通算44勝目 ‘71 6月6日 富士グラン300マイル・レース 

ツーリング・チャンピオンレースB

富士スピードウェイ 6kmコース 15周 90km 出走20台 雨

マツダは海外遠征を切り上げ このレースから本格的国内レースに参戦

日産 vs マツダ 初戦

あいにくの雨の中でのレース。

コースはほとんど水浸しだが それでも雨がいくぶん小ぶりになった午後1時45分にスタートを切った。

焦点は今年の海外遠征計画を中止して国内レースに専念する事になった東洋工業のファクトリー・ドライバー、

26片山義美カペラ・ロータリーと武智俊憲の殴り込み。

マシンはレース初登場のカペラ・ロータリーだ。サイドポートの573cc×2ローター・エンジンは約230PSと言われ 

富士の6kmコースで“2分を切った”と言うウワサがしきり。

これに対するは ニッサン・ファクトリーの17高橋国光と16黒沢元治のあやつるスカイラインHT・GT-R。

こちらもルーカス製フューエルインジェクションをつけて230PS以上と見られており 

まさにがっぷり四つに組んだ戦いが予想された。

しかし このうち武智のカペラ・ロータリーがマシントラブルで決勝には姿を見せず 興味はやや薄れてしまった感じ。

それでも26片山の走り方が大いに注目されたが レースはいつもと変わらず ニッサン2車のブッチギリ。

テール・トゥー・ノーズの状態で抜きつ抜かれつの白熱戦を演じた末 17黒沢元治、16高橋国光の順でゴールイン。

26片山は3位に甘んじた。彼の話では まだ足回りのセッティングが完全でなく 実力を発揮するのはこれから・・・ 

と言う事だから 次のチャンスが大いに期待される。

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