本当は2/57勝だけどね。

ある日倉庫に朽ち果てたハコスカが見つかった。





まさしくセミワークス正谷栄邦選手のHT・GT-Rだった。


正谷 栄邦 (まさたに よしくに、1944年 - )

元日産の自動車クラブのひとつPMC・Sに所属していたセミワークスドライバーで、

スカイライン2000GT-R 通算57勝のうち2勝(42、56勝目)を挙げた。

#52 HT・GT‐Rは元々千代間由親氏が初代オーナーで正谷に譲渡、田中博氏を経て現オーナーに



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当時映像

セミワークス 正谷 栄邦 号

ノスヒロだったかセミワークスの正谷栄邦選手がライドしていたマシンが出てきて出来るだけ当時の状態で

レストアする と言う記事を見た。のちにDVDにてその雄姿を拝見致しました。

何から何まで当時に忠実に再現されていてフルとは言えないけれど筑波サーキットでの走りを見ることが出来ました。

”これこそ値打ちあるわ〜”と惚れ惚れします。

すべてのDVDを見たわけではないですが 元さんがRファクトリーさんのレーシングGT‐RにのってSUGOや

旧富士を攻めているのは圧巻でした、年取っても元さんは本気やな〜 と思う走りでした。

多くのインプレは旧車をいたわって走っているのか ソコソコに流しているようなものばかりでココロに来るものが

イマひとつのものばかり。当時の映像のレーシングGT‐Rは走りも機敏で今見ても迫力と速さが伝わってきます。

願わくば終盤RX‐3とバトルしているワークスGT‐Rの雄姿を見てみたい、当時は東京ローカルのTV東京で

放送されたのではないかと思います。前述にも書いたように青地さんのお話で当時のワークスKPGC10‐Rは

技術開発の流出を懸念してすべて潰したそうなので パワーユニット以外は多少存在するものの正谷車のように

完全なかたちで残っているものはかなり貴重な存在であり 理解あるユーザーの手に渡ってこのような当時の

ままで復活された事はハコスカファンにとって喜ばしい限りです。


























リアウィングは初期型“SKYLINE”文字なし



あるショップがこの正谷車のフロントスポイラーとスタビを完全復刻した、値打ちある一品だ。



現在の市販品と異なり肉厚があり高速の風圧に耐えられるよう作られている、飾りでない所以。


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当時通算50勝以降のワークスGT‐R 前後ブレーキ





この時長谷見選手はスロットルの張り付き以外は絶賛されていたので仕上がりは上々のようだ。











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令和2年4月 正谷号更に進化(Webニュースより)


「ハコスカGT-Rレース車両を改造!?」最新制御でS20レースエンジンを快適仕様に!【OPTION back number】

今回紹介するのは、国宝級の価値を持つ名車『ハコスカGT-R(KPGC10)』。

しかも、1970年代にプライベートチームがレースで使っていたマシンを、現代の技術で蘇らせたという超レアなチューンドだ。(OPTION誌2001年10月より抜粋)

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「ハコスカGT-Rレース車両を改造!?」最新制御でS20レースエンジンを快適仕様に!【OPTION back number】

始動すら難儀するオールドレーシングカーを近代化改修!

新旧ハイブリッド制御で蘇った本物のレーシングハコスカGT-R

第二世代GT-RがRB26DETTを搭載しているように、この初代GT-R(KPGC10型)にも特別なエンジンが与えられていた。

当時、完全なオーバークオリティと呼ばれた2.0Lの直6ユニット、レース用エンジンの血を引く“S20”である。

市販モデルはソレックス40PHHキャブが3連装着されていたが、日産ワークスや一部の強豪チームが使うレースマシンには、

ルーカスのインジェクションシステムが備わるエンジンが供給された。

取材したレース車両ベースのハコスカGT-Rには、まさにその“特別”なパワーユニットが搭載されていたのだが、

これがスライドバルブの機械式で超が付くほどの曲者!

スタータースイッチを押す係が一人、スタート時の予備燃料をファンネル部分に吹きかける係が一人、

万が一に備えて消火器を構える係の3人体制でエンジンを掛ける必要があるという、とんでもなく痺れるエンジンだったのだ。

しかし、これでは前時代的過ぎる上、現代のインジェクションシステムで動かした方が確実にパワーも出る。

というわけで構築されたのが、BNR32のシステムを組み込んでHKSのF-CON Vプロで制御するという新旧合体の離れ業だ。

まず、BNR32から移植されたパーツとしては、クランク角センサー、スロットルポジションセンサー、インジェクター、

パワートランジスター、水温センサーが挙げられる。

クランク角センサーはデスビ部を改造してスロットルの脇にセット。

また、アールズのホース先にはフューエルデリバリーパイプと444ccインジェクターが隠されている。

スライドバルブのスロットルを作動させる部分には、うまくスロットルポジションセンサーが装着されていることが分かる。

圧力は各気筒のインマニから取る。タンクの下にあるのがF-CON Vプロの圧力センサーだ。

このように、当時の雰囲気を壊さないよう、追加パーツ類を隠しながらメイキングを進めている点は見事としか

言いようがない。

燃料や点火のコントロールで重要な水温補正も行えるように、ラジエターへ繋がる部分には水温センサーが設置させる。

点火系ももちろんブラッシュアップ。BNR32パワートランジスターを流用し、F-CON Vプロ制御の同時点火システムを

構築している。

室内は、まんまレース仕様だ。トランクにはフロア貫通で100LのATL安全タンクが鎮座し、

ボッシュの燃料ポンプやコレクタータンクも並ぶ。

正直、走るのが勿体無いくらいのレベルだが、オーナーは動態保存することなくこのレース用ハコスカGT-Rを

乗り回しているそうだ。何から何まで規格外すぎる!









以前に比べてエンジンルームの色が変わっている 点火系も。

スクーデリア日産のデカールが無くなったのは寂しい限り。


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