クーリングエアポートシュラウド

今 泣きながらオーバークーリングシュラウドの製作に入っています。

その最中 以前から作りたいと思っていたアイテムがあった。

RFVCエンジンはプラグ裏にエアポートの入り口があり そのポートはその奥から左右に分かれている。

勿論 ヘッドを冷やす為ですが他社のどのクラスを見ても こんな複雑なつくりのヘッドは存在しない。

一つ一つ砂型で抜いている 非常に手間が掛かっているヘッドなのです。

しかし そのポート前にはフロントフェンダーやメインフレームがあり 直接エアが入っていくのを邪魔している。

何とかそのエアポートを生かせないだろうか エアをかき集めて冷却効率を上げれないだろうか と 考えていた。

オーバークーリングシュラウドはエンジンで一番熱を発する排気回りを冷やす為 エアを集め尚且つ

取り付け面からシュラウドに熱を伝える事により表面積を上げ 冷却効果が大きいGHA加工を施した。

どうせ作るなら同じように表面積を上げる効果があり エアをプラグ裏に集中させ 整流効果も持たせたい。

しかし プラグの脱着やエキパイの脱着作業 ひいてはこのパーツを取り付けるのに簡単でないといけない。

これらの効果や要素を兼ね備えたパーツでないと意味を成さない。

ここまでヘッドを冷やす事に執着するのには理由があります。

かつてあの“RS600D”がXR600Rと比べ20PS違うというのもココに大きな要素がある。

最近のユーザーさんは知らないかと思いますがRS600Dのヘッドはフィンがかなりデカイ。

冷やすという事より 理想的な温度を長時間安定させると言う意味合いが強い、

かなり重要なポイントなのです。


販売目的ではないのでひとまず作ってみる事にした。

最終 機能美を兼ねたものは美しくないといけない。




非常に複雑な作りになったがエア通路の妨げる事無く フレームの両脇に流れるエアをかき集めポートに

導くような構成で作ることが出来た。

「芸能人は歯が命」なら「空冷は冷却効率が命」


現車 試乗車“シュラウド佐西号”に付けてみた。




ダイレクトイグニッションシステムやオーバークーリングシュラウド、社外大型タペットキャップなどに

干渉する事無く取り付ける事が出来た。


これで永年の宿題がひとつクリア出来た。

------------ At a later date -----------

250用が出来れば勿論自分用の400に取り付けたい。

やはり250共用とはいかず 別の型を起こざるを得なかった。

またこの機会にタイヤも入替える事にした。

オフ出身の私としてはハイグリップとはいえどうも信用出来ないところがある。

自分の責任においてレーシングレインを履いている、しかし生きているレインは小石や金属片など

タイヤ表面に引っ付いてしまうのでやや風邪引きぎみが丁度良い(それでも消しゴム状態)。

ココ最近加速に拍車が掛かってきて3速での加速時グリップを失ってヌルヌルと滑り出した。

タイヤ表面を見ると


↑:フロント


↑:リア

接地面にクラックが入り始めた、コレはヤバイ。

この際 前後共同じくレーシングレインに入替えた。


一皮剥けた良い状態だ。


グリップが復活した分 より鋭い加速をするようになった。

コレで安心して振り回せる。


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