R V S 進 化 論
1988 : RVF250R MKT を発表後 翌‘89 XR250R(ME06)ベースのRVS250Rをリリース
RVFのフィードバック版を市販化 ここからRVSが始まった。
RVF250R MKT RVS250R
↑ 1989年 B.O誌 初の広告
↑ ME06最終進化モデル
RVSはRVF(モトクロッサーフレームベース)と違い ”市販フレーム”ベースでのよりユーザーに身近なチューニング
マシン開発と言う事で着手しました、
R
acing
V
ital
S
pirit の略です。やはりベースとなるモデルは250では
ME08です。
当初国内限定車をベースとしましたがサスペンションが従来の国内限定と大きく違い 非常にソフトな設定でした。
今までの国内限定車(ME06を含む以前モデル)の設定はUS(アメリカ仕様)と同様で張りのあるヘビーデューティな
前後サスでそのままエンデュ−ロレースに出ても遜色なかった。しかし国内限定車ME08に限っては林道ぐらいは
走れますがコースなんて走れたモンじゃないぐらいフニャフニャで腰が無くちょっとしたギャップでボトムする設定でした。
私自身 慣らしで”このままじゃ使えたモンじゃ無い”と見切ってしまいました。MD30に国内限定車ME08のパーツを
組み込んでいる方は多いかと思いますが 大失敗の選択で捨て金です、しかし 本来の逆車はME06以上にしっかりと
していてME08の開発コンセプトが如実に出ている素晴らしいモデルです。どうしてここになってこんな設定にしたか
ホンダの狙いが分かりませんでした。とりあえずME08のポテンシャルを試しにサスをリファインしハイスロと
フライホイル超軽量のみを施し 鈴鹿の3hエンデュ−ロにエントリーした。クラスは勿論”男のオープン”
B.O誌のレポートが残っていましたのでアップしておきます。
明細は↑画像をクリックしてください。
この時のレースは前の日からの雨で 鈴鹿はいつもコースの手入れが良いので土の落ち着きが無く オマケに
赤土と来たもんだからヌチャクチャであることは想定出来た。現地に行くと思った以上にひどい状態でストレートも
ヌルヌル、ジャンプの手前はわだちが出来 次第に深くなりスタック場になる事は想定出来た。”しまった”せめて
270にしてくるんだった と後悔したことを覚えている。新車でいきなりこれじゃレースが終わったら一気に
中古車だ!(外観ボロボロ) レースが始まる前から気分及びテンションは”ダークブルー”でした。
雨のレース大嫌い どうせ走るなら気持ち良く飛ばしたいものです、でもその気持ち良く開けれるところは
1周のうち一つも有りませんでした 究極のトラクション走法。しかし新型ME08は余す事無くそのポテンシャルを
発揮してくれた、このベースは良い!今後のチューニングが楽しみだ。
そして 次期RVS250Rは次のようになる
B.O誌のレポートが残っていましたので下記↓にアップします
明細は↑画像をクリックしてください。
↑ G誌のレポート
ちなみにこのRVS250Rの走りは”E / Gオーバーホール手作りビデオ =分解編=”末尾のオマケ映像でご覧頂けます。
以降は次回に続く・・・
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