=ブレーキの変遷=
ハコスカが初めて手元に来た時思ったことはブレーキの効きが悪い事。
踏むタッチはしっかりしているがディスクに油を塗ったかのような・・・
意図的にロックさせるような踏み方をしてもまったくロックしない。
ハコスカのノーマルブレーキが本来このような効きなのか 劣化しているのか分からない。
すぐに手を入れたのがホース類をメッシュに入替えた。
(フロント・リア クラッチライン)
------------ Subsequently -----------
先にリアブレーキ周りを記しておこう。
内田さんに相談したところ リアホイルシリンダーはスポーツ走行程度であれば
ノーマル13/16から7/8に入替えれば充分との事で決定。
そして定番アルフィンドラム
ドラム内の小物も新品に一新 ベアリングも入替え。
------------ Bonus -----------
後に“来るべき日の為に”リアディスクキットも用意しておいた。
RX7を流用したもの サイドブレーキもノーマルにリンク、
しかしリアドラムでいく事にしたのでいずれ転売決定。
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=フロント=
まずマスターバッグ&シリンダーを容量が大きい定番のものにサイズアップ
マスターシリンダーも7/8に変更
比較:マスターバッグはコレでも決して大きくない、スペースギリギリ。
そしてバルクヘッド変形防止にマスターシリンダーストッパーまで用意した。
が 穴を開けるのが忍びなく未だ未装着
次に当時日産スポーツコーナーでレースにも使っていたMK63キャリパー。
ココまで一気にやったが目に見えて良くはならなかった。
踏む力やタッチはすごく良くなったが 相も変わらずロックしない。
ディスクはノーマル
次にコレも定番化しているMキャリパー
取り付ける前にピストン径を測るとMK63と同径
コレでは効きは変わらない。
アルミボディで軽いのはかなり魅力的だったがノーマルハブにスペーサーなどを
入れないとホイルが付かない、ソコまで手を入れる価値が無いので断念。
次に当時は知る人ぞ知る流用キャリパー。
コレはピストン径がかなりデカいので効きはかなり期待出来る。
同時にソリッドからベンチディスクに変更しなければならなくなった。
ディスク径 ノーマル同様Ф260mm
ココまで来れば自分が思った制動力は充分に得られた。
今のクルマと何ら遜色なく使える。
ブレーキが良く効くようになって気付いた事がある。
改修前は不意の飛び出しなどには対応出来ないのが分かっていたので
アクセルをあまり踏んでいなかったようだ。
普通に効く事が分かってからどんどんアクセルを踏めるようになった事に
自分が気付き驚いた。
しかし欲は出てくるモンであるショップでMK63キャリパーにボルトオンと言う
Ф280ディスクキットがあった。
MK63にボルトオンと言う事は流用キャリパーなら同じくボルトオンで付くはず。
早速購入したが何故か付属のキャリパーホルダーが合わない。
自作でホルダーを作ろうといろいろやってみたがどうもしっくり来ない。
そんな中 若気の至りで昔S30Z用のФ300mmディスクがあった事を思い出した。
空いた時間に仮合わせしたら こっちの方が小さいブラケットで簡単に付きそうだ。
(製作工程はRecent Conditionsの何処かに記載済み)
Ф280を諦めФ300を製作し取り付けた。
16inchワタナベホイルにバッチリ装着
キャップは必ず新品に 見える場所だけにね。
ビッグローターは効き始めからロックまでの間がワイドになり
鈍い足の感覚でも容易にコントロールし易くなるのがメリットだ。
また利き味もまるで鋳鉄製のディスクのようにしっとりとしている。
止めに昔からの手法 マスターバッグの容量をアップさせれば
少しの力で効きも良くなる。
なお内田さんのところでも製作されている。
今の仕様まではココまでです。
やはりブレーキには余裕が無いと危ないですから。
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