300 インプレ

寒い日が続きますが、風邪引いていませんか?
いろいろと不具合から始まった慣らし運転も終わり、回転を上げつつあるところです。

Vitalで施工してもらったエンジンは、250の通勤快速、270+HOTCAM、そして今回300と、3種類乗ることが出来ました。ノーマルを含めると同じMD30VYで4種ののり味を経験できました。外観も、グレーメタリックのバハからタンクは変えずにファイティングレッドの2000年の赤外装になり、別物に変わりました。着せ替えは出来るし、楽しいバイクですね。

さて、300ccエンジンですが、まず低速のトルク・パンチ力は250,270の比ではなく、頼もしい限りです。中速からのトルク感もさすがと言える太いものに変わっています。高速はスムーズな伸びと力強さはさすがです。このエンジンの前が250の圧縮抜け状態だったので全体にがっちりした力強い加速・減速を感じています。減速時の「パンパン」がかなり厳つい音なので、この音で追いついたバイクのお兄さんをビビらせてしまうことがあるくらいです。

何より今回の施工で驚いているのはWPC加工してもらったミッション群です。取り回しが軽くなることは他のバイクで感じていたので自分のも軽くなって大喜びしています。それより、その抵抗が、走行中にも軽減していることに気づき、まるで車重が20kg位軽くなった様な錯覚に陥ります。ぐいぐい押し出す加速にプラスしてミッションのロスが大幅に軽減されていることでどんどん前に進む印象です。スピードメーターの上がり方が異常です。今までの感覚で加速していると、2割方上を指しています。

WPCと同時にクロスミッション化したのですが、ドリブンスプロケット45丁だと、ローギヤード過ぎてセカンド発進しても良さそうなぐらい、忙しくシフトアップしてしまいます。そう回転もあげずに次々とシフトしていますが、トルクの落ち込みが感じられず、スムーズな加速をしています。このトルクがあれば、40丁か42丁で良さそうです。ダートでもシフトアップでのトルクの落ち込みを気にせずに使えるミッションですね。

何となくではありますが、僕の理想としていたオフロードバイクに限りなく近づいた様に思います。車高は少々高いですが、走り出せば前後サスの恩恵を十分受けられるし、思うとおりのスピードコントロールが出来、クラッチは軽くにぎれ、力強い半クラッチからのつながり、引っかかりの無いシフトダウン・アップ、強く握れば強く、弱ければ弱くコントロールが容易なブレーキ、照射角がもう一つながら明るいヘッドランプ、ブレーキやウインカーと同時に点灯できるコンデンサー・・・。

気に入らないところが少なくなってきました。後は、立てると傾きすぎるのでサイドスタンドを長くして、スプロケットを適正にすることぐらいです。仕事、家族、金といろんなしがらみはあるのですが、それらを忘れて一人長旅に出たくなりました。
早く暖かくならないカナ〜!

他車の追随を許さぬXRが 1台1台とこの世に出ている事は誠に嬉しい限りです。

10年経っても その時の最新バイクにヒケを取る事は無いでしょう。

それは競技で4サイクルモトクロッサー400ccクラスにも打ち勝った実績を誇る

“RVS300R INTERCEPTER TYPE-R” よりも高性能なパワーユニットを心臓にしたマシンだからです。

こう言うマシンを世に残せる機会を与えて頂き有難う御座いました。


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