エンジン出力の伝達については240Zの資料を参考にしてみよう。


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自分の使い方をよく把握しパーツを選んで組むようにしよう。

=クラッチ=


純正同等社外品


強化クラッチ


NISMOクラッチ


当時L型レース用オプションフライホイル


ノーマル                          NISMO

重量 ノーマル:7.7kg                 NISMO:4.5kg


11/16               ⇒                 3/4

ハコスカやケンメリ S30Zなどクラッチマスターは共通の5/8だがクラッチオペレーター容量が排気量で

異なる、L20〜L28型エンジンノーマルベースぐらいであれば11/16から3/4に変更する事をお勧めする。

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=ミッション=

ミッションについてはFS5W71Bを使う。FS5W71Bでも多くの種類がある。


特にフェアレディZ200ZTターボのミッション FS5W71B(S130Z-T)紹介


ターボはZシリーズ最終モデルなので71B最終後期型となり 従来の71Bミッションより

各部が強化されている。 いわゆるBタイプとCタイプの中間的存在。

@1st/2ndシンクロの大径化
A1st/2ndシンクロキー形状変更
シフトロッド&フォークの大型化
Bストライキングロッドが太い
Cストライキングロッドガイド内にベアリングを採用
Dカップリングスリーブのインサートキーの形状変更
EフォークロッドWロールピン採用etcなど優れた点がたくさんあり、
  シフトタッチの剛性感と軽快感を改善する努力が見られる
Fシフトフォーク固定ピンのサイズアップ及び2重ピンの採用
G1st〜4thメインギヤ及びカウンタギヤ幅のアップ
H3rd/4thシンクロキースプリング形状変更
I2重噛み防止チェックボールの形状変更
Jメインシャフトナット締め付け部にスラストベアリング採用

レシオ:1速 3.321 − 2速 1.902 − 3速 1.308 − 4速 1.000 −O.D 0.838

・2〜4まではあの240クロスと同じギヤ比になっている。

・5速も低すぎず高過ぎずで高速道路でも加速が途切れず気持ち良く走れる。

・街乗りからサーキット走行までこなせるオールマイティなギヤ比。

・1〜5までが全て、グニュグニュのサーボシンクロではなく、カチカチ決まるワーナーシンクロ。

色々なFS5W71Bミッションを積み替えてきたが私の使い方にはこのミッションがベストと考える。

FS5W71B最終モデル


1982年10月:S130Z 歴代フェアレディZ初のL20ET型2000ccターボエンジン搭載モデル「200Z-T」が追加


↑現物

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=デファレンシャル&ドライブシャフト=


今の状態 ↑


シャフトには等速ジョイントという選択肢も


NISMO LSD


HKS製のLSD


R200ロングデフ ノーマル


ファイナルギア 3.7: 1


Rファクトリー製アルフィンカバー&取り付けボルトは軽量頭10mmを使用 ↑
NISMO製とはオイルクーラー取り出しの加工が異なる↓

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Yahoo!ホームページより抜粋




最初の画像は、FS5W71Bが4本並んでいます。

一番左は先日分解した71Bですが、実はFJ20ターボ用で、通常の71Bとは少し違う事に気付きました。

細かく説明すると、大きく分けて71Bは、FS5C71BとFS5W71Bの2種類が在ります。

FS5C71Bは、シンクロシステムが、ポルシェシンクロで、71A程では在りませんがシフトフィーリングに、

ぐにゃぐにゃ感が在り、S30系の昭和45年から53年まで全ての車両に搭載されています。

FS5W71Bは、ワーナー式シンクロ(シンクロが金色の一般的)で、ハコスカ後期・ケンメリ・ジャパン頃までと

130Z・FJ20NA搭載車そして、FJ20ターボ搭載車の3種類に分かれます。

もう少し細かく書くとFJ20ターボ用はギアの厚みが僅かに厚く、シンクロも大きいので、他の71Bとは共有出来ません。

メインシャフトのナットもサイズは同じですが、71Cと同じ逆ネジです!

FJ20ターボ用はメンドラに71Cと同じ、音鳴り防止の薄いギアまで装備されており、71Cとの中間に位置する

強化ミッションとも言えます。

一般的な71Bにも、2種類在る訳ですが、ギア類他、全て共用出来ます。

違う所は、前期と後期で、画像では解りにくいですが、シフトフォークのロールピンの太さが変わり強化されています。

大きな違いは、4速の減速比が違う事で、31丁/22丁と32丁/21丁の2種類のギアが在ります。

4速直結とは、メインとカウンターが同じ数と言う意味ではなく、4速がメインドライブだと言う事です・・・

そして、こちらも画像では解りにくいですが、5速のギアは数種類在るようです(画像だけでも3種)

例えば、5速は、5速ギアとインプット+4速ギアの変更で、0,832〜0,933まで色々組み合わせが出来ると言う事です。


=余談=

非常に魅力的なミッションがオークションに出た。

L型用ミッション 71B コンパチC

=商品説明=

S30Z S31Z S130 ハコスカ ケンメリ セドリック R30などのL型エンジンに適合するミッションです。
形式としては外観はL型に中期以降標準で採用されていたFS5W71Bですが、
中身のギヤ部分はR32スカイラインやS13シルビアなどに採用された新世代FS5W71Cに組み替えてあります。

リヤエクステンションは71B用のままで、71C用ではありませんので、完全なボルトONで搭載できます。
つまり外観は全く71Bでギヤ部の内部のみ71Cです。

これに交換することで2ND3RDのシンクロのダブル化・1ST4THのシンクロの拡大・全ギヤの厚み拡大
・シフトフォークの強度アップなどが実現できます。

もちろんシンクロはメリハリのある操作感のワーナータイプになります。
また将来的に必要ならば、現行まだ流通している71C用のクロスギヤを入手すれば組みこめる様になります。

 S30やハコスカなどでチューンして馬力を上げているエンジンの場合71Bでは破損してしまう場合がありますし、

71B自体も製造廃止部品が多く補修が困難になってきています。

そのため71Cのフロントケースを71Bに交換して改造する場合がよく紹介されていますが、

リヤエクステンションが71C用だとミッションマウントが25mmほど後ろへずれますので

メンバーの切り貼りで改造必要です。

また逆にシフトレバーは30mmほど前にずれるためコンソールの切欠きとシフトレバーの曲げなどが必要になります。

なるべくオリジナルを壊したくない人はこの様な改造はせずに高性能な71Cを搭載できる

この71BコンパチCミッションをお勧めします。

内容としては71Bミッション1式を分解し、別途分解した71Cからすべてのギヤを移植し、

その際ベアリングもほとんどすべて新品に交換しています。

また前後のオイルシールも新品に交換しています。

カウンターフロントベアリングのみは71B用のタイプを使います。

流用するミッションは中古ですが、すべて一回分解して単品確認をしています。

ベアリングは出来るだけシールドを使いました。

またASSY時にも各部のクリアランスやバックラッシュ、シンクロ摩耗を確認して問題の無いもののみを使用しています。

そしてこの状態でフロントケースとリヤエクステンション両方とも71B用にセットしています。
ただ単純にこのやり方で組み変えるとスピードメーターが動かないとか、ナットが締まらないとか、
バックランプがつかないとか問題がでますので、いろいろ工夫してこれができるようにしています。

 この方法で現在2台の71BコンパチCを作り、内1台を私のS31Zに搭載して走行試験を実施、

作動・異音・振動などいずれも問題ない事を確認済みです。

今回出品品はこの走行試験をしたものとほとんど同じ作りになっていますので、問題ないと思います。

単品で手動で確認した範囲でも回転 シフトとも問題なしです

ただしシフトストロークは71Cと同じにはなりませんのでご了承ください。

 ギヤ比は 3.321 1.902 1.308 1.000 0.750
   (71Bは 3.321 2.077 1.308 1.000 0.864)
と71Bとほとんど同じですが、5速のみ超オーバードライブとなりますので、
燃費改善や高速での静粛性向上、3.1Lなら最高速UPが狙えるかもです。


=補足します=

・クラッチ関係の部品(クラッチ本体・クラッチフォークとかベアリングとか、オペレートシリンダーとか)は
付属しませんので、現有の物を付け替えて利用してください。

・ミッションメンバー・シフトレバー・ブーツカバーなども現有品をつけかえてください。

・スピードメーター取り出しギヤは付属していますが、デフがいくつかわからないので誤差がでるかもしれません。


追記します。このミッションは同じ仕様で作った2台の内の1台です。

もう一台は実際に私のS31Zに搭載して時速150Kmまで機能確認しましたが、

出品品は手動での確認のみです。実際に使う場合は車両の違いや、搭載時のやり方でも差が出ますので、

取り付けと実走は落札者様の判断と責任にて行ってください。



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