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以前 オークションで日産純正パーツでブレーキのマスターバックとワンウェイバルブの間にサブチャンバー的な

ものを付けるとブレーキの効きが格段に良くなるという部品が出展されていました。ターボ車などには標準装備

されているものも有るらしく気にはなっていました。今月のG-○○誌でその事が紹介されていた。

現在 私のハコスカのマスターバックはノーマルでケンメリのには変えていないのだが 一つ気になっていた事があった。

普通にブレーキペダルを踏み込み 再度踏みかえるとブレーキが効く深さが変わる事だった、特に効きに問題は無い

のだが 勿論2度目の方がタッチが出るわけですが コレがもしかして安定するのではないかと思った、そこですぐ実行。

200ccほどのオイルキャッチタンクが有ったので 容量的に丁度ベストでコレを加工。

ひとまず仮取り付けして走行したところ ビンゴだった、踏み変えの深さも安定し ゴムホースをメッシュホースに

変えたようにタッチがしっかりした、これは効果絶大です。

後はサブタンクをしっかり固定する事と バキュームホースをゴムからメッシュに変える事にした。良くイジったエンジンの

エンジンルームにホース類をすべてメッシュにしているのを見るが このブレーキへのバキュームが一番効果が

期待出来る所だ、これの理由は言うには及ぶまい。

外品でこのようなものも有るようだが同じ仕組みを用いたものだ。

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頼れる内田モーターワークスさんからレア品が販売された、コレが分かる方は少ないかもしれませんが

最近 オヤジがGT‐Rに乗っていた頃 一人で富士スピードウェイにレースを見に行った時などは

レイバンのサングラスにこのハーフグローブをしていたのを思い出す。メーカー純正カタログに

モデルの蟇目良さんがコレをして写っている、オヤジも嵌っていたんだなぁ〜 と今更ながら思い出したのだ。

そうしたところ内田さんところのホームページを見ると最近販売されたとの事、即 連絡を取りGETした。

刺繍も44年式のGT文字と 実に凝っている。懐かしいなぁ と言う方に超お勧めです、個数限定らしいので

お早めに。

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上の諸元の通りGT‐XとGT‐Rは前後トレッドが異なる、パーツリストを見てみても足回りは全車共用となっている。

この違いが何から来るものかはどうやら純正ホイルの違いから来るもののようだ、

GT系のホイルとGT‐Rは同じ4.5Jだが柄やオフセット数が異なる。メーカーが違いを出してくると言うことは

それなりに理由がある。純正GT‐Rホイル(4.5J)を履いていた時はステアリングは実にニュートラルで軽かった。

P−1で紹介した日産純正スチール15インチ-6J(車種不明)を履いてから 極端にハンドルが重くなったのと

路面の凸凹に多少ハンドルが取られる傾向が出るようになった、当初はタイヤのグレードや種類が変わった

せいかと思ったがそれにしては代わり過ぎる。詳しくホイル自体を測定していないが外から見る感じは14インチと

なんら変わりなさそうだ。そこで思ったことだが4.5Jから6Jの幅が広がったと言う事はかなりのプラスオフセットタイプの

ホイルと言う事になる。試しに1cmのホイルスペーサーを入れたところやはりビンゴであった、嘘のように元に戻った。

後ろにもと思ったが街乗りに扱い易いようにフロントのみにした、コーナリングが楽になる傾向になる為だ。

            =諸元比較=

        車重:  前軸重  後軸重 

HT GT‐R 1.100kg  F:600  R:500

GT‐改   1.130kg  F:630  R:500

バネレート kg/mm 

HT GT‐R F:2.35 R:11.6 

GT‐改   F:2.82 R:13.92 

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以前は吸気系の話をしましたが 今度は排気系のお話です。

ハコスカGT‐Rの排気系(エキパイ)は3 IN 1 が2系統独立型(ディュアルマフラー左右干渉無し)で構成されています。

排気系はエキゾーストパイプとマフラーに分けられ それぞれの役割を持っています。S20型エンジンもL型エンジンも

点火する配列順は同じです、エキパイは前3気筒、後ろ3気筒を一つに集合させ 干渉させること無く独立の排気パイプで

排気している。

 まずエキパイですが3気筒を一つに集合させる理由は各気筒から出るそれぞれ脈動した排気周波を互い違いに組み

合わせる事で均等な排気流にする役割をさせている。単気筒の排気脈動は分かると思います、その脈動した排気流は

パイプの中では流れにくい特性が有り 簡単な説明を下記↓に示すと

1気筒目:●→○→○ 2気筒目:○→●→○ 3気筒目:○→○→● コレを集合部で 3 IN 1 後:●●● となるように

組み合わせるわけです、そうすれば連続した流れになり流速を上げる事が出来ます。

その集合させる距離でエンジンフィーリングを変える事が出来ます、集合部が早いほどレスポンスが上がる傾向がある、

高速域は逆にピークエンドがはっきりとしてしまう。集合までの距離が遅いほどレスポンスは落ちるが高速域が延びると

言う傾向がある。φ数はノーマルのφ数を基準とするが限度は有るが太くするとトルク感が増える、小さくすると低中速の

線がはっきりし、上が回りにくくなる傾向がある。

 マフラーをディュアルにするメリットはトルクの谷が無くなり下からフラットな山ナリのパワーカーブを描く特性がある。また

マフラー長を短くすればレスポンスが上がり ピークエンドがはっきりとする、長く取ればレスポンスは落ちるが高速域が

伸びる。これらはφ数によってその傾向がキツク出たり 緩和されたりする。


GT‐Rの純正エキゾーストマニホールド(ノーマルでステンレス材)

※ステンレス材を使うのは錆びにくいからではなく スチールより保温効果が高いからです、高温の排気ガスが

エキゾーストポートから薄いエキパイに流れ出る時 急激に冷える為膨張した排気ガスの体積が収縮します。

この収縮差が大きいほど出力が出にくくなるので 保温性が高いステンレス材を用いているわけです。

その効果を高める為にパーツなどで見た事があると思いますが断熱材などを巻くのです、パイプ内の保温 兼

エンジンルームの温度防止を兼ねているのです。


日産スポーツコーナーのL型レース用エキゾーストマニホールド
※市販エキパイはほとんどがこのコピー品だ、見れば分かるが粗悪品に注意! 

たまにロングタイプも見かける↓。

また等長エキゾーストマニホールドは前3気筒、後ろ3気筒の諸条件を均一にし主に全般的にトルクがのる。


S20型等長エキゾースト                    L型等長エキゾースト 

ワークスGT‐Rのエキゾーストパイプの映像がほとんど無いが 見た目にノーマルタイプに近いものを

補強したものを使っていたようだが R-380にも同じ芸風で製作されていたエキパイと同型。

薄いステン材を叩き合わせたパイプをノーマルと同じ形状に製作していたようだ、まさに職人技。

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GT‐Rの日産スポーツコーナーで出されていたレース用マフラーはサイド出しのショートタイプとロングタイプの2種類

用意されていた、コースやユーザードライバーの好みに味付けを選ぶことが出来た。

↑:GT‐R用レーシングマニュアル(サイド出し ショートタイプ)


↑:コレは240Z用のレース用ディュアルメガホンマフラー L型はトルク型なので流石に太い作りだ。


S20の原型 R380のGR8エンジンと排気系

以上の特性を把握し それぞれの吸気、エンジン、排気を組み合わせ 求めるエンジンフィーリングを組み合わせ作り

上げていくのが本来のチューニングなのです。


私の場合 はじめからL24用のSUキャブを使う事を想定していた為 負圧はキャブはレスポンスが落ちると思い

集合が短いノーマルエキゾーストマニホールドをあえて選んだ。が 思ったほどレスポンスが悪く無かった為

エンジンの反応がシャキシャキになってしまった。

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↑上記のように2つ並べてみるとレイアウトは良く似ているが 今後 以前から思っていたことですが

S20型ノーマルエキパイをL型にそのまま移植するエキパイを製作するよう準備している。

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京商さんもハコスカのHT GT‐Rを何度作ってくるんだろう、今年再販売された1/18のパッケージがあまりにも

綺麗だったので金額も高くなっていたのだが買ってしまった。


当初このパッケージで販売された


次はこのパッケージ


次にワタナベを履いたワイドホイル登場


今年販売されたノーマルホイル仕様、次はワイドホイルヴァージョンも出すのだろうか?

でも 何でナンバープレートのRが昔からなのか分からない。

ちなみにメーカーのカタログ映像は↓


  レース用ワイドホイル仕様を履いている映像             ノーマルホイル仕様の映像


ケンメリRになってRが
くなった 京商さん 何で?

別項でも書きましたが私が中学の頃 今まで言う “オタク”と化していた頃 日産に「撮影で使ったナンバープレートが

欲しい」と打診した時 メーカーの回答は「残っていれば差し上げたのですが流石に残っていませんでした、申し訳あり

ません」と言うことだった。非常に残念だったがその言葉を信じればそこまで対応してくれる日産が嬉しかった。

今 何処かのショップがそのディスプレイ用のナンバープレートを作って売っているようだ、使う事は無いと思うが

コレクターズアイテムとしてついつい手を出してしまった。↓

こんなのも売っている コレはチャンとしたアルミプレス製だ↓

ダイキャストモデル繋がりで言えば次は1/18モデルでワークスマシン最終レースの黒沢号を出すに違いない!

すでに1/43スケールで今までになかったワークスオーバーフェンダーの黒沢号が出てきている。

それと私の認識不足であれば申し訳無いのだがメーカーが発表したハードトップの最初の映像がコレだったが

京商の1/43にまでラインナップされている、しかし当時の雑誌などのインプレでの広報車でも見かけたことが無い。

ましてやユーザーのクルマとしても 街中でも見たことが無い。今でこそ塗り替えたマニアはチョコチョコ見受けるが・・・

実際この “サファリブラウン”の販売車は存在しないのでは無いだろうか?

データ&参考資料の項でも見て分かるようにブラウンゴールドメタリックは存在するが“サファリブラウン”は記載が無い。

特にGT‐Rの項には・・・ 分からない。

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久々にGT‐Rに出会った

今日ウチの近くの車屋さんにHT GT‐Rがやってきた、以前より「もしかして入ってくるかもしれない、入ってきたら本物の

Rかどうか見て欲しい」とは聞いていたがソレも3ヶ月以上も前の事だった。私は音だけでS20だと分かっていた、早速

車屋さんが呼びに来てくれたのでそそくさと見に行った。「R 入ってきましたね」と言うと「本物のRとよく分かったね」と

言われましたが排気音がLとはまったく違いカン高いのですぐに分かる。

 まず外観は綺麗に乗っているなぁと言う印象、聞けば「2オーナー目で 車庫保管 雨天未使用 持って結構長い」と

言うことだった。塗装は一度やり直したようだが下回りやドア内側など(定番で痛んでくる場所)は古さは伺えるが実に

綺麗(手入れが行き届いていて綺麗と言うことでなくベース自体が綺麗に保存されていると言う意味)。持って来たのは

いつも世話をしている中間業者さんでオーナーではなかった。エンジンルームを見て唖然!汚い、外見からは想像が

付かないほど・・・(下の映像では伝わらないが)

コード ゴム ホース ハーネス類にはまったく手付かずでノーメンテ状態(かなり古そう)、サーモスタット回りにクーラント

漏れの跡、クラッチマスター付け根に古い漏れ跡が有り塗装が剥離、エンジンルーム隔壁のあちこちに蚊に刺された

ぐらいの錆び浮きがポコポコ。エンジン本体にもオイル漏れ有り、しかし調子は良さそうでタペット音は静かでアイドリング

の脈動も無い キャブ回りは綺麗で手が入っているようだ。ストラットアッパーはひび割れ伸びていている。


エンジンプレート回りの状態で少しは雰囲気が伝わるかも

室内も全般的に綺麗で新車時の時のように何にも付けていないようだ、内張りが汚くヤレている。

ホーンボタンがRのものがそうなったのか GTのものを加工したのか分からないぐらい朽ちていて 室内を綺麗に掃除

したような形跡も無い。車屋の大将が試乗に乗って出た時にマフラーからタバコの煙ほどの白煙が・・・ 

細かく見て行くとこのオーナーは本当にGT‐Rが好きなのか?と正直思った。永く乗る気構えならこんな乗りっパ状態に

なるまで放っておくわけが無い。運転席側に良く見れば分かる凹みが2箇所、前後ホイルも色や程度がバラバラ 今なら

綺麗にまだ治せる状態なので是非実行して欲しいものだ。このGT‐Rはほとんどストックのまま維持されていてそれなりに

手は入れず保管は良い条件で維持されていたようだ、充分上物と言って良いだろう。

 久々にGT‐Rを目の前にして心が高鳴ることを想像していたのだが 意外にも 失望的な気持ちに近いものがあった。

(ここでGT‐Rファンの方々にくれぐれも言っておきたいのですが 決してGT‐Rを侮辱しているのでは無い事は理解して

欲しいのです 憧れのクルマには変わりない事だけは言っておきます)

GT‐Rでもオーナーの愛情の片鱗が見えなかったからだろう、生き生きとしたGT‐Rでは無かった。 

しかし GT‐Rは憧れのハコスカに違いは無い、自分でも自分のGT‐改に何を求め探求しているのかを見失ってしまった

のだろうか、しかし 口で説明出来ないのだが何かを投影して手を入れている、 今はうまく説明出来ないのです。

でもこの気持ちは時間が経てば自然に点と点が繋がって 後になって分かってくるような気がする、自分の信じる道を

突き進むだけだ。


車高の下がり方も程良く 良い感じ ホイルはワタナベの15インチ

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その後 15インチのホイルには4本とも195/60の同サイズのタイヤが入っていた為 リヤに215/60を入れ替えた。

時間が無く夜に取り付け完了となった映像が↓です。


フロント: ジャスト ツライチ ノーマルフェンダーなのでハンドルを切ると前側に擦るかなと思ったがセーフ


リヤ: 結構奥に入り込むかなと思ったが違和感は無かった

タイヤの種類がポテンザRE01というせいもあるのかステアリングがやや重くなったが路面から伝わる
感触がかなりしっかりした。逆に70扁平のソフト感がカラダに優しかった。横から見たバランスも良く
ホイルアーチとフェンダーの空間が 以前の14インチ70扁平より外径が大きいので間隔が詰まり
言わなければ15インチだと気が付かないぐらいの見栄えが良い感じ。
このタイヤとフェンダーのクリアランスを詰めた方が見栄えが良い、だから車高を落とす感があるのではないだろうか。



おそらくノーマル車高に扁平タイヤ

天気が良く 景色が良い所で写真が取れればまたここでアップしたいと思います。

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今の時代はパーツなどの情報を得易いショップのHPやネットオークションがあるのは実に有難い時代です。

私がハコスカパーツを収集し始めた10年前の頃はまだ価格も手頃で揃え易かったですが 今は同じパーツでもかなり

高額になってなかなか手が出せないようになってきて特にネットオークションなどは断念する事が多くなってきました。

現車に付けたい新品パーツと もし何かあった場合の予備パーツ、そのまた予備と多くのパーツをストックしないと

なかなか安心出来なくなってきました。普段日常で使っていて意外と考えていなかった 見落としていたパーツなども

たまに出てくる。

以前何気にノーマルスチールホイルのデザインでインチアップ出来るホイルがあったら さり気無くオシャレかな と

思った事があった。そのオークションでもGT‐R用4.5Jはなかなか出て来ないようだ、多くはS30系の5〜5.5Jが

ほとんどのようだが それでもあまり程度が良くないものでもすごい値段にあがってゆく・・・ 


私の場合は たまたま新品の純正ホイル(4.5J)が手に入ったので当初装着していたが 傷が入ったりするのが

“もったいない感”が出て来て 外して保存する事にした。


しばらくの間 Z用の中古ホイルを仕上げて履いていたが 最近 上右映像の15インチ6Jという デザインが酷似

しているホイルが手に入った。 “NISSAN ”の刻印が入っているので純正に間違いないのだが何に付いていたモノ

なんだろう?今までお目に掛かった事がないので非常に気になる。前所有者に聞いても「分からない」との事だった。

それは追っ付け調べる事にして いずれにしても願っても無い事でこの15インチ6Jのノーマル風スチールホイルを

タイヤサイズを考慮し 早速装着する事にした。周りから「早くワタナベに変えたら?」と言われますが ノーマル

スチール的思考はなかなか受け入れてもらえないようですが 純正カタログの映像は実にカッコイイと思っています。

でも気づく人はなかなか居ないだろうなぁ〜 

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定番ソレ・タコ・ディュアルのお若い方達とお話していると キャブに付いているファンネルはほとんど自分で選んだ

モノではない。買った時から付いていたか ショップにお任せがほとんどだ。エアファンネルは結構重要なエンジン

フィーリングを司る。本来ならば自分が求めるパワーフィーリングに合わせチョイスすべきパートです。


↑上図は同じLolaでも見るからにエアファンネルの長さが異なる、それはコースに合わせチョイスしているもので

左は高速が延びるように 右はタイトコーナーに有利なように合わされている。


中には↑上図のように互い違いに組合す場合も有った、全域をカバー出来るようにだ。今でこそこのようなレイアウトは

見ることは無いがCAM-AM全盛の頃 もっと極端なものもあった。


コレは日産スポーツコーナーのGT‐R用レーシングパーツのキャブだが富士スピードウェイ6kmが多かったことも有り

エアファンネルはかなり長いモノが使われている。


対して240Zクロスフロー仕様にチョイスされたものは短めだ。


240Z L型ターンフロウ(ノーマル)用には中間的ファンネルが標準とされ販売されていた。


ファンネルだけの特徴 役割を言えば


短いもの:アクセルレスポンスが鋭くなる変わりに高速が伸びにくくなる。

長いもの:アクセルレスポンスは鈍くなるが待てば高速域が良く伸びる。


↑上図のファンネルの長さ キャブベンチュリー長 インマニ長それぞれが特性に絡んでくる。

どれを基準とするかだが ノーマルのセッティングは通常使うのに乗り易いレイアウトで作られているので

やはり基準はノーマル長を基準とするべきでしょう。


L型純正のSUキャブのエアクリーナーBOXを見てもファンネルは内蔵されていて 尚且つ矢印の吸入口で

面積と長さである程度吸入抵抗を付ける事で低中速のレスポンス、トルク感を演出している。

ファンネル仕様はどちらかと言えば低速のトルク感は緩くなる。


ファンネルだけの特徴を言ったが エンジン関係パーツはそれぞれ意味が有りソレを理解してでの自分が求める

エンジンフィーリングを求めパーツを選びチューニングしなければならない、当たり前のことだが。

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先日 “ハコスカ”検索で一つのQ&Aコーナーを見た、その相談で「旧車に乗りたいのだがどの車種が一番パーツの

心配が無く乗れるものか? L搭載のハコスカ、フェアレディZ、サバンナRX-3等など」と言うものだった。

私的にはこう言う安易な考えで旧車に手を付けると火傷してすぐ嫌になり 手放すと言う結果になるパターンに

成るんだろうな と思います。確かにどんなクルマに乗ろうが自由なのだが ハコスカはハコスカ、ZはZ、RX-3はRX-3

それぞれ惚れ込んで乗っているユーザーから見れば信じられない車種選択だろう。何なんだ このノリは・・・

なるほど こんなノリだから原型を留めない改造が公然と行われているんだなぁ と納得してしまいます。

発売から40年近く 今も旧車人気の牽引役代表のハコスカ、限り有る台数の中でどんどん上物が減って行っている

事は間違いないだろう。私の場合 乗り物などはコレと決めて乗るので “どれにしようかな”的な選び方はしない。

しかし過去の職業の経験から言っても確かにこう言う選び方をする人がいる事は知っている(信じられないが)し、

意外と多い事も事実だ。こう言う事から考えても今の雑誌を飾る平成ハコスカが多い事も納得がいく。

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贅沢ながらもし許されるなら スカイラインHT1800GLでチョロQのようなGT‐改を作れたら面白いだろうなぁ〜

2000GT系に比べ全長が短くショートノーズなので実に可愛らしい。

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NISSANワークスが4DRGT‐RをチューンするのにR380でも実績を積んでいる機械式インジェクション(ルーカス製)を

いち早く採用してエンジンのメカチューン+インジェクションで160PSから230PSまで性能を引き上げている。

当時からこのインジェクションを採用する事で確実そして飛躍的にパワーアップが望める手段で

(後のボルトオンターボのようなもの)ある事は明白であり ワークスでもキャブ時代は極短かった。

近年 国光や長谷見もショップご自慢のハコスカを改修前のFISCOで走らせて「最終コーナーでキャブの燃料の片寄りで

ボコ付きが出るのを 懐かしいですね」と言っていた。ハコスカ専門ショップが数多くありながら ご自慢のハコスカには

キャブが未だに付いている、ワークスは40年前にインジェクションを使っているのに・・・???と ず〜と思っていた。

何処のショップがいち早く開発してくるのだろう と思ってはや40年。当時でもサンヨーから後付けインジェクションキットは

出ていました、燃料のコントロールが難しいのだろうが一番にやったモン勝ちなのは商売としても美味しいと思う。

しかし遂にRBのユニットを使ってL型エンジンに載せてくるショップがやっと出てきた。

ハコスカの歴史を専門ショップなら勿論知っているはずなのに40年も手付かずだった事が実に残念だ。

一時期ボルトオンターボが流行った時に燃調を取るノウハウは得たはずだ。勿論 S20のインジェクション仕様なんて

見たことも無い。L型やS20にインジェクションを投入し当時のワークスさながらのチューニングを見たかった、

難しい事に取り組み大成したいという意気込みがあるショップが無かった事が実に残念に思っていた。

RBエンジンを積んでくるのは私的には路線が違うが今後このショップの動向が楽しみだ。


日産ワークスPGC10‐R ルーカス製メカニカルインジェクション


セミワークス正谷号 レストア後インジェクション

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某専門雑誌にもハコスカGT‐RハードトップにはGTと違い ルーフモールが付いていないと書いてあったが

オヤジのGT‐Rには確か付いていたような覚えがある、洗車時に乾拭きしていたら良くウェスが引っかかった

のを覚えている。ニッサン純正パーツリストにも明記してある。

↑上記を見れば分かると思うがRはKPG GT、GTXと専用で分かれているパーツは明記してある。

また フレームナンバーの刻印場所もGT‐Rだけが助手席側のステップだと書いてあったがGTも同様である。


= E n d =



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