Recent Conditions P - 39

メーカーに近い友人から“お土産”を貰った。





日産純正の“水”

メーカーは旧車スカイラインは“ケンメリ”を選んだのか!

------------------------------------------------------------

スティ−ブ ハコスカ

https://www.youtube.com/watch?v=SyHsljWIGHc

Steve@StevesPOV.com

------------------------------------------------------------

ソフトバンクのCM・・・ ココ最近迷走しているなぁ つまらない。

最初父が犬 兄が黒人の設定は面白いと思っていたが“アノ”疑惑を目にしてからは・・・

それに引き換えauは面白い。

------------------------------------------------------------

You Tube

https://www.youtube.com/watch?v=FwMgRSjzGss

よ〜 出来とる。

映像中“んっ?”と思うものがあった。





“GT-X”エンブレム オリジナルだろうか 良く出来ている。

こう言うのシブイね〜

------------------------------------------------------------

=衝撃 新事実=

何気にオークションを見ていたらハコスカのパッシングリレーの金額がエライ事になっていた。

嫌な予感・・・ メーカー在庫を確認すると生廃だった。

ついでにホーンリレーとディマーリレーも調べた。

ホーンリレーは生廃、ディマーリレーはメーカー在庫有り。

代替出来そうなホーンリレーを捜し 今メーカー取り寄せ中だが生廃の波が着々と押し寄せているようだ。

------------------------------------------------------------

兼ねてより作りたいものがあった、それはエンジンメンバー下部のガードだ。

フロントをジャッキアップする時にこの部分にあてる。


フレームボディや合わせ目の燦に当てたくは無い。

Webで画像検索すると




いくら小綺麗にしていてもココの部分はベコベコがほとんどだ。

ココに滑り止めの付いたジュラ板を形に合わせ取り付けたかったのだ。

=製作=

材料を調達する。

前もって寸法を実測し発注。



現物を合わせトリミングと反りに合わせて曲げを入れる。


取り付けボルトの頭が出ないよう皿ネジを使えるよう加工。


取り付け穴はしっかり固定出来るようダブルナット形式をとるのでタップを立てておく。
※この穴あけで分かった事だがエンジンメンバーの材料は生鉄でメッチャ柔らかい。
いとも簡単に開いた、補強の役割も兼ねて是非欲しい逸品だ。



固定は最低限必要な穴を開け ダブルナットで締める。

2ヶ作ったので欲しいと思われるユーザーさん 一つは売りますよ。

------------ Bonus -----------

今回事故で著しく傷めた部分はアームであった。

ロアアームの作りを見てみよう。



この部分が著しく弱い。

ただ強化すれば良いものではない、メーカーはわざと余計な力が加わると曲がるように作っているのかもしれない。

むやみに補強を入れれば良いと言うものではない、考えどころだ。

------------------------------------------------------------

許されない過ち

https://www.youtube.com/watch?v=G3XJxYmFnBY

------------------------------------------------------------

次からつぎへとNOREVからPORSCHE 917Kシリーズが発売されているようだ。

収集癖がある私は懐と相談しながらGetしにいっている。

そんな中「んっ!」と言うものが目に入ってきた。

R33 NISMO GT-R (otto) だ。

このクルマの存在を知ったのはTVゲームのグラツーだった。




NISMO GT-R LM ル・マン公認用ロードカー
年式 1995年
型式 BCNR33
全長 4,675mm
全幅 1,880mm
全高 1,300mm
ホイールベース 2,720mm
トレッド(前/後) 1,550/1,580mm
車両重量 1,580kg
エンジン RB26DETT (直6・DOHC ツインターボ) 2,568cc
最高出力 224kW(305ps)/6,800rpm
最大トルク 372N・m(38.0kgm)/4,500rpm
サスペンション(前/後) ダブルウィッシュボーン(前後共)
ブレーキ(前/後) 4ポットベンチレーテッドディスク/2ポットベンチレーテッドディスク
タイヤ 265-35-R18(前後共)
その他 ニスモ GT-R LM ロードカー

1990年を最後に中断していた日産のル・マン挑戦は95年に再開され、GTクラスに参戦することになりますが、スカイラインGT-Rをベースにした通常の改造だけで上位入賞は困難でした。そこでNISMOは、スカイラインGT-R(R33型)を大幅にモディファイしたル・マン専用GTカー「NISMO GT-R LM」を製作して挑むこととなりました。当時ル・マン24時間レースには「GTクラスに出場する車両は一般公道を走行できるロードカーが存在しなければならない」という規定があったため、NISMOは「NISMO GT-R LM」のベース車となるロードカーを1台製作のうえ英国で一般車両として登録し、公認を取得したのです。このクルマは1995年に製作されたロードカーで、ラジエーターやオイルクーラー、ブレーキなどの冷却性能を高めるエアロパーツや大きく膨らんだ前後のフェンダー等が市販仕様とは大きく異なるほか、エンジンも本戦への出走を想定した部品の採用およびチューンナップが施されていました。このモデルは市販はされませんでした。
(Nissan HPより)

ゲーム中では何かのレース商品だったような記憶だが コレが意外と面白い。

画面に出てくるスタイリングがカッコ良く 走らせると面白かった。

そうしたうちにその現車の生い立ちを知り 驚いたものだった。

このモデルの1/18 ダイキャストモデルが出ているではないか!

“物欲”が押さえられなく ついつい手を出してしまった。




う〜ん なかなかカッコ良い。

マッチが乗ったルマン車より原型の方が好きだ。



------------------------------------------------------------

またまた書店で1/24スケール ダイキャストモデルが発売される。

只今 CM放映中


国産名車コレクション スペシャルスケール1/24

アシェット・コレクションズ・ジャパン

             1)TOYOTA 2000GT MF10 1967  ⇒ 8月30日創刊

             2)Nissan Skyline 2000 GT-R KPGC10 1970

             http://omake1.com/etc/pe003_002hakosuka.html

             3)Honda S800 1966

             4)Mazda Cosmo Sport L10B 1968

             5)スバル360 1958

             6)日産フェアレディ240Z 1971

             7)トヨタ セリカ1600GT 1970

             8)日産 スカイライン2000GT−R KPGC110 1973

             9)トヨタ スポーツS800 1965

             10)ホンダ シビックRS 1974


国産旧車モデルをリサーチして人気があるものから出してゆくと思って良いだろう。

年間購読するとコレが付いてくるらしい。


 2)Nissan Skyline 2000 GT-R KPGC10 1970 の発売が待ちどうしい。

ただホームページを見ても発売予定の記載が無い。

------------ Wait a little time -----------

知らない間に店頭に並んでいた。




¥3.999‐(税込)にしてはクォリティとしては良い方なのか?

二重丸はあげられないが金額の割りにイイかもしればい。

何故ハコスカだけワタナベなんだ?他のモデルは純正ホイルなのに・・・

残念

------------ Icing on the cake -----------

昔 タミヤで同サイズ 1/24 ダイキャストモデルがあった。



ボンネットしか開かず ¥9.800‐だったと思う。


上:タミヤ 1/24 下:アシェット 1/24

サイズが違うやないかい

------------------------------------------------------------

恒例のお盆帰省での出来事

高速道路で今年目立つ事例がウィンカーを出さず車線変更する輩が非常に多い。

高速の一般道路化が随分前から目立って来たと思ってはいたが・・・

私は今でも車間距離は充分空けて走るよう心がけている、空けているが故に割り込まれる事が多いのだが。

100km巡航でもクルマ一台分の隙間があれば街中のように入って来る事は珍しい事では無くなった。

追い越し車線で低い速度の渋滞で先頭が見える事があるが走行車線と同じ速度でずぅ〜と走っている。

追い越し車線は追い越す時だけに使うレーンだ。臨機応変に車線を使うべきだ。

周りに迷惑を掛けないように気配りながら走るのが大人の嗜みだ。

今年は単独事故が多く見られた、人を巻き込まない分マシだが迷惑な話だ。

だれでも“過ち”はある しかしクルマは人を殺める可能性が高い乗り物だ。

“過ち”では済まない、取り返しがつかない事も起こり得る。

その自覚があれば日々嘆く事も少なくなるだろう。

今回の貰い事故で痛感した。

その便利さにかまけて“自転車”感覚だ。(最近その自転車も侮れ無くなったようだが・・・)

------------ Bonus -----------

以前何処かで書いたが最近プリウスに乗るヤツの運転の荒さが目立つと書いた。

Webで調べてみたらすぐに出てきた、やっぱりそうらしい。

http://matome.naver.jp/odai/2135943114219532401

車種によってそんなユーザーが固まるものがあると思っていたが

私にも一定の法則がある。

関わらない事だ。

------------------------------------------------------------

またまたあるモノが目に止まった、相も変わらず“物欲”に際限が無い。

む む む・・・ そう PCのマウスだ。

今 私が使っているマウスが下映像↓のモノ。

コレが使い慣れると扱い易い 

使うか使わないかは別にして とりあえず“面白い”

Get




現物はマウスにしてはやや大きめだが まぁ まぁ

------------------------------------------------------------

事故でストラットを破損してしまったので交換しなければならない。

私には車高調なんて選択の余地は無いのでノーマルを用意しなければならない。

しかしパーツを揃え始めた頃 若気の至りでベースは何か分からないが買ったものがある。

----------- - ----------- - ----------- - ----------- - ----

=フロントストラット=



ノーマルは予備で持っていたが今回は事故の案件なので金額にいとめなく上物を選ばせてもらった。

GTもGT-Rも共通なのだがGT-Rから取り外したストラットでかなり綺麗なモノが手に入った。

そんな時S130Zのストラットが目に止まった。

というのも下部のシャフトの鋳型が引っ掛かったのだ。


上映像↑は当時日産自動車スポーツ相談室でレース用オプションとして用意されたものだ。

この部分である 明らかにノーマルストラットと異なる。

GetしたS130Zストラット ↓


日産自動車スポーツ相談室のストラットに良く酷似している。

以前私の勘違いでこのレース用ストラットを取りこぼした事があるので悔いがあるのだ。

もし同じようなディメンションが作れるならば・・・ と 一応用意した。

ハコスカのストラットと比較すると全長が短く スプリングの外径が大きい。

またカートリッヂの全長が短く バネレートも4kg台と硬いようだ。

ケースの加工でハコスカ用のダンパーを入れられるようにして

スプリングもハコスカ用が入るよう作り直さなければならない。

幸い 昔上下の受け皿を買っていたようなので作れそうだ。

日産スポーツコーナーストラット


純正パーツリストの画像を見ると

レース用ストラットの鋳型と同じようなものが載っている???

------------ Bonus -----------

見えないところに“オシャレ”

フロントストラットにカーボンプロテクターを付けることにした。

何かに触れて“おっ こんなところにも・・・”と言わせる為に。

カーボン目に弱いんだよなぁ〜


------------ Icing on the cake -----------

“たられば”を言っても仕方ないが もし運良くこのストラットが手に入り同オプションのFUJIスプリング、

神戸製鋼マグホイルなど装着していたらと思うと「ゾッ」とする。

事故が怖くてクルマ乗れるか!とも思う反面

自分の責任も絡む事故ならまだしも

理不尽な今回の事例も往々にして起きている。

“ポンコツ”が増えたせいで暮らし難くなったものだ。

------------------------------------------------------------

またまたオークションで目が止まるモノがあった、社外品のステアリングボスだ。


随分前に車体に付けているステアリングボスを外す事があった時にホーンとの接点部分が

磨り減り溝状に摩耗していた。コレは定期的に見ておかなければいけない消耗品のパーツに入る。

それで上映像↑のステアリングボスだ、映像の雰囲気でステンレスか硬そうな板のように見えたので

Getした。

現物が来た。

真鍮だった、ガックし。

また予備が一個増えた。

------------------------------------------------------------

ハコスカの事故修理でパーツで困ったなぁと思う案件の一つ 障害にぶつかったのはフロントスタビライザーだ。

今 何処でも売っている物ではなく 当時“日産自動車スポーツ相談室”やワークスが使っていた系列のモノを

付けていて ソレが曲がっていた。このスタビライザーを購入したのは7〜8年前、それも30本限定だった。

プリンス系では老舗中の老舗でフロントスポイラーとスタビライザーを製作、カタログには載っていないシロモノ。

流石にもう売ってないだろうなぁ〜 と諦めムード。何とか修正して直せないものだろうかと思考をめぐらせたが

無垢のバネ鋼なのでまず修正は難しいとの事。ダメモトで以前買ったショップに聞いて見ると1本だけあると言う事で

元通りの仕様に戻す事が出来て安堵した。

そんな時オークションでこんな出展ブツがあった。


スポイラーとスタビライザーを買った当初 スポイラーはもし割れた時用に予備はひとつ買ったものの

スタビライザーの予備も勧められたが「好きで事故はしない」という無防備な理由で一本しか買わなかった。

後悔である つくづく悔いた。

そんな時に↑上記のような類似物。

中空のイマドキのスタビライザーには興味が無い。

3点出されていたが意外と安い、一発落札にも設定されていたので焦って即決で買おうとも思った。

しかしちょっと待てよ この商品に対して二通り考えられた。

リアウィングにしてもド初期の激レアレプリカが出た頃 値段も相まってほとんど売れなかった。

知っているユーザーではれば絶対“外せない逸品”なのに。

作って出展した人はハコスカマニアであれば絶対売れる逸品だと思ったはず。

出展当初「限定期間でサービス価格として安く提供しますが 期間を超えると通常価格になります」とあった。

通常価格¥60.000‐也

 サービス価格といってもそこら辺で売ってる“板ッパネ”2本分よりも高かった。

チビチビでも売れるカナと見ていたが私が見るところ3本ぐらいだった。

出展者も「こんなものか認知度は・・・」と落胆したに違いない、「ダメだこりゃ」と。

それ以降出さなくなった。(私としてはもう売らないで欲しいと願う)

このスタビライザーもその部類に入るのではないだろうか!

予想通り入札1件で終わり 最低金額でGet出来た。

メーカー品はФ24、コレはФ23。メーカー品を付けていた頃流石にスタビは硬いので

スタビエンドで初期の動きを緩やかにして使っていたのでФ23は丁度良いのではないかとも思った。

今後どれだけ売れるかは注目だが 好んで買うユーザーは居ないだろうなぁ〜。

車両が仕上がったらФ24は温存しФ23を付ける事にした。

------------ Wait a little time -----------

出展3点中1点は私が買ったが 残り2点、グルグル回っていたがいつしか売れずに取り下げられたようだ。

やはり思ったとおりだ。

目利きの効くハコスカ乗りは少なくなったようだ。

私としてはもう出展は止めて欲しい。

バラまかれると値打ちが無くなるからね。

------------------------------------------------------------

この前何気なく仕事でネットを見ていると下段にオークションの出展物の告知があった。

ホイルでコスミックではないか!

オヤジが“”に付けていただけにコレクションとしても是非Getしておきたい。

内容を見ると14inch−6Jホイル。

おそらくこのサイズを付けていただろうと思う。

もともとCOSMICは3種類あったようだ。MkT、MkU、MkV。

オヤジがつけていたのはMkU。




スタート値は安い金額がついていた、

しかし今となっては人気も認知度も無いだろうし比較的安くGet出来るのではないかと思っていた。

いざ蓋を開けてみると若干一名と競り合っている。どんどん入札しても高値更新が出てこない。

私もこれ以上は無理と断念した。

どうせ買っても一度履く程度のものだろうから と 自分に言い聞かせた。

後日クルマの事を良く知っている友人にこの事を話すとコノくらいまで値段が上がったのではないかと言われ

どうして分かるのかと聞くと

「当時COSMICは高級品で到底一般庶民が手を出せなかった“憧れのホイル”だった」と言う。

そこで永年の謎が解けた 子供心になぜワタナベじゃないのかと聞いた事があった。

オヤジは微笑むだけで何とも言わなかった。

オヤジが手にするものはどれも一流品ばかり 服は勿論 靴、メガネ・サングラス カメラ 仕事で使う道具は当然。

確かに当時COSMICをつけていたクルマの記憶は無い。

おそらく小山のオヤジさんに相談して決めたに違いない。

だからだったのか!

------------------------------------------------------------

この雑誌はマツダ側から視線を置いたRX−3 VS GT-R 当時を振り返る。

その中で凄く小さい映像で目に止まるものがあった。

私が知る限りWEBで捜してもまずお目に掛かれないHT・GT-Rテスト車両 初シェイクダウンの映像だ。

またワークスGT-Rラストの参戦レース、‘72 10月「富士マスターズ250km」を武智選手がこの雑誌で

証言している 「今だから言える」と・・・

You Tubeで挙げられているマツダ製作のプロモーションDVやこの雑誌でもあの一件には触れられていない。

当時を知らないボンチや穿った見方しか出来ない輩の中でいつもこの論争になっている。

この詳細はこのHPにて挙げているのが真実だ。

その「今だから言える」と言う内容は「あの日は絶対負けられなかった あれは私が故意に当てたんです」と。

確かに“GT-R VS RX−3”が激化していた頃 マシン同士の接触はどんどんエスカレートしていたのも事実です。

最後までクリーンな展開の富士マスターズ250kmを見たかったです、どちらが勝ったにせよ“昭和の名勝負”に

なった事には間違い無いでしょう。

なので この論争はコレでThe End!

ただ日産党としては黒沢選手の「あのレース勝てた」と言う言葉を信じたい。

PS.あの富士マスターズ250kmをもってワークスとして最後のレースとなる事は上の決定事項で

関係者には伝えられていた。

いずれにせよ ワークスGT-Rの最後の雄姿に変わりなかったようだ。

------------ Wait a little time -----------

時間がある時に資料の整理をしていた。純正カタログらしきものだが私が持っているカタログとは

構図が少し違う。

よ〜く見ると3枚もHT・GT-Rのテスト車が載っているではないか!

知らなかった〜 最近海外サイトでたまたまこのHT・GT-Rテスト車を見つけたのだが

昔から知っている人は知っていたんだなぁ と思うと 恥ずかしい。

このカタログは何なのか調べなくては・・・

------------ Related to the previous -----------

青地康雄さんの本が再版されたようだ。

右が再版版だ。

再版モノの方がブ厚い、中身を見てみると最初と最後に追加があるものの同じ物。

中に載っている映像が印刷上潰れていて荒れているのが残念だ。

複製のメーカーマニュアルにしても画像が潰れていて何が何か分からないのと同じで

元の原本の版は残していないのだろうか?

初版を持っていて良かった。


ハコスカGT-Rの事をザックリ知るには↑上記と


この3冊あれば分かるだろうが 中身を知るには青地さんの本しかないだろう。

------------------------------------------------------------

KPGC10‐RにL型エンジンを載せる構想があったこ事は別項であげている。

71年3月 富士グランチャンピオンシリーズ第1戦で240Zは高橋国光によって すでに2分の壁を破っている。

=1972=

5月の日本GPに向けて新しいオーバーフェンダーもこれまで以上に空気抵抗を小さくするものが完成し その準備も佳境に入った。

・車両とエンジンについて全般的に見直した。足回りの見直しでは不等ピッチのコイルスプリングを試作して走行テストを繰り返し、ようやく固まってきた。

S20型とL24型エンジン搭載車の性能比較
最高出力(ps/rpm) 最大トルク(kg-m/rpm) 車両重量K(kg) 最終ギアレシオ ラップタイム
S20型エンジン搭載車 253/8.500 21.94/6.800 1.020 4.875 2分02秒37
L24型エンジン搭載車 236/7.000 24.70/6.800 1.000 4.111 2分03秒62

※L24型エンジンは最高出力回転数と最大トルク回転数が近く、高速トルク発生型であるのに対し S20型エンジンは中速トルク発生型。

ファイナルギアレシオを考慮した駆動力から判断すると、中速域ではS20型が有利となり、コーナーでの立ち上がりも速い。ストレートでも最高出力差が現れてS20型が有利。L24型の今後の開発計画によると260馬力を目標としており 実現すれば最大出力ではS20型より有利となるが、S20型エンジンも燃焼室改良などによりまだまだ余地を残している。L24型エンジンが必ずしも現時点では優位とは言えないという結果となった。

スカイラインGT‐Rと同様にS20型エンジンを搭載していたフェアレディZ432はL24型エンジンに切り替えてフェアレディ240Zとなる。

S20型排気量アップ構想
この頃ロータリーはM12A型でレシプロ換算で2.292ccに相当する。L24型エンジンの事も有りS20型エンジンを容量増大した場合について検討。シリンダーブロックとヘッドはそのままとし シリンダーライナーの肉厚を薄くする事でボアアップし それに合わせてピストンを新製する計画を構想。2.2リッターエンジンが完成、台上試験結果は無調整で軽く270馬力が得られトルクカーブもフラットとなり非常に期待が持てるエンジンに仕上がる。吸排気のバルブ径増大し充填効率を上げる結果として馬力は上がるがトルクカーブの変動が大きくなり走りにくくなるエンジンになる。燃焼室改良により馬力が上がりトルクがフラットの性能が得られた。こうして得られたデータを組み込んで排気量は上げず燃焼室改良のみで性能向上すべくカムシャフトのオーバーラップとリフトを見直しインジェクションの燃圧変更で レスポンスの良いエンジンに仕上げる事が出来た。これによってコンスタントに260馬力が出るようになり 最高で264馬力が得られた。このエンジンを搭載したGT‐Rが72年10月富士マスターズ250キロのTSレース予選で黒沢が1分59秒70をマークする事が出来た。


テスト車両を見る限り 従来のL型エンジン(ターンフローヘッド)で行われたようだ。

またインジェクションも採用されておらず ソレックスと思われる。

ラヂエターもレース用のGT-Rを使っている様子を見ると とりあえずL型エンジンをポン載せ仕様。

スカイライン班が本腰を入れてチューニングはされていないようだ。

いわゆる“やっつけL型エンジン”

L24エンジンのノウハウはフェアレディにて充分実証済みのはずだが

同様な仕様までは組まれていない。

なので↑上記のような結果・・・

ハコスカ班がL型エンジンを極めるとフェアレディ班とは異なった開発方法だったに違いない、

このような仕様では済まなかっただろう。

LY型やOS系のDOHCエンジンもあるが 私が求めるのはこの試作で終わったハコスカかもしれない。

----------- - ----------- - ----------- - ----------- - ----

=昔話=

ある貧乏な村でお祭りをしようという時に鏡割りをするお酒が用意出来ない。

そこで家ごとに湯呑み一杯のお酒を持ち寄り 樽に溜めれば鏡割りが出来るということになり

行事が無事行われる運びとなった。

当日 いざ鏡割りが行われ振舞い酒をくばり乾杯した時に口にしたものはただの“水”だった、と言う話。

自分ひとりぐらい水を入れても少し薄まるだけで分からないだろうと思った人間が全員だったと言う話。


戻る