かねてからの懸案事項? XR400R最後の“宿題”
今の仕様でももう充分な性能が引き出せてはいるのですが (実例:XR650Rの”通勤快足”仕様よりも加速は速いです)
“地上最強のXR400R”として まだひとつ宿題が残っています。
だいぶ前に告知はしましたが いろいろありまして頓挫していました。
事の始まりは4サイクルモトクロス参戦時期
バランサーを抜きクランク単品でバランス取りをしたり
700gのインナーローター仕様だったり
様々な事を試してきました。
そのひとつにスチールバルブをチタンバルブに変更する事でした。
チタンの軽さは同じ体積で比較するならスチールの2/3 (アルミは1/3)、
なので 補助的な役割でバルブをチタンに変えても極端な効果は無いと思っていました。
しかし モノは試しと一度組む機会がありました。
エンジン始動後 軽くブリッピング
すると なっ なっ ナンなんだ このレスポンス
ツキを良くするものを多く組んだり加工しているのは皆さんご存知の通り、
いつものPJキャブにハイスロ
早く開け過ぎて“ボコつく”ようなアクセルワークは身に染みてやることはない。
それにしてもCRF-Rに近いアクセルレスポンス。
意図的に何処までやればボコつくのか 早め早めに開けてもアクセルについて来る。
なるほど コレだけの効果が見込めるのであればメーカーは力を入れるのも良く分かる。
しかしRFVCエンジンにそのままチタンバルブを組んで走ると
30分耐たず壊れる事が判明!
15分ほどエンジンを掛けた後 バラして見たところロッカーアームがバルブを
押す部分が潰れかけていた、RFVCエンジンの構造上そのまま組む事は無理。
効果を目の当たりにして断念せざるを得なかった経緯があるのです。
しかし諦めきれず
どうすれば通常通り実用化できるかネチネチと考えていた。
ある手法に加工できればうまくいくはずだと思いついた。
それには腕の良い業者さんに加工を委ねなければなりません。
その業者さんに現物を見せ このように加工が出来るかどうか見てもらった。
以前似たような加工をお願いして出来ている実績があるのです。
しかしそこの大将も私と同じ結構なジジィなので 以前どうやったかを覚えてないという。
とりあえず依頼を出す事にしました。
前もって言っておきますがコレが成功したとしても販売は考えておりません。
私に残された大きな宿題なので なんとしても「使い物になるようやってみたい」だけなのです。
ただの“意地” |