日産ワークスラストラン 富士マスターズ250km出場車の2台


♯15 黒沢元治選手


♯16 長谷見昌弘選手

おそらくですがレイアウト セッティングなどは同様になっていると思われる。

黒沢選手がワークスとしてGT-R最後になるかもしれない事を覚悟して

櫻井眞一郎氏合意の上で マシン開発能力が突出している黒沢に委ねた。

成果は予選のタイムに表れた、GT-R開発の念願であった富士6kmコース2分切り。


レース結果はクラッシュリタイヤと残念な結果だったがレッカーに引かれ

コースを去っていく姿を見て気付いた事があった。

リアトランクの右が歪んでめくれ上がっては要るものの

取り付け位置が少し前になっているように見える。(ウィングが立っている)

リアウィング取り付け位置は皆様ご存知のようにマニュアルに明確に定められている。



風洞実験を重ねに重ね 効率が良い角度が割り出された。


あらためてソレを確認出来る画像は同仕様車 ♯16長谷見昌弘号しかない。

こんな画像が荒いものしかないが やはりウィングが立っている。

ウィング開発当初とは異なり 飛躍的にパワーが上がってスピードが出ている分

ダウンフォースを掛けるセッティングになっているのではないだろうか。

------------------------------------------------------------

=日産オプション リアウィングについて=

HT・GT-Rのカタログ画像



リアオーバーフェンダーと共に未塗装のものが付けられている。


純正カタログに載っているレーシングヴァージョン


レース出場車が4ドアからハードトップに切り替わる時期のテスト車輌


取り付けられた各パーツ類は4ドア用が付けられている。



♯99930−7105P

純正オプションのリアウィングは厳密に言えば2種類ある。

裏に「SKYLINE」文字があるものが一般的で肉が厚い(多くはこのウィング)

もうひとつは生産初期 「SKYLINE」文字は無く厚みが薄いもの。

細かく言えばウィング両端の形状が微妙に違う。

純正ウィングは緩やかなアーチを描いているのが特徴。

日産ワークスは最後までこの“初期型”が使われていた。

上段の純正カタログの画像を見ても薄さが分かる。

重量:2.6kg

------------ Related to the previous -----------

日産ワークス4DRGT-Rの画像が見つかった。

そう言えば 当時の取材用広報車


当初はテールフィンは付けられていなかったようだが 後に装備された。


日産はなんで広報関係の車輌はオーバーフェンダーにしろ テールフィンにしろ

色を塗ってこないのだろうか。


戻る