以前 別項でカムシャフトの事を書いた。
S20型エンジンのノーマルカムシャフトは下映像↓のようなプロフィール
社外品のハイカムも多くもこのような山の頂点が尖がったものが主流です。
このタイプは最高出力が出る回転数(パワーバンド)を絞ったもので
ピークを超えると顕著なパワーダウンが特徴です、そして低中速のトルクは細い。
レース実績を積んだメーカーの主力は下映像↓タイプが主流。
というか トータル性能を追っていくと このようなプロフィールがいろんなシチュエーションで有利。
低速からのトルクも太く パワーバンドも広い そしてバルブスプリングへの負担も少ないので
ピークエンドを迎え それ以上回してもパワーダウンも緩やかで回転が良く伸びるのが特徴。
ココに貴重な日産スポーツコーナーのカムの画像を紹介しよう。
ワークスのカムはもっと山が高く 丸っこい(別項にて画像掲載済)
五十年以上も前にこの領域に達していた日産(プリンス)技術は“流石”と言うしかない。
それにチタンバルブ おそらくランボルギーニのような回転レスポンスであっただろう。
L型エンジン用のNISMO74のハイカムもこの流れを汲むものです。
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トッテオキのカムシャフト二選
HKSオリジナルハイカムシャフト(新品) 刻印:76-13.8-M
オーバーラップ:76°リフト:13.8 センター給油タイプ
スクーデリア日産のL型エンジン用ハイカム(新品)
=スクーデリア日産を知らない人に=
横山達(故人):日産ワークス「七人の侍」のひとり
R380の世界記録に携わりR38シリーズ全般
R382やGT-Rの監修・ドライバーを長きに渡り務めた日産の功労者。
富士スピードウェイ6kmコースに“横山コーナー”の名が付くほど、
スクーデリア日産を立ち上げワークス予備的なパーツも手掛ける。
レーシングマニュアルの末尾に「相談はスクーデリア日産へ」との記述もある。
映画「栄光への5000キロ」 日産全面協力時のスナップ
左:横山達 中:北野元 右:石原裕次郎
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当時のNISMOのカタログによれば
NISMO74は結構いい値段していたようだ。
今このカムを入れているが普段使いにもトルクもりもり 実に使い易いいいカムだ。
下のカムが俗称:輸出用カム(Cカム・ブルーカム) 何故か68度と呼ばれているようだが実際64度。
ノーマルに“毛”が生えたようなモノ
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