=その後 エンジン搭載=
エンジン搭載時 念の為にフレーム側のストレーナーのチェックを行った。
年1回は見て欲しいのですが私のは距離が少なかったのでしばらくはチェックを怠っていた。
見て良かった、思いの他 ゴミが張り付いていた。
と言うより 結構溜まっているではないか!
随分昔 XR600Rでのロードレーサーをサポートしている時 定期的にストレーナーを見るという
習慣が無かった。エンジンを組み上げ いつものようにエンジン側に1.2L フレーム側に1.2L
オイルを入れオイルポンプのエア抜きをした後 エンジン始動。
5分ぐらいでエンジンストール。
キックで再始動しようと踏んだところ「キィ〜 キィ〜」と聞いた事も無い金属が擦れる音・・・
ヘッドカバーを開けてみるとカム&ロッカーアームが削れているではないか!
オイルっ気も無い・・・ オイルは入っているがオイルが回っていないようだ。
フレームからエンジンにオイルを送るパイプを外したところ 普通ならドッパ〜と流れ落ちる筈なのに
ポタッ ポタッとしかオイルが出てこない。そこでフレーム側のストレーナーを外してみたところ
ストッキングを被せたように布の繊維のようなゴミが前面にビッシリ・・・
結局 コレが流れの妨げになりオイルが入っていながら オイルが回らず焼きついたようだ。
コレが教訓となり定期的にチェックするようこのホームページより注意喚起しています。
そしてエンジン搭載
エラいモンでユーザーさんにあれだけエンジン始動をレクチャーしておきながら
今回の事で流石にトラウマになったようで エンジン始動がちょっと怖い。
最近 キック始動時にケッチンが何度も来る場合 右のステップを外して下まで
踏み切るように言っている。このやり方だとまず掛かる筈です。
例に漏れず私も実戦 すぐに掛かった。
今回製作したオーバークーリングシュラウドはネジ止めなので「共振音」が出ると思っていたが
意に反しほとんど出ていない 静かだ。
5分程度暖機した後 軽くグリッピング、なかなか良いレスポンスだ。
リングを新調した事もあり“慣らし”じみた事も頭に入れておかないといけない。
まずは一安心。
そして新たな課題 先回高速進角C.D.Iを入れ 劇的な変化をしたわけですが
新たにもう一つ良さそうなC.D.Iを試してみたい、数値的には最大進角度は同じですが
ソレまでのベースとなる進角度が大きい特性のC.D.Iです。
この数値であれば今よりも低中速のレスポンスがグッと改善される筈。
ただ心配な事はもっとケッチンが来易くなるかもしれない と言う事。
配線が異なるので手直しをしいざエンジン始動・・・
心配を他所にすんなりと掛かった。
そして実走。
ゆっくりアクセルを開けて行き回転ムラやスムーズさを確認、巡航からの加速は以前と変わらず。
車速を落とし極低まで回転を落とした後にアクセルオン、すると2速や3速でフロントタイヤが浮くのが分かった。
以前の進角型C.D.Iでも極低でアクセルを掛けると回転が持ち上がってくるまでに若干間延び感があった。
勿論ノーマルとは比較にならないほどレスポンスは良いが想像以上に“ガツン”と来る。
出足が速い速い その加速感が回転全域にわたり出るようなった。
あのワイドレンジのレシオで 消しゴムのようなコンパウンドのタイヤが舗装路でグリップを失いそうだ。
ますます面白くなってきた。
ステージTのC.D.Iを廃止し ステージUをオプションとする事にした。
※このC.D.Iは逆車などのバッテリーレス電装のACC.D.Iが付いているタイプには取り付け可能。
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フロントフェンダーは今までXR230のものを取り付けしていた、寸法がワンサイズ小さいからだ。
以前から気になっていたモトクロッサーのフェンダーを今回は入替える事にした。
レーサーのフェンダーはXR系と後ろ側の長さが長い為 そのまま付けるとエキパイに干渉し溶けてしまう。
だがら今まではカットして付けていたが今回はカットはするのですが純正フェンダーの造形が
あまりにも美しいので一工夫する事にした。
カットした下の部分を内側に被らせ その間にスペーサーを挟んでエアが通るようにした。
XR230とほぼ同じ形に見えるが 幅は広く ホリも深い。
またフロント側の落ち込み(垂れ込み)も大きいのでこちらが正解だろう。
上映像↑はXR230フェンダー装着の図
下映像↓がレーサーのフェンダー
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