先日久々に常連さんのK氏が来てくれた、軽トラにドロッドロのCRを積んで。

土汚れしたバイクを見るのは久しぶりかも知れない。

いろいろ話をする中でCRF250Fに乗ってみる?と言う事になった。

試乗車として下ろした最新のオフロードバイク 売りたいけれど一行に入ってこないので

売るに売れない状態が続いている。

それ以前に今まで乗りに来たお客さんの8割が乗っても分からない人たちだった。

乗り方を見ればすぐに分かるのだが・・・ 試し方が分からないようだ。

試乗後「軽いですね」という人はまず分かっていない。

そんな光景が続く中 自分の感覚が狂って来ているのではないかとも思ってきたほどだ。

暖機後 走り去った姿を見送ってしばらく・・・ 帰って来ないなぁ

そうしているウチに帰ってきた。

う〜ん と考え込んでいる様子

やっぱり分かる人には分かるんですね 

エンジン 足回り ブレーキ 車体のディメンション トータルバランスなどなど

今までに無い 新しいオフモデルである事を身をもって理解してくれたようだ。

このバイクの良さを共用出来るユーザーさんは数人のオーナーさんのみというのは

実に寂しい事だ。

久々に嬉しかった。

K氏もXRオーナーで長年お付き合いをさせてもらっているユーザーさんだ。


最近思う事がある 人の趣味は様々で口を挟む事ではないのは前提で

ひとつの事を突き詰めていく人と 次から次へとやっている事を変えてゆく人。

それぞれ違った意味で楽しいだろうが 果たして・・・


そんな中 2〜3ヶ月に一度 スクーターのオイル交換に来る年配の人が来る。

初めはたまたまウチによってオイル交換してくれと言う事で

「ウチには慣らし用の10W−40か15W−60しか置いていません どちらにしますか?」

と聞くと 高い方でと言う。高い方はモチュール4Tオフロードだ。

それ以来2〜3ヶ月に一度来られるようになった。

先日また来られてオイル変えてと言うので スクーターに入れるには高いでしょうと聞くと

「コレ入れたら他のは入れられへん」と言う オイルの違いが分かったようだ。

話の中で「おいくつですか?」と聞くと 「80です」と言う。

私より五つぐらい上かと思っていたら・・・ 若い。

見た目もそうですが 話し方や姿勢など 本当に驚いた。

「僕は日本で最高齢のプロボーダーインストラクターです」と言う。

テレビやラジオ 雑誌にも良く出ているという。

えらい爺ちゃんだった。

その人を見ていると やっぱりひとつの事をやり続けている人の深さを感じた。

五感も研ぎ澄まされているのだろう。

私は子供の頃からオヤジに「ひとつの事も辛抱して出来んヤツが何が出来る 

そんなヤツは何処に出されようか 銭にならんヤツだ」と

叩き込まれてきた。それに自分の性格もあったのだろう。

年は離れていても普通に話しが出来ることが嬉しかった。

でも最近のユーザーさんを見ると ウチの仕事もこの世の中に必要では無くなる

時が近いと感じている。


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