日産ワークスはフロントスポイラーの採用は遅かった。
宿敵マツダ軍団は早いうちから装着している。
カペラロータリー RX−3など。
4DRGT-RからHT・GT-Rに以降当時 フロントスポイラーは無い。(富士テスト風景)
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ワークスGT-Rフロントスポイラー装着は49勝目に当たる終盤から
1971 8/15 富士500km
ハードトップGT-Rは風洞実験の結果 全体のドラッグは8.5%の低減 ダウンフォースは18%改善が図られたが
フロントとリアのバランスを測定すると フロントの揚力が大きかった為、対策としてフロントスポイラーが検討された。
装着の結果 ダウンフォースは11%向上しドラッグは1〜2%程度の増加に抑えられた為採用が決まった。
ワークスが投入したのは10月10日富士マスターズ250kmから
だが
8月15日富士500kmではすでに久保田洋史が投入している。
1971 9/4 富士インター200マイル
フロントスポイラー未装備の左2台に対して右端の久保田車には↑上記レース同様装着されている。
1971 10/10 富士マスターズ250km
フロントスポイラー装着により顕著なタイムアップは見られなかったが 安定したラップを重ねられるようになった。
ちなみにこんなリップも試していたようだ。
ワークスに装着されているスポイラー類はお飾りではない。
空洞実験など繰り返し検証され効果が高いものが採用されている。
GT-Rのリアウィングは特に検証方法や実験の報告が公開されているが
フロントスポイラーのデーターは公開されていない。
リア同様効果がある角度などがある筈
今となっては本物のコピー品は1種類しか無く すでに生廃。
見た目はサイドのエラ張り形状 これ以外には無い。
構造はリアウィング同様 分厚いFRPで意外と重く頑丈印
内側の強度アップリブは3本
どうせ付けるならメーカーの意思を汲んだモノでなければ まったく意味を成さない。
ハリボテが付いているハコスカは例え“R”でも 私は認めない。
ハコスカ生誕五十年 よっぽど好き者で無いと持てない中
モノには拘らないと・・・
恥を知るべきだ。
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