車の同じ250(キック車輌)レベルでもない。
来店頂いたお客さんに何も言わず「このバイク押してみて」と言うと
「軽っ 何コレ」と誰にでも分かるレベル。
今まで直で体感したのはミッションのWPC加工がかなり大きかったですが
その体感を上回るモノ。
やはり頭の天辺から足のつま先までトータルで仕上げた賜物だと思います。
自分でもココまでやればこんな事になるんだと感心しました。
まさに“唯一無二の逸品”と自画自賛しています。
------------ Wait a little time -----------
今は令和4年1月末 やっとエンジンに火を入れることが出来た。
当たり前ですが いいねぇ〜
アクセルレスポンスといい MD30ベースではあり得ないこのフィーリング
ウチ初の手心を加えないフルキットは初めての製作です。
MD30やME08のチューニング車を突き抜けた感じは否めない。
想像以上のえらいモンが出来た。
各パートの試算が出ました、改造費総計)¥1.792.752‐(税別10%)也
細かい備品は入っていません。
(勿論車輌本体代金も入っていません:車体本体査定¥300.000‐計算
単純に合算では\2.092.752‐也)
=価格算出決定=
ヴァイタル スピリット 最初で最後のワンオフMD30
“地上最強のMD30”コンプリート ・・・\1.196.376‐(税別10%)
登録諸費別途
以上 よろしく御願い致します。
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