=検証 ロアアーム=


ロアアームが入ってきた、早速ハコスカノーマルロアアームと比べてみよう。



上映像↑の下のロアアームがハコスカだ。

確かにボールジョイント取り付け穴位置やブッシュまでの距離 スタビライザー穴位置に至るまで同寸法だ。

元から分かっていた違いはメンバーとの勘合部分のブッシュ型式が異なる。



↑:ハコスカ                   ↑:Z


まずは貫通するシャフト内径を比較するとハコスカの方が遥かに大きい。


ブッシュが嵌る外径はZの方が二周りほど大きい。


どうやらボルトオンという訳には行きそうでない。

ブッシュを抜いて穴の内径が同じであればテーパ形状でなくても何とか出来そうなものだが

内径及びボルト径まで違うとなると チと難しい。

ブッシュのスリーブは硬いので加工は容易でない。

増してや取り付けボルトの形状がZはただの貫通ボルトに対しハコスカは取り付けステーに

段付きボルトが溶接されている特有の形状だ。

昔から定番の流用可能パーツなら少なくとも一度なり聞いたはずだがコレは聞いた事が無かった。

理由はこの部分だろう。

知らずにオークションなどの受け売りを鵜呑みにして買うと一般人にとってえらいことになるだろう。

しかしこの補強のリブは捨て難く そそられる。

何とか実用化出来る様やってみるか!

------------ At a later date -----------

つれつれ考えるにいくつか案を思いついた。

     ※基本ロアアーム本体には加工しない事を前提に。

     案:1)Zのロアアームに圧入されているブッシュの内側カラーをハコスカと同径に削り内径を合わせる。

     案:2)ハコスカノーマルゴムブッシュ外側を加工しZに合わせる。

     案:3)外品のウレタンブッシュで合いそうなモノを選び入れる。

     案:4)ハコスカの取り付けシャフトのツバ部分をジュラで製作しZのように貫通ボルト型式に変更。

      またはハコスカノーマルシャフトのツバ部分だけ残しZのように貫通ボルト型式に変更。


まず両車の原寸を測定してみる。
   D1(mm)  d2(mm)
 ハコスカ    33    18
   Z    37    14

幅 L :40mm 共通

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そんな事を考えながらある事を思いついた 外品のZ用のウレタンブッシュが必ず出ている筈。

足回りのブッシュ類はウレタン系は付けず なるべくノーマルゴムを使っていこうとやってきた。

しかしココのロアアームブッシュだけは当時ワークスGT-Rも早いうちにウレタンブッシュを使っていた。

これが気になっていていずれ試してみようと思ってハコスカ用のウレタンブッシュは兼ねてより用意していた。

それも兼ねてZ用の硬いウレタンブッシュならハコスカの方がブッシュ内径は大きいので加工し易い。

捜してみた、ところが1社しか出て来ない 意外だ。

迷わず手配Get

ヘタすると このウレタンブッシュなら金属カラーを抜けばボルトオンで使えるかも・・・

乞うご期待!

------------ Aside -----------

↑上記のウレタンブッシュを入れる為には元から圧入されているブッシュを綺麗に外さなければならない、

このパーツはすでに生廃パーツなのでいずれオークションなどで売れるようにしておかなければ。

万力程度で外れると思いきや なんのなんのビクともしない。

油圧プレスで外せたが100キロ以上掛けなければ動かなかった。

コレがうまくいけば“裏メニュー”で結構需要があると思う。

------------ After one week -----------

待ちに待ったウレタンブッシュがやっと入ってきた。

早速強化型ロアアームをパーツで仮組みしてみた。



狙い通りビンゴ、誂えたかのようにドンピシャであった。

コレで足回りも相当充実するぞ!


The end


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