メーカーのS20型エンジン画像ですが コレはZ432のエンジンです。

同じS20型エンジンでもエキゾーストマニホールドはハコスカとZ432(ケンメリ)では異なる。

この違いには勿論同じエンジンでも特性を換える為だ。


PGC・KPGC10型 ♯14202‐A0205


Z432・KPGC110型 ♯14002‐R4202(5500)

エキパイの条件として等長形式が最低条件だがメーカーが作るエキパイは最短距離を意識している。

集合部分の距離を変える意味は 短い場合:レスポンスは上がるが 上が延び難くなる。

長い場合:レスポンスは落ちるが 上が延びる傾向にある。

あくまでもエキパイ単体だけの特徴である。

インマニやキャブ・カム マフラー長などでも特性は変わるので狙っているパワーカーブを

実現する為にそれぞれを組み合わせ総合的なまとまりを構成するわけだ。

エキパイの太さも影響するが コレは排気量に対しキャブの口径(INポート径&バルブ径)

:(対) エキパイの口径(バルブ径・EXポート径)の比率でピークパワーの中でも特性を変える事が出来る。

私がGT-Rを所有していればZ432系のエキパイを付けるだろう(ボルトオンかどうかは分からないが

ラインが合わない場合は加工してまで)。というのも見れば分かるとおり集合が早くレスポンス型だからだ。

排気量が2000ccと小さく 典型的なDOHC特性なので低中速のレスポンスをよりカバーした方が

出足などが早くなるからだ。

外品でよく見るエンジンルームにうねっているようなモノは論外。


GT-Rについている日産ワークスのエキパイを見てみよう。



前3気筒を早くし 後ろ3気筒は長め レスポンスと延び両面を狙っている事が分かる。

流石だ。


こういう部分を分かってパーツを選びエンジンを作っているユーザーは少ないだろう。

L型にしてもS20型エンジンにしてもショップお任せでは 乗る資格は無いし値打ちも無い。


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