この度　CB２５０RSのオーバーホール依頼が来ましたのでそれを例に取りご紹介してみよう。

＝送ってきたエンジンの仕様＝

1981年新車から、数年に渡り少しつづ手を入れた箇所は

ボアアップ→３００ｃｃ
カムシャフト
クラッチスプリング、以上無限MX300
軽量クランク＆バランサー
インテークバルブ
キャブインシュレーター、以上USホンダXR250スポーツキット
ヘッド＆ポート、ピストンピン、インシュレーターを都内有名？ショップにて加工
そして以前にもお話した、キャブレターがレクトロン！
そして仕上がりは…？？

　エンジン分解状況

※スタッドボルトも錆びているので交換したいがすでに生廃。

↑　カム、ロッカーアームの状況は悪くないが　カムに巣が出かけており　ロッカーアームにも当たりがきつくなっている。

※ロッカーアームシャフトは生廃

↑　お勧めは純正USコンペカムを持っていますのでそれが良いと思います。ハイカムはハイカムですが今のＨＯＴＣＡＭの

ように山が尖がっていなく緩やかなタイプですのでフラットで低速よりトルクも乗りよく回るカムです。

※純正カムは対応できるものがすでに１種類しか無くなっている。

↑　今やレア品無限３００ｃｃピストン　すでにガス圧が抜けており　ピストンの裏も焼けている、これは充分な
　　　暖機運転を行わなかった証拠でもある。出来れば高寿命に出来るサイドスリット加工は施しておきたい。

↑　バランサーチェーンも良く伸びてオーバーホール時には必須ですがすでに生廃。幸いな事にアジャスターの
　　　調整範囲内でしたので調整で対応。過去に切れた例がありますので代替品を考えておきたい。

・オイルポンプも今にしてみれば決して強いものではないので変えておきたいが　すでに生廃。トロコイドASSY交換で
　対応。

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あと　ウチのお勧めとオーナーの要望で

・ケイヒンPJ３６キャブキット
・フライホイル超軽量加工
・強化バルブスプリングセット
・純正USコンペカムシャフト（タコメーターピン加工含む）

４点追加でオーバーホールを行う。