XR100モタード

スタイリングは、よりアグレッシブな印象を追求し、タンクシュラウドにフレアパターンのグラフィックを採用している。さらにフロントフォークアウターチューブをブラックに、フレームとスイングアームをマットバリスティックブラックメタリックとし、キャストホイールのカラーをゴールドとすることで、足元に強いインパクトを持たせている。

パワーユニットには、スポーツ走行に威力を発揮する軽量・コンパクト・タフなHonda伝統の100cc直立空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載。低回転から高回転まであらゆる回転域で力強く爽快な吹け上がりで、トルクフルな走りが楽しめる。また操る楽しさが存分に味わえるリターン式の5速ミッションを採用。出力特性に合わせたギアレシオにより、各ギアポジションで伸びのある加速を実現している。

フロントサスペンションは、クイックな操舵性と高い走行安定性を実現する正立テレスコピックフォーク。リアには定評のプロリンク・サスペンションを採用し、乗り心地のよさと路面追従性に優れた柔軟なフットワークを獲得。
ブレーキは、フロントに高剛性2ポットキャリパーを採用したφ220mmディスク、リアにはφ160mmディスクを装着して、強力な制動性能とともに絶妙のブレーキフィールを実現している。また、前・後12インチの6本スポーク・アルミキャストホイールが、モタードならではのアクティブな走りを演出する。

◎ボディーカラーは、スポーティーイメージを追求したロスホワイトとエクストリームレッドの2色を設定。
◎直進安定性と乗り心地のよさを実現する専用設計のスイングアームと、軽量・高剛性のダイヤモンドフレーム。
◎視認性に優れるシンプルなデザインのスピードメーター。
◎36.5W/35Wの配光性に優れる角型ハロゲンヘッドライト。
◎環境性に配慮したブローバイガス還元システム。
◎体を熱からガードするマフラーカバー、ピリオンステップなど、パッセンジャーの快適性を考慮した装備類。

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原付スポーツバイク「XR100 モタード」を新発売

 Hondaは、気軽に楽しめる入門モデルとして最適な空冷・4ストローク・OHC単気筒50ccエンジン搭載の原付スポーツバイク 二人乗りも可能な力強い100ccエンジン搭載の「XR100 モタード」を、発売する。

「XR100 モタード」は、「エイプ※1」や「エイプ100」で好評を得ている空冷・4ストローク・OHC単気筒エンジンの吸排気系セッティングを変更して搭載。ギアチェンジ操作の楽しさも体験できる好評のリターン式5速ミッションを採用したモデルである。
 足回りには、前後輪にディスクブレーキを採用し、コントロール性に優れたブレーキングを実現。また、アルミキャストホイールを前後に採用することで、軽快な運動性能を実現している。
 スタイリングでは、タンクシュラウドやフロントバイザー、アップタイプマフラー、ツートーンタイプのシート等を採用することで、本格的なスーパーモタード※2のイメージとしている。
 「XR100 モタード」では、力強いエンジンに加えてピリオンステップやシートバンド、マフラープロテクターを装備し、二人乗りも楽しめるモデルとしている。
 車体色は、Hondaのモトクロス専用競技車「CRFシリーズ」で採用している躍動的なエクストリームレッドと、精悍なブラックの2色を設定している。
※1 Nプロジェクトの第1弾モデルで、2001年2月発売。「Nプロジェクト」とは、若者のライフスタイルに合う魅力的な製品を開発するNEWプロジェクトの略。
※2 スーパーモタード… 近年、ヨーロッパを中心に流行している、オフロードバイクに小径ホイールとオンロードタイヤを装着し、舗装路面およびダート路面でスピードを競うレース。

XR100 モタード

●販売計画台数(国内・年間) シリーズ合計 10,000台
●メーカー希望小売価格
 
XR100 モタード 304,500円(消費税抜き本体価格 290,000円)

=XR100 モタードの特徴=

● 初心者にも扱いやすいエンジンとリターン式5速ミッション
「XR100 モタード」のエンジンは街中での走行性能を重視し、「エイプ」や「エイプ100」で好評を得ているコンパクトな空冷・4ストローク・OHC単気筒エンジンを採用。吸排気系のセッティングを変更することで、低・中速域での扱い易さと、軽快なコントロール性を実現している。
変速機にも「エイプシリーズ」で好評のリターン式5速ミッションを採用。走行状況による最適なギアを自ら選択でき、ギアチェンジの楽しさを体験できるモデルとしている。

● 好評のダイヤモンドフレームと新設計のリアスイングアーム
フレームも、「エイプシリーズ」で好評のダイヤモンド式パイプフレームを採用。新設計のリアスイングアームは、「エイプシリーズ」より40mm延長し、直進走行安定性を向上させている。

● 軽快な走りと安定したブレーキングを実現する足回り
足回りでは、軽量な6本スポークタイプのアルミキャストホイールと、油圧式ディスクブレーキを前後輪に採用し、軽快な走行性と安定したブレーキングを実現している。

● スーパーモタードイメージのスタイリング
デザインは、本格的なスーパーモタードマシンをイメージしながら、親しみやすくコンパクトなスタイリングを追及。タンクシュラウドやV型のフロントバイザー、そしてアップタイプマフラーやツートーンタイプのシートなど、「XR250 モタード」の持つスーパーモタードのイメージを採用している。また、スリムな燃料タンクを新設計し、足付き性が良く、扱いやすいライディングポジションを実現している。
さらに、「XR100 モタード」では二人乗りに必要なピリオンステップや、シートバンドを装備。パッセンジャーを熱から守るマフラープロテクターを装備するなど、二人乗りを意識したモデルとしている。

● まったく違ったイメージの2色設定のカラーリング
車体色には、前後フェンダーとシート側面、タンクシュラウドをエクストリームレッドとし、メーターバイザーとサイドカバーにホワイトを採用した「CRFシリーズ」イメージのエクストリームレッドと、シート上面以外をブラックで統一し、精悍なイメージのブラックの2色の設定としている。

● 使い勝手に配慮した装備
・ 車両左側面にフック式の施錠可能なヘルメットホルダーを装備。
・ 車両左側面のサイドプロテクター裏側には約0.35Lの施錠可能な書類入れを装備。



=性能比較=

           XR100 モタード             XR100R/XR80R

XR100 モタード
型式 BC-HD13
全長(m) 1.820
全幅(m) 0.765
全高(m) 1.000
軸距(m) 1.240
最低地上高(m) 0.175
シート高(m) 0.750※
車両重量(kg) 86
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L) 53.2
(60km/h定地走行テスト値)
最小回転半径(m) 2.1
エンジン型式 HC07E
エンジン種類 空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm3) 99.2
内径×行程(mm) 53.0×45.0
圧縮比 9.4
最高出力
(PS/rpm) 6.5/8,000
最大トルク
(kg・m/rpm) 0.67/6,000

キャブレター形式 PB5QB
始動方式 キック式
点火装置形式 CDI式マグネット点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 5.7
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比1速 3.083
変速比2速 1.882
変速比3速 1.400
変速比4速 1.130
変速比5速 0.923
減速比(1次/2次) 4.437/2.200
キャスター角(度) 28°30′
トレール量(mm) 90
タイヤ(前) 120/80-12 65J
タイヤ(後) 120/80-12 65J
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピック式
懸架方式(後) スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

XR100 モタード \318,150
(消費税抜本体価格 \303,000) 生産終了

XR100R

車両重量(kg) 78
エンジン種類 空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm3) 99.2
内径×行程(mm) 53.0×45.0
圧縮比 9.4
最高出力
(PS/rpm) 9.8/8,000
最大トルク
(kg・m/rpm) 0.81/7,000

キャブレター形式 PDCB
始動方式 キック式
点火装置形式 CDI式マグネット点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式 変速比1速 3.083
変速比2速 1.882
変速比3速 1.400
変速比4速 1.130
変速比5速 0.923
減速比(1次/2次) 4.437/3.571

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XR80R

車両重量(kg) 74
エンジン種類 空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm3) 79.7
内径×行程(mm) 47.5×45.0
圧縮比 9.7
最高出力
(PS/rpm) 8.8/10,000
最大トルク
(kg・m/rpm) 0.66/9,000

キャブレター形式 PC20
始動方式 キック式
点火装置形式 CDI式マグネット点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式

変速比1速 2.692
変速比2速 1.823
変速比3速 1.400
変速比4速 1.130
変速比5速 0.960
減速比(1次/2次) 4.437/3.285


ユーザーインプレ

Vital spirit 御中
 田口 佳則 殿

 拝啓 時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、今回の私のXR100モタードにおきまして田口殿の「魂」を注ぎ込んでいただき大変感謝しております。また今後もこの車種(84XR含みます)におきましては御世話になることが多々あるかとは存じますが、何卒ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。素人並みではありますが下記に走行における感想をご報告申し上げますので、ご査収の程お願い申し上げます。
敬具

1. はじめに  レース活動から遠のいてから約5〜6年経過し、乗る機会も激減(84XR250  
のエンジン始動ぐらいはしてましたが・・)。久々に街中へでれば「オフ車」の姿はなく大型スクーターばかり。世の中変わったモンですね。「モタード」というカテゴリーができたもののレースは別として市販モデルは街中では見かける事が非常に少ないです。もちろん公道で無茶な走りをする訳にはいかないのでしょうが、昔のように「XLをXR風に仕上げる」的なカスタム自体も無くなってしまいましたね。誰しもが買えなかったナンバー付逆車に憧れ、国産トレールを逆車イメージに近づけて議論していた先輩諸氏の楽しげな会話もこの時代まったく無いのがとても寂しいものです。そのころ中学生であった私には先輩諸氏のXL125〜250R(プロリンク初代)につけられていた涎掛けマスクが一番印象に残ったものであり、30年近く立った今でも憧れであります。取付センスは別として街中用の自分のXL80Sにはやはり涎掛け(お面)を強引につけたことが懐かしく感じます。
 今回のこの単車の選択は「もう一度あの頃に戻る」でした。とは言ってもレース活動をするのではなく乗ること、走ること、語ることがとても楽しかった時代へ(もう帰れませんけどね)少しでも近づければという感じです。同僚の「Y氏」と走っていた時代はたくさんのライバル的マシンが知らぬ間に増えたような気もします。今一度このような単車が走っている姿を見て30〜40代が少しでも復活してくれれば・・と。もちろん私も「土の上」が出身ですのでまた土の上へは帰る予定でいるものの河原からは追い出され(もちろん走行してはいけないのですが)小さな山の空き地も工事が始まり立ち入り禁止で楽しむ場所が無いことが残念でなりません。しかしどんな形でも「土の上」へは帰りたい。その思いを持ちながらまずはここからまたバイクライフをはじめたいと考えております。
      

2. 走行結果   
      ・ 試走場所  京都府宇治市〜滋賀県大津市にかけて(ダム周辺)
    【状況】
        まず最初にアクセル半開でスタートするも回転上昇が早い。そこから全開へもっていくと更に二次加速。(一気に吹け上がる)2stでよくやっていた半クラッチで回転をあわしてやるようなものがアクセルのみでよく、どのギヤでも同様の症状が確認できる。(下手すれば「おいしい回転域」を通り越してしまう状況である」タイトなコーナーでもノーマル状態より一速高いギヤで旋回する事ができ、また立ち上がりでは「太い加速」(アクセルを開ければ前へ進もうとする力が加わる)が体感できた。ノーマル車輌があまりに軟弱な状態であることを考えれば今回の内容は異常なまでの進歩を遂げた別物になったと感じる。もちろんノーマル車輌でも普通にトコトコ乗るならばそれで満足はできるのだろうが個人的にはこの「細さ」が非常に不満材料であったが現在の状態は「太さ」があり前へ前へ進もうとする力が伝わる(地面にも体にも)ものであるのは確かである。またサイレンサーバッフル有無状態でも変化が感じられるのは二度「おいしい」内容でもある。
ただし現在は心臓部を強化したものの足回りが疎かでありコーナーではフロントタイヤが滑り、フォークがねじれるような感じで全体的にはギクシャクしているのは事実であるが通常走行においては何ら問題はないものである。乗り手側にも問題は山ほどあるわけで「バイクに見合った乗車スタイル」を見出してやらなければならない。

    【所感】
        上記内容は素人以下ですね。なにぶん言葉が幼稚ですのでなかなか「良さ」が伝わりにくく大変申し訳なく思っております。現在まで街中はほとんど走ったことが無いに等しい為、ちょっとの「攻め」になればコーナーでは足は出るわ、ストレートではリヤ加重を意識し、シート後部に移動するわで、ロクな走行はできてない気がします。もう少し舗装路にも慣れなくては、というのと小さなバイクではありますが「見合った乗り方」を勉強しなくてはなりません。
ホームページ上に掲載されているお客様の感想を読んでいると皆様が喜ばれているのが今回よく判ったような気がいたします。排気量が違えどもこれだけの体感が味わえるのですから・・。しかしながら天下の公道であるがゆえに、あまり「大人気ない」こともできませんし、(と言いながらついついバッフルを外してしまうのですが)ましてや峠などを攻め続けるのは慎み、あくまでもキビキビ走って体を馴染ませたいと考えます。

3. さいごに
        田口殿
          今回は誠にありがとうございました。84CR125を譲っていただいた頃はまだ高校1年生でしたがあれから23年が経過した現在もお付き合いできた事をうれしく思います。幼い頃にされた行動や描かれていたものを現実にされたことなど、やはり「他の人にはないもの」があるんでしょうね。正直驚きました。むしろ感動ですね。
          いつも多忙な姿しか見ておりませんが、久々にまた土の上で走りましょう。(オフ車、手にいれないといけませんが・・)書きたい事が何だったのかよくわからなくなってきましたがお許しください。
         でわまた・・

  Binbo's only!!

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