そういえば思い出した事がある。

ハコスカの車検で陸運局に持ち込み ラインで若手の検査員に言われた。

「左の三角窓に貼ってあるステッカー剥がしてください」

いやいや もう車検何度も通っているけど 言われた事が無い と言うと

「剥がさないと通しません ココは貼ってはいけない場所です」と言い放った。

その光景を古株の検査員が見ていて新米検査員に「コレはいいんや」と一言で終了。

生産ラインで検査適合を意味するステッカーなのだ。

役所で“あるある”ですが いらないプライドが邪魔をする。

現にその後のサニトラで十年前に公認した車高下げリーフに難癖を付けられ

「ダメだ」と言い ガンと譲らなかった事があった。

陸事持込で公認したモノをダメだと言う

「ダメなものはダメ」と一点張り 結局やり直した事があった。

理不尽過ぎる

その後やり直しに陸事に行くと古株が担当してくれた。

事情を話すと「ごめんな」と誤られた。

陸事も若返りを図っていて 若い者に任せろと 口を出すなと言う上からのお達しらしい。

とんだとばっちりだった。

------------ Separate case -----------

ハコスカ乗りであれば「アイドルHC特殊」ステッカーは見た事があるだろうし

実際 貼っているユーザーも多いと思う。

アイドルHC特殊

ソレックス標準装備のクルマに向けて運輸省からの指導で

オーナーに配布されたステッカー

排ガス規制前のクルマであっても一定の基準値をクリアできない車輌は

運輸省から特別に除外指定された。

一定の基準値:HC数値3.300ppm迄(通常車:1.200ppm)

貼布場所:フロントバンパー右前指定

排ガスに関係するものだとは知っていても

この本来の意味を知っているユーザーがどれだけ居るかは疑問が残るが・・・

現実 L型エンジン搭載のハコスカに貼ってあれば剥がすか 隠さないと車検は通らない。

要はGT-Rのみに通用するコーションラベルなのだ。


↑:この場所指定

子供の頃 封書で送られてきてオヤジのGT-Rに私が貼ったのを覚えている。

取り説もあったので取っておいた筈が何処かに逝ってしまった。

事故以前は私も貼っていたが車検にはテープで隠して行っていた。

1969年ぐらいから発売されていた「エア・ガバナー」と言う排ガス低減の装置がある。


当時の広告

コレを装着した印にこんなステッカーが付いている。

良く似た雰囲気なのでこのステッカーに入替えた。




あの三陽機器が出していたものなので モノは確かだ。


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