逆輸入車のXRを除き 国内トレールモデルは1995年以降劣化の一途を辿っている。

しかし1996〜2007年まではベース車両としてはかなり良い仕上がりだ。

このモデルをベースに作り上げれば今後バイクを降りる歳になるまで敵うモノは出てこないだろう。

この事は以前から繰り返し繰り返し言っていて早10年が経ちました、今後10年は期待出来ないかな?

かといって外車に・・・ ウチ的には無いな。

私自身 未だ新型を買い入れチューニングする気にはなれない。ならお勧めベースをより充実させるしかない。

頭の天辺から足のつま先まで やれる事はすべてやる!
すべての機能を研ぎ澄ませる。

そうする事で他の追随を許さない唯一のマシンが出来るのです。


次期オーバークーリングシュラウド製作時に我がXR400RのハイスピードギアのGHA加工を

やろうと決めていた。このパーツはすでに生廃でウチのクロスミッションキットの構成パーツでもある。

使っていくうちにクラッチハウジングが凹んでくるのでいずれは要交換パーツとなる。ヘタる前に

GHA加工を施しておけばほぼ一生モノ。


一次減速を変更するHRCパーツ

それも仕上がり早速組む事にした。

私のXR400Rのクラッチ側に施してあるパーツ類は

・強化オイルポンプ ・オイルポンプハイスピードギア ・強化シフト ・FCCクラッチディスク

・GHA加工アルミクラッチST−U ・クラッチリフター ・強化クラッチボルト ・オリフィス加工 

etc (Secret)・・・


250用にクラッチ改善パーツがあるように400にも販売こそしていないがある。

クラッチレバーを理想的な角度にする為のモノだ。


ノーマルの引き始めの角度は上映像↑の通り

この角度だと引き代が少ない。


クラッチリフターの間にスペーサーを入れる事でソレが改善出来る。
※このリフターはノーマルの倍オイル供給が出来るスグレモノ 冷却&断続向上に貢献

------------ and ----------- 

たまに私の400Rの上映像↑は何かと聞かれる事がある。

これは‘97年購入当時 RFVCエンジンのウィークポイント:排気側左のロッカーアーム&カム山が

先に油膜切れを起こし易いのでXR600Rロードレーサーに施していたオイルジェットシステムを

私のXR400Rにも当時付けていた名残なのです。結局オイルポートや吐出量 循環方式に改善を

施す事が可能になり排除した経緯が有るのです。


=参考資料=


※ちなみに諸外国で売られていた同じキットは国内価格の約倍で販売されていた。
各パーツにおいても同様でいかに国内価格が安かったかが窺える。




どの雑誌か忘れましたが発売当時の記事です。

=ツッコミ=

1.)圧縮アップは「トルクアップとねばり強さ」と記述があるが 同じやないか〜い。それにレシオアップの主な功罪は
  瞬発力と高出力化に貢献。

2.)ハイカムはより高回転化させる為のものだがHRCのは山が緩やかな為低速から山なりのカーブを描くような
  フィーリングを狙う。ただ残念事にC.D.Iにリミッターが設けてある為 より高回転化は期待出来ず、残念!

4〜5.)クラッチミート時の衝撃緩和の為 スプリングレートが上げてあり 4.と5.で一次減速を上げてある、
    オイルポンプはまったく関係ない。

6.)♯10レーシングプラグ 出来れば熱価は10欲しいが電極はノーマルサイズが好ましい。結局このタイプも
  火の飛びはノーマルに比べ小さくなる。

7.)日本で販売されたマニュアルは英語で海外共通 手間を掛けないのにも程がある。当時和訳した日本語バージョンを
  ヴァイタルオリジナルで販売した経緯がある。

総評:雑誌のライターもこのレベルだ 何も分かっていない、今や得るものは何も無い。

------------ On the other hand -----------

HRCキットのカムシャフトには未練は無いが ハイコンプピストンと一次減速ギアセットは出来れば

是非Getしておきたい。



外品との比較:一目瞭然 HRCピストンはノーマルより軽量で鍛造製

戻る