このレースは1.301cc以上1.600ccまでのミドルツーリングカーと1.601cc以上のスーパーツーリングカー混走
合計29台によって争われた。
前日行われた予選では昨年12月にテスト中の事故で負傷後鈴鹿1000kmにつぎ今回2度目の出陣、
bP6黒沢元治スカイラインHT GT-Rがベスト2分00秒05のタイムを出し みごとポールポジションに付いた。
2位は同じくbP5高橋国光スカイラインHT GT-R、3位 4位にはクラス上のbQ4寺田陽次郎カペラを退けて
bW蟹江光正カローラレビンとbX久木留博之セリカが入り グリッド最前列に並ぶ。
それぞれ2分02秒79 2分03秒22とこれまたすばらしいタイムだ。
スタート
午後2時10分 小雨の中でbX久木留博之セリカが良いスタートを切った。
15高橋国光スカイラインHT・GT-R、8蟹江光正カローラレビン、25岡本安弘RX-3、
16黒沢元治スカイラインHT・GT-Rがそれに続く。
1周目ヘアピンは15高橋 16黒沢のスカイライン勢に次いで25岡本カペラが3番手、8蟹江レビン
9久木留セリカは4、5番目だ。しかし直線に戻ってきた時には8蟹江レビンが25岡本カペラを退け
2位16黒沢HT・GT-Rを追っている。
スタート前にオールウェザーからBSスリックに履き替えた16黒沢HT・GT-Rは小雨とはいえ水溜りがところどころに有り
苦しそうである。トップ15高橋HT・GT-Rは2分11秒台のハイペースで2位以下を次第に引き離し
10周目にはその差を10秒以上も開けてしまう。その頃には2位16黒沢HT・GT-Rも3位8蟹江レビンに
ジリジリと差を付け 15周目の時点では20秒近く水を開けていた。そして8蟹江レビンのすぐ後には
21久保田洋史のスカイラインHT・GT-Rが牙をむいて迫っていたのだ。
クラス上の車に囲まれて蟹江の苦戦が続く。
序盤には5位を走っていたbX久木留博之セリカはクラス上のマシンの中で次第に後退、8位まで落ちていた。
ロータリー勢は今回 24寺田カペラが序盤でスピンして遅れた事も有り 25岡本RX-3が5位に頑張っているだけで
スカイラインとトップを争うまでに至らない、今回も例に漏れずロータリーは雨に弱い事を如実に露見した。
19周目 遂に8蟹江レビンが20久保田HT・GT-Rに捕らえられる。
この時すでにトップ高橋と2位黒沢は半周近くも先を走り優勝のチェッカードフラッグを目指して突っ走っていた。
勿論 高橋、黒沢HT・GT-Rのワンツーフィニッシュ。
3位には久保田HT・GT-Rが入り 久しぶりにスカイライン勢が上位を独占した。
8蟹江レビン bX久木留博之セリカは総合4位と8位。
10位のbP0藤田直弘セリカを含めてミドルツーリングカー部門を制覇した。