昔ビデオで河口湖自動車博物館にある通算50勝目にあたる♯15 KPGC10Rが展示してあるモノを見た事がある。

残念ながら今はもう展示は無いらしいが・・・

その切り取り部分がYou Tubeに上がっていた。

展示の際 どのような説明で置かれていたか今はもう探すすべも無い。

果たしてホンモノの高橋国光号なのか!

検証してみる。


=詳細画像=

 

 


ワークス♯15のリアトランクを止めるストラップは2本

 

 

 

 

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多少のデカールの違いはご愛嬌か

 
オーバーフェンダーのカタチが違う(最終型の一個前のタイプ)


ステップ部分に穴が・・・ ボディがGTベースなのか
または補修時にGTのパーツを使ったか


ワークスHT・GT-Rオーバーフェンダー:前後共下まで回り込んでいるタイプ(特にフロントは形状が違う)
何故このタイプの販売がないのか。


リアウィングは逆に歪んでいるし この足見たことない。



ノーマル100Lタンクにクイックヒューエルキャップ ⇒ ワークスは100L住友電気工業アルミ安全タンク


フロントスポイラーが俗に言う「出っ歯型」の汎用品 ワークスタイプではない。


ホイルはワタナベではなく 神戸製鋼マグホイル&専用ナット


R192用アルフィンカバー スタビはノーマルФ12.7(レース車輌でこの細さ有り得ない)


ボンネットは年期が入ったFRP製


エンジンルームはワークスの痕跡は何一つ無い


エンジンはS20型エンジンのド・ノーマルではないかと思う。
上の画像にタコメーターがあるが7.000rpmが上になっていると言う事はチューニングエンジンではない証。


ワークスHT・GT-R


改修前の富士スピードウェイ4.3kmコースでインプレ


総評:明らかに50勝目の高橋国光号ではないのが明らかだが もともと一般ユーザーがレースに使われていた可能性も否定できない。どうせレプリカを作るならばもう少しいろんな部分に拘りをもって作って欲しいものだ。当時レギュレーションではゼッケンに黒縁が入ってないといけない部分も含め。走行シーンもあるが 残念ながら到底ワークスHT・GT-Rの影を重ねる事は出来ない。

------------ Icing on the cake -----------


‘72 富士300kmレース予選時に高橋国光号はフェンダーとボンネット間にガムテープで目張りされている、
微妙な段差による空気抵抗を無くす為に当時は気を使ったとあるが・・・


本レースでも都平健二号には目張りは無い この差は何を意味するのか。


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