メーカー情報
------------------------------------------------------------ 新設計エンジンを搭載するなど不整地での走破性を一段と向上させた オフロード走行専用車「ホンダ XR250R」を発売 ------------------------------------------------------------ 本田技研工業(株)は、粘り強く扱い易い出力特性をもつ新設計の空冷・4サイクル・単気筒エンジンを搭載する
とともに、フレーム、足廻りをも一新し、不整地で一段と優れた走破性を発揮するオフロード走行専用車「ホンダ
XR250R」を発売する。
このXR250Rは、世界各地の過酷なラリーレイドやエンデューロレースで培った技術をもとに開発したもので、
XRシリーズに一貫した考え方である軽量・スリム・コンパクト・タフネスにくわえ、ライダーの技量に応じて
「自由自在」に操れることを徹底追求し、より幅広いライダーがオフロードライディングの楽しさを堪能できる
オフロード走行専用車である。
エンジンは、新設計の空冷・4サイクル・単気筒・OHCで、優れた吸・排気効率と燃焼効率を実現し、不整地走行で
求められる低・中回転域で力強いトルク特性としながら、高回転域でもスムーズで力強い出力特性としている。さらに、
潤滑システムをドライサンプ方式とし、フレームの一部にエンジンオイルタンク(1.3L)を内蔵することによってエンジンの
コンパクト化とクランクケースの軽量化を実現するとともに、シリンダーヘッドのフィンの大型化とあいまって優れた
エンジンの冷却性能を発揮させている。
また、始動時のキック踏力を軽減させるデコンプ(減圧)機構をカムシャフトに組み込み、キックペダルの始動位置に
かかわらず確実に作動するオート・カムデコンプ・システムを採用している。
ホンダ XR250R ‘96(T)開始〜‘04(R4)最終
仕様
カナダ ヨーロッパ オーストラリア DK(その他諸外国向 例:東南アジア系)
フレームは、エンジンを可能な限りコンパクトに抱え込ませる新構造で、メインフレームの主要部には角型断面鋼管を
採用し、軽量化と高剛性を高次元でバランスさせたセミダブルクレードルとし、サブフレームは着脱式とすることに
よって充分なエアクリーナー容量を確保するとともに、リアサスペンションの調整を容易にするなど、メンテナンス性にも
配慮している。さらに、スイングアームのピボット部をエンジン後部の車体取付部と共用することによってフレームの
小型化と軽量化を実現している。 足廻りは、エンデューロマシンに最適なホイールトラベル(作動)量(前:270mm/後:270mm)を確保するとともに、
フロントサスペンションに、直径41mmの大径インナーチューブと、優れた路面追従性を発揮するカートリッジタイプ
ダンパーを採用し、圧側に減衰力調整機構を組み合わせて装備。さらに、アウターチューブは高強度アルミの引き
抜き材と、鋳造のアクスルホルダーとの2ピース構造とすることで強度と剛性を両立させている。
また、リアは、定評のあるプロリンクサスペンションで、クッションユニットはリザーバータンクとダンパーケースを
一体式とすることで、軽量・コンパクトなものとし、圧側・伸び側に減衰力調整機構を装備することによって、幅広い
路面状況に対応できるものとしている。ブレーキは、前・後共油圧式ディスクとし、フロントに直径240mm、リアに
220mmのディスクプレートに、軽量・高剛性のキャリパーボディと焼結パッドを組み合わせるなど、優れた制動
フィーリングを発揮させている。またフロントブレーキレバーはライダーの手の大きさに合わせて調整可能な
アジャスタブルタイプを採用し使い勝手を向上させている。
外観は、各部に徹底した軽量化を施しながら、一段とフラッシュサーフェス化を推し進めたスリムな形状で、
シートはリアフェンダーと段差の少ない形状とし、前部の表皮の肉厚を厚目にしたツートーンカラーとするとともに、
クッション材には高密度ウレタン材を採用し、オフロード走行で体重移動のしやすい形状としている。
*‘96XR250RT国内限定車のサスペンションは輸出向けと異なり 従来のXRらしくないトレール車並の柔らかなもので競技的にも向いているとは思えない。それ以前のME06系の国内限定はUSと同仕様であったのに なぜ今回だけ・・・?
=主要諸元=
燃費(10モード):通常街乗り 当店データ
ME08:30〜32km/L MD30:24〜25km/L
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目的がエンデュ−ロ専用(競技オンリー)として作られたのでMD30とパーツが違うのは当然だ。
ここでは最新のパーツが唯一フルに組み組まれているCM(カナダ 俗に言うアメリカ仕様)とMD30のパーツ構成の
差を紹介しよう。
=エンジン=
・表記馬力は2PS大きい。
カム(プロフィール) ピストン ピンも含む(コンプレッション 重量 構造) クランク(重量) バランサー(ギア型式)
ミッション(レシオ) フライホイル(キック式) 材質(クランクケース シリンダー ヘッド ヘッドカバー プラス未塗装)
始動性アップにマニュアルデコンプ標準装備 キャブ(強制開閉Ф28相当) エキパイ(太さ) マフラー(メガホン構造)
カムチェーン カムスプロケット エアクリーナーダクト コネクティングチューブ エアエレメント(湿式) ブリーザー
=フレーム周り=
・前にも記しましたが フレームの材質がクロームモリブデン鋼採用(ハンドルパイプも含む) 軽量、高剛性
・エンジンマウント(プレート)がすべてアルミ材(肉抜き方法)、
・ホイルベース
=サスペンション= 国内限定は除く
※基本的にMD30と異なり まったく別物
フロント、リヤ共にサスストローク(20mmアップ) 味付けはまったく別物〜車体を立てても沈まない
三又のシャフト→アルミ 車体の各シャフト類が軽い
=外装=
・タンク樹脂製 ・アンダーガード(アルミ製) ・シート(ウレタンの硬度)
・タイヤの脱着作業が使用工具も少なく一人で出来るよう配慮されている。
=その他=
ブレーキマスターASSY ブレーキホース(ケブラー繊維) リヤキャリパーガード標準装備
シフトペダル(可倒部金属のローレット入り) スポーク
ビートストッパー標準装備 エアバルブ固定はラバー式 リヤリムサイズ→1.85
ヘッドライトH7 35W(プラスティックレンズ) 発電型式2層交流 リヤスプロケット:48T(アルミ製)
※ホンダの従来のマシン造りを見てみてもオフ系で負圧キャブを採用されている例は無い、MD30が初である。
蛇足:(カワサキは歴代負圧キャブを採用している)
ME08逆輸入車の国内販売実績はXR史上極めて少なく 今となってはかなりレアの存在となっている。
メーカー呼称:年式→記号
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