今年の夏はいつもより気温が高いような気がする。

ハコスカもサニトラも メインキーオフ後水温上昇の対策で電動ファンを作動するようにしている。


左:メインファン 右:サブファン(エンジン作動時は両方作動します)

昔からやっているボーリング屋さんによく言われた事が

年式が古いクルマはエンジンブロックのウェルチは換える時に換えておかないと

ウォーターラインに圧力が掛かるので 内側が腐りかけていると飛ぶよ と。

エンジン停止後 急激に水温が上昇する事を知っていれば気になるところだ。

実際ハコスカにおいては夏場はエンジン停止後3回ほど作動する。
(サブのファンが回っては停止し また再作動 コレを繰り返す)

それほど冷え難い状態だと把握しておくべき。

そのスイッチはメインの電動ファン作動のサーモスイッチを兼用していて

75度以下になると切れる。

サニトラで気になったのがエンジン停止後 気温が38度ぐらい上がった時は2時間ぐらい回りっぱなし。

こんな事は今まで無かった。

ボンネットを開け浮かした状態だと30分ぐらいで停止するようになった。

要はエンジンルーム内の熱気が逃げないのが原因のようだ。

ハコスカも同様 エンジン停止後 テマトランを被せる訳だが電動ファンがかなり長く回っている。

これこそ車体カバーなので熱気が逃げるわけが無い。

試しにフロントグリルだけ出るようにすると比較的早く電動ファンは停止する。

以前ココでも書いたがタワーバーにエンジンルームの熱気を逃がす為に単独でファンを付けているが

今のところエンジン停止後に作動するファンとは連動させていない。

このファンの効果を少し前に体感出来たのでココでも書きました。

コレを連動させればエンジンルームの熱気も下に逃がす事が出来る。

  メインファン サブファン 熱気抜きファン
エンジン作動時     ○     ○     ○
エンジン停止時     ×     ○     ○
※ひとつのサーモで作動する配線

ただ配線の時間が取れなくてずっと手が付かずにいた。

今日やっとその作業をする事が出来た。

今日帰りにもその効果をする事が出来るだろう。

------------ The following day -----------

今日もお昼時間で37度 効果はいかに・・・

やはり時間的には約半分だろうか 止まるのが格段早くなった。

このエンジンルーム内の熱気を出すファンは 逆に外の空気を入れるのかを悩んだが

熱い空気を確実に外に出す方が正解だったのではないだろうか。

ラヂエターファンをプル式かプッシュ式か悩むのと酷似しているような気がする。


コレも何度も書いているがハコスカのエンジンルームは外からのフレッシュエアが

入り難い構造になっている。

ニッサンワークスGT-Rも何度も試行錯誤している。

折角チューニングを施したエンジン出力を有効に出すには吸入空気の温度が大きく左右する。

Webなどでいろんなハコスカを見るが その部分に気を使っているモノをほとんど見た事が無い。

以前エンジンルーム内の温度はどのくらいなのか測った事がある。

キャブ付近にセンサーを配置し室内にメーターを配置した。

そうする事で走行時や停止時の温度がタイムリーに把握できる。

通勤の時にデータを取ったが大体七十度台

これではいかにも性能は発揮できない。

吸入気温もそうだが燃料の温度も当然ぬるま湯以上に上がっているはず。(キャブは熱くて触れない)

そして電気系のユニットにも良いとは言えない。

出来れば「正谷栄邦号」のように通気口を開けたいぐらいだ。

そういえば旧ミニもホイルハウスに通じている。


今後の課題はいかに低い温度のフレッシュエアをエアクリーナーBOXの

吸入口に導いていくかだ。

エアクリーナーBOXもノーマルをつけていて 吸入口はかなり前に付いているが

前面パネルからフレッシュエアが入ってくる部分が無い。

考えなくては。


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