今日開店準備していたらお向かいのクルマ屋さんが声を掛けてきた。

以前渋っぶいトライアンフを紹介した事があるがそのお店のオーナーだ。

「ちょっとお知恵を拝借したいと思いまして・・・」と。

話を要約するとちょっと古いウェーバーのアルファに乗っているユーザーがアクセルが開き始めるぐらいに

回転の“ゆらぎ”が出て乗りづらいというものだった。

俗に言う「シャクリ」に近いものだと思われる。

そのクルマ屋さんがどんなものかと試し乗りをしたところ5〜6回に1回その症状らしきものは確認できたが

そんな乗り辛いというまでも無く普通に走れるという。

同業者に同じ相談をしたところ「発進前に一回空ぶかしすれば済むことじゃない」と言う。

そのクルマ屋さんも「そうですよねぇ〜」と同調したと言うが

私は「そんなモンじゃない」と思ったが・・・


要はスローが若干濃いと言うことだと思う。

本来であればエアスクリュを調整すれば良いことだと思うが

ヘタに触って“負のスパイラル”に陥るような気がしてあまり触りたくないと言う。

そのアルファオーナーの年齢は五十台らしいが私にしては「イマドキ」の部類に入る。

またここらへんのヨーロッパ車を好むユーザーの神経質さも分かるような気がする(わたしは生理的に合わない)

この件は別にして こういうちょっとした症状などでその機械のクセに合わせると言う事を

しないユーザーも近年は多い クセを読み取る・探る・応用するという頭さえ無い(落ちたモンだ)


その会話の中でこのユーザーはアイドリングを600〜700rpm前後と低く設定しているという。

くるま屋「コレって低くないですか?」

私「低いですね せめて1000rpmぐらいにしないと 早めにアクセルを開けた場合

息つき症状は出やすくなります」

くるま屋「やっぱりそうですか そうですよね」と。

適正なアイドリング回転があるが 中にはすごく低くするヤツは意外と多い。

またプラグの外周が煤けているようであればプラグの番手をひとつ下げてみるのも策です。

急にクルマ屋の表情の曇りが取れ

「分かりました 有難う御座いました」とその場は終わった。


本来はスロー調整がベストなんだけど・・・ と思った今日この頃でした。


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